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栗塚旭・女人武蔵 [時代劇]


MUSASHI


「栗塚 旭」オリジナル画像特集 「俺は用心棒69」「帰ってきた用心棒」「女人武蔵」「燃えよ剣」「怪談・首斬り浅右ヱ門」等より引用したオリジナル画像(オーディオ:「永遠の扉」)。

[女人武蔵1971年:TVシリーズ:全26話:カラー]

<解説>
『女人武蔵』(にょにんむさし)は川口松太郎の時代小説を原作としたテレビドラマである。1971年4月7日から1971年9月29日までフジテレビ系列(関西テレビ制作)でテレビドラマ化された。

<概要>
これは普通の時代劇というよりは、時代劇をベースにした昼メロっぽい展開。この時代血筋や贖えないしがらみとか受け入れられたんだろうなぁ。栗塚旭さんの役どころとしてはなかなか珍しいタイプのキャラではないでしょうか。このドラマでは女性との絡みもそれなりにありますし。

で、最初は重苦しい雰囲気で始まりますが、個人的には死んだと思われていた白井民部が生きていた辺りから物語りに入っていけるようになったのですが、ここまで見てあまりハッピーエンドは待っていないような気がします。

白井民部の妻三保が関白秀次にレイプされて身ごもった子供。生まれてびっくり双子の姉妹で姉の由加は双子は忌むべきものと言われ鈴の片方と共に海へ流され、妹の千加は祖父の元で男のごとく剣の遣い手として育つ。その二人の姉妹も運命の導かれで再会を果たす。

びっくりキャラは妹の千加ですね。あれだけ最初は男っぽかったくせに栗塚旭演じる宮本武蔵に恋してからは突然「武蔵様~」だもんなぁ。その変わり身のすごさにびっくり。けど、千加役は大変です。立ち回りは多いし、乗馬シーンも多いし中盤からちょっと化粧が薄くなってきたような?体当たり演技は画面から凄く伝わってきます。けど、どうだろうなぁ、やっぱり最後はあまり幸せになれない気がする。

民部の妻三保は夫民部が死んだものと思っていたので子供を手放してからは、離れで連れの従者だった二人と逢瀬を繰り返していたのですが、この前この片方は処刑されちゃいました。あぁ~三保に忠誠を誓ったためにお殿様を裏切っちゃったからなぁ。仕方ないな。

このドラマで描かれる徳川家康像は自分の思うのととてもぴったりです。徳川家康ってそんなに表に出てきてという雰囲気じゃなく、こうやって後ろでいろんな人間を使って天下を手中に収めたんじゃないかって気がする。大抵は徳川家康役は結構な大物俳優の役になってしまうので思っているより格好良くなり過ぎちゃっているよね。

武蔵は桂さんを探して旅籠をあちこち覗いていたのですが、それらしき人が泊まっていると聞いて戸を開けると

ジャーン!!

「え?誰?」桂さんだと思ったら、え、千加なの!?あまりにも風貌変わっちゃってて「千加です」と言われてもにわかには信じられないほど。まぁ、要するに今までは男のなりして剣を振るいながら生きていた千加も「女」として生きていくことにしたってやつ。

平安調の髪型に薄くなった化粧。実は結構千加は美人。最初は由加と比べるのでどうしてもおとこおんなっぽい感じだったけど、綺麗な人です。で、またしても例の鈴を狙っている人に追いかけ回されるのよね~。

もう徳川の世になっているなら放っておけばいいのにとも思うし、そんな命狙われるような鈴は海にでもとっとと捨てればいいのにとも思う。弥七(役名忘れた)の吹き矢に当たった宮本武蔵がうーんうーんうなっているところに解毒剤を持っているカラス天狗がいるという嘘にまんまと乗ってしまった千加。けど、ピンチを和尚様との再会でうまく乗り切れた。

ハチは和尚様と生みの親に会いに行くことになりお別れ。
ハチはこのドラマで唯一の和みの存在でした~。最後まで千加のこと心配してました。

で、千加&武蔵は剣を捨て農民として生きていこうとするのですが、またしても狙われて今度は剣を持ってなかったので超ピンチ。馬の背に千加を乗せたまま逃がし、武蔵は木っ端で戦ってたけど、また離ればなれ?

千加を乗せた馬がたどり着いたのは尼寺。そこには以前由加がお世話になったせつがいてまた妙な因縁。せつはまだ半蔵のことが忘れられないでいるのだが、半蔵は例の鈴を死にものぐるいで探している。尼寺にたどり着いた由加と三保も合流しせつと半蔵は鈴の問題さえ片付けばまた一緒になろうという話で盛り上がるが、やはり徳川陣営それをすんなり許すわけないのよねぇ~。

半蔵が鈴探しで人殺しをするのに耐えかねていたせつは千加から鈴を借り受け鍛冶屋に同じ鈴を作らせて自らその鈴を付けて半蔵に斬られに行きます。が、半蔵はこの問題さえ片付けばせつとの暮らしが待っていると思いこんでいるので鈴を付けたせつをばっさり。傷にもんどりうってるせつの顔を見て愕然!としているところに徳川の犬たちがごっそり。せつの作戦に気付いた千加が二人を追いかけていたが、到着したときにはせつも半蔵も死体になっていた…。

「遅かったか」

と言ったものの千加もまた襲われる。多勢に無勢大ピンチ!なところへシュッと刀が飛んできた。えーと、誰だっけ?そそ、ルソン助左右衛門だった…。どこ行ってたんだっけ?って思ってたら本人曰く豊臣陣営に届ける鉄砲弾薬仕入れに行ってたんだけど船が思うように進まなくて時既に遅しだったらしい。私の助左右衛門のイメージはどうしても大河のイメージ優先で松本幸四郎なんだよなぁ。なので妙に老けている助左右衛門だなぁという印象が拭えない。

そんなこんなでドタバタ再会しているうちに、三保が父が家康から貰った献上品の刀を面と向かって返したいと言って同行した勘助が切腹。助左右衛門&由加&千加で家康暗殺を試みるも失敗。助左右衛門は捕まって鉄砲弾薬のありかを吐けと拷問されるが吐かないので、阿国&息子が助左右衛門の前で拷問。さすがにそれは見ていられなかった助左右衛門隠し場所へ案内するも渡すことは出来ぬとたいまつを弾薬へ引火させ隠れ家&敵もろとも爆死。

千加のボディーガードとして登場した男性(名前忘れた)と情を通じるのだが、出仕していた国から本人&由加千加3人で死んでくれと言われ由加千加を逃がして一人死にに行く。この出来事で千加は踊り一筋に生きていくことを決意。

宮本武蔵と再会を果たした千加だが、やはり武蔵は最終的には桂との決闘をしないわけにはいかなくなった。決闘はラッキーにも武蔵の勝ちに終わるが桂は死亡。武蔵は千加と一緒に生きていくことになる。千加&由加のそれぞれを見届けた三保は言葉を交わさず旅に出る。

<スタッフ>
制作:桜井洋三、栢原幹、中村敏夫
脚本:松山善三、梅谷卓司
監修・監督:松山善三
音楽:渡辺岳夫、杵屋花叟
撮影:石原興
美術:倉橋利韶
照明:中島利男
編集:園井弘一
録音:奥村泰三
助監督:中村和三
調音:本田文人
記録:大原順子
装飾:横田治久
殺陣:東悦次
進行:安達留雄
制作主任:渡辺寿男、大野保廣
結髪:八木和夫
衣装:塚本豊
現像:長瀬章造
装置:真城勇
時代考証:守屋多々志
振付:藤間勘五郎
監督:桜井秀雄、田中徳三
制作協力:松竹
制作:関西テレビ、松山プロダクション

<キャスト>
三保:八千草薫
宮本武蔵:栗塚旭
出雲阿国:扇千景
由加:城野ゆき
千加:東三千
吉乃:高杉早苗
稲:中村たつ
佐々木小次郎:北上弥太朗
山崎勘助:石濱朗
中条七郎左:菅貫太郎
徳川家康:永井智雄
本多正純:高野真二
弥助:小坂一也
豊田七九郎:山形勲
白井民部:神山繁
豊臣秀次:天田俊明
豊臣寧子:小柳久子
豊臣秀吉:大村崑
近衛信尹:江原真二郎
桂:藤田弓子
呂宋助左衛門:芦田伸介
服部半蔵:田村高廣
徳川家康:永井智雄
ほか

<放映リスト(話数・あらすじ)>

第一回

 九鬼の家臣・豊田七九郎の娘・三保は、生れ落ちる際母を亡くし父の慈しみを受け育つが、戦国の世の習いで身は人質として他国に運ばれる。その縁で嫁ぎ、折から天下統一成った束の間の泰平を夫と過ごすが、一人の赤子の誕生から急速に暗雲が湧き立ちはじめる。

第二回

 三保の自死を止める夫、妻の腹に関白・秀次の子がいると知ったあとは血筋を残そうとはかる。そんな夫から心が離れた三保は、故郷・志摩へ向かう。

第三回

 生まれたのが忌まれる双子だったことで、三保の苦悩はいや増す。母子は三方に引き裂かれ、それぞれの道を歩む。

第四回

 四郎左と勘介、二人の「夫」を持ち喜びの日々を送る三保だが、またぞろ戦の気配。九鬼家との戦いで男子を二人も失った豊田七九郎は、三保の生んだ孫・千加に婿をとらせ家を継がせようとはかるが、当の千加は宮本武蔵を慕って出奔。失意のうちに七九郎はもう一人の孫・由加の生存を知らされる。

第五回

 武蔵を追う千加、阿国に従いて京へ上る由加、一瞬互いを見つめあうも擦れ違う。また、祖父は去った千加の代わりに由加を求める。そして由加の持つ鈴に、五三の桐が見つかる。

第六回

 由加の存在は大御所の知るところとなり、監視が付く。一方、千加はなし崩しに武蔵についてゆき、ともに白刃の下をくぐることとなる。

第七回

 いよいよ大坂方への詰めをはかる大御所、そのことが人々に思わぬ出会いをもたらし悲喜こもごものドラマが展開される。

第八回

 やっと出会えた阿国と助左衛門だが、またすぐに悲しく空しい別れが待っている。そして民部は金と銀の鈴を見ることになる。

第九回

 民部が姉妹に近づくと知った三保は、砦を出て二人に会うため旅に。戦の気配に匪賊が跋扈、三保の危機を救った女武芸者は、千加が追う武蔵を一門の仇と付け狙う吉岡一門の娘だった。

第十回

 京に入った三保は、世のため人のため雨乞いの踊りをと願う由加を見る。雨を乞う民衆とシンクロした由加は昼夜舞い続け、忘我の果て降雨を見るが、舞を許さなかった阿国は由加に銃を向ける。

第十一回

 由加・千加二人の姉妹の恋が描かれる。千加は思慕を伝えた武蔵に去られ、由加は信尹と発展せぬまま横恋慕者の襲撃を受ける。

第十二回

 一旦は一座と去るも想い断ち切れず信尹のもとに戻る由加、だが徳川と大坂の間に立ち戦を止めようとした信尹は落命。この間、姉妹は急速に接近する。

第十三回

 遂に出会う姉妹だが、喜びの抱擁も束の間別れゆく。由加は高虎の言うまま伊勢へ、千加は戦場で武蔵に危ういところを救われ一夜をともにする。

第十四回

 何の奇縁か、偶然由加を助けた男のもとにも鈴。世を捨てて暮らす男と娘だが、鈴の因縁が服部半蔵と再会する運命を呼び寄せてしまう。

第十五回

 千加も参加しての大坂方との戦がはじまるが、和睦の知らせに沙汰やみ。また放浪に出ようとした千佳加のあとを「民部」と勘介がついてゆき、とある村で「七人の侍」ばりの展開となる。そして千加は、民部と勘介の会話から事実を覚ってしまう。

第十六回

 大御所が七九郎と九鬼守隆を二条城に呼んで和解させようとするが裏あり、三保をダシに暗殺がはかられる。

第十七回

 七九郎の死後すぐに九鬼の軍勢が襲い、砦は陥落・炎上。千加は母を責め死ねと迫るが、三保は仇を討つと拒否。四郎左の助けで砦を逃れた母子は、身を寄せた山寺で由加と合流、仇が現れるという京へ向かう。

第十八回

 四郎左の手配で、母子と勘介は仇を討つべく「雨乞い由加」の一座として九鬼守隆の宴席へ。しかしそれは陰陽師のはかりごとで、全員危地に追い込まれてしまう。

第十九回

 千加の危急を救いに現れる武蔵、互いの思いを確かめ合った二人は並みの恋人のように戯れる。しかし桂の存在が影を落とし、千加は嫉妬の果て二人の距離を近づけてしまう。

第二十回

 山への立ち入りをとりなした民部は、千加に家康襲撃計画への参加を持ちかける。しかし大御所の駕籠傍には服部半蔵が控え、しかも企みは全て把握されているのだった。

第二十一回

 毒にやられた武蔵を捨て身で看病する千加、癒えた武蔵は剣を捨て千加と暮らすと決心するが、鈴を求める者どもは容赦なく襲い来る。

第二十二回

 気を失った千加を乗せた馬は、世津のいる尼寺に辿り着く。鈴の奇縁か、残党狩りに追い立てられた三保と由加もその寺へ。そして、世津の運命の相手・半蔵が由加に消息を知らされやって来る。

第二十三回

 三保は望みどおり大御所に会見し宿意を果たすが、大事な人を失う。殺伐はそれにとどまらず、結ばれぬ定めの恋人たちをも襲う。

第二十四回

 千加の危難を救ったのは呂宋助左衛門、船が遅れ大坂への武器補給成らなかったことを悔やんでいた彼は、秀次の遺児たる姉妹に大御所暗殺を共にと持ちかける。祖父の仇、恋しい人の仇と二人は同調、家康の招きに応じるが、狸親爺は一筋縄では殺せない。

第二十五回

 大御所の意向で由加の愛は無惨に消え、漂泊の三保にも魔手が伸びる。その危難を救った武芸者は、武蔵を倒さんと燃える桂だった。

第二十六回

 桂と武蔵の対決が終わり、母と姉妹三人の運命の女たちは、それぞれの道へ散ってゆく。鈴は結局大御所の手には渡らず、水底にむなしく光を放つ。

女人武蔵〈上〉 (徳間文庫)

女人武蔵〈上〉 (徳間文庫)

  • 作者: 川口 松太郎
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 1989/01
  • メディア: 文庫



女人武蔵〈下〉 (徳間文庫)

女人武蔵〈下〉 (徳間文庫)

  • 作者: 川口 松太郎
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 1989/01
  • メディア: 文庫


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栗塚旭・われら九人の戦鬼第1話 [時代劇]


われら九人の戦鬼 OP 「新選組血風録」のスタッフ・キャストでドラマ化された作品。 


われら九人の戦鬼  Opening Mix エレキ・GS風な音楽が妙にかっこいい。


[われら九人の戦鬼(1966年:TVシリーズ:全26話:モノクロ)]

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<解説>
われら九人の戦鬼(われらくにんのせんき)とは、結束信二脚本・東映制作のTV時代劇。1966年1月7日~1966年7月5日にNET(現・テレビ朝日)系列で放映。全26話。

<概要>

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われら九人の戦鬼の主役:多門夜八郎(栗塚旭)

新選組血風録が好評だったため、栗塚旭が土方歳三役に引き続き、ニヒルで眉目秀麗な貴公子多門夜八郎で主役を務めた。

前作で新選組隊士を演じた俳優たちが、そのまま重要な位置を占めているのが特徴である。

沖田総司役で鮮烈なデビューを飾った島田順司が、今回は準主役で心優しく剣の達人である伊吹野領主の若君・奈良城義太郎役で出演する他に、妾腹の兄でありながら最大の強敵として登場する奈良城義晴と父・義胤というキャラクターがまったく相反する難しい三役を演じている。

ちなみに本作は、第2話以降のネガフィルムが行方不明となっており、現存する第1話のみが、東映チャンネルと時代劇専門チャンネルで放送された。
なんと現存するのはこの第1話のみというレアさ!
1966年製作、もちろんモノクロです。

時は足利幕府の権威が衰退し、戦国の世を迎えようとしていた頃。
京の都。関白太政大臣邸に押し入る一人の若武者(栗塚 旭)が。
若武者は、翌日太政大臣の息子に嫁入りする小夜姫をさらっていく。

それから7年後、時は戦国へと移り、
戦場では敗軍の将が足軽を従え、敵方の娘をさらっていた。
娘が陵辱されようとしたそのとき、現れたのはかつての若武者。
名を「多門夜八郎」と名乗る。

多門と足軽の生き残り・柿丸(北村英三)、
助けられた娘・梨花(高石かつ枝)の3人は行動を共にすることになるが
その道中、伊吹野の地で一揆を起こそうとして討ち取られた農民たちを見る。

多門の剣の腕を見込んだ地元豪族・泰国氏に
決起する農民の指導者になってくれと頼まれる多門。
一方、多門の留守に柿丸と梨花が賊に襲われていた。

<スタッフ >
原作: 柴田錬三郎
プロデューサー: 上月信二、田村嘉
脚本:結束信二
監督: 河野寿一
ナレーター: 泉田行夫
<キャスト>
(九人の戦鬼たち)
多門夜八郎…栗塚旭
七位の大乗…舟橋元
泰国太郎…坂口祐三郎
奈良城義太郎など三役…島田順司
盗賊・百平太…市村昌治
云わずの黙兵衛…左右田一平
柿丸…北村英三
雲切強右エ門…有川正治
悪僧・勘念…玉生司郎

梨花…高石かつ枝
美夜…波野久里子
小幸…鈴村由美
いち…池田和歌子
美夜奈…土田早苗

軍師・天満坊…曽我廼家明蝶
日本健康斉…原健策
九十九谷左近…里見浩太郎
名僧・天心…嵐寛寿郎
他多数

<放映リスト(サブタイトル) >
1無題
2同上
3同上
4同上
5同上
6同上
7同上
8同上
9同上
10同上
11命あるかぎり
12闇の中の叫び
13反乱
14炎の城
15さすらい雲
16修羅の巷
17花の命
18その日遙か
19運命の剣
20怒りの谷
21恐怖の襲撃
22闇の底
23闇の底
24呪いの城
25もののふの叫び
26奔流

われら九人の戦鬼(上) (集英社文庫)

われら九人の戦鬼(上) (集英社文庫)

  • 作者: 柴田 錬三郎
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2005/07/20
  • メディア: 文庫



われら九人の戦鬼 (下) (集英社文庫)

われら九人の戦鬼 (下) (集英社文庫)

  • 作者: 柴田 錬三郎
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2005/07/20
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栗塚旭・新選組(鶴田浩二主演 1973年) [時代劇]


新選組 たたかい 鶴田浩二 1973年作品


新選組


土方歳三(栗塚旭)回想録


T『新選組』第12話


土方メモ


T『新選組』第14話(前編)


T『新選組』第14話(後編)


T『新選組』第15話(油小路の闘い)省略編

[新選組・鶴田浩二主演(1973年:TVシリーズ:全19話:カラー)] )

<解説>
フジテレビ系・東映京都で1973年4月-9月放送。
「新選組血風録」の結束信二さんのオリジナル脚本。
昭和48年に19回に渡り、放映されていました。
この作品は、鶴田浩二を全面的に押し出した作品のように思えます。
土方ファンにはブーイング作品かもしれませんね。
有川さんの総司は健康的で明るくて、近藤先生一途な青年でした。
それだけに最終話の総司の慟哭場面は印象的です。
隊士たちのわいわい言ってるやりとりが楽しいです。
主役の鶴田浩二がむちゃくちゃ格好いい。この人を見ていると古き良き時代の戦前の海軍軍人を連想してしまいます。物静かで争いを好まず、でも最後には悪者をばっさり切り捨てる。
そして、名もないその他大勢の隊士たちの日常が、しっかりと書き込まれていることもよい。
ストーリー展開も起承転結がはっきりして、ハッピーエンドあり、悲しい結末あり。
これぞ脚本の王道というべき作品です。

<概要>
 土方歳三にスポットを当てた、同じ結束脚本の「新選組血風録」や「燃えよ剣」とは異なり、この作品は近藤勇が主人公。演じているのが鶴田浩二なもんだから、そのマインドは武士道というより任侠路線、終わり際などはほぼ特攻隊のノリで、BGMに「同期の桜」が聞こえてきてもなんら違和感がないほどなのである。
栗塚旭の土方は、主役じゃないのでキャラクターの掘り下げ等は目立たないが、処々に司馬遼版土方ふうの言動が垣間見えて趣き深い。また、沖田役者として名を馳せた島田順司が別の役で出ていて、「沖田」と絡む場面が設けられているのも一興。沖田を演じた有川博の殺陣が、島田沖田の所作に似るところも面白い。
隊士では、伊吹吾郎の永倉、左右田一平の斎藤、河原崎長一郎の「ぞなもし」原田が、目立って活躍する。監察方の面々も、なかなかに見応えがある。
前には井上の源さんを演じた北村英三が饂飩屋の大将で出てきて、同じようなぼやきキャラなのも笑える。
会津公用方で出てくる高廣さんが渋くて良いのだが、この鶴田版に合わせての設定か、「華と散る」趣向がなかなかの見もの。

<概略>
近藤勇が主役になっていたせいか、この作品では栗塚旭さんの土方歳三はあまり生かされていなかったように思いました。(別の人でもよかったかも)どの新選組作品も、時代の流れに飲み込まれる、取り残される新選組の悲劇的な部分は描かれているのだけれど、この作品はそれが特に強かったように思います。なんでしょう・・・悲壮感というか、何か温度が高かったような気がします。近藤勇役が鶴田浩二さんだったからでしょうか。実際の近藤勇のイメージとは少し離れてるかもしれません。静かな・・・でも、存在感のある近藤勇でした。

ちなみに、この作品の面白いところは、最終回、鳥羽伏見の戦いに出動する時に負傷して戦線離脱していた近藤局長が何故か復帰して隊士の前に姿を現すこと!かなり劇的な登場の仕方だった。

「諸君!明日はみごとに散ってみせようではないか。」

まるで、特攻隊の隊員みたいなことを言っていました。史実無視でいいのかな?とは思いますが(笑)これって、鶴田さんの意向なんでしょうか?鶴田さんは元海軍軍人で、特攻隊とも関係あるそうですから。特攻隊の隊員と新選組の隊士達を重ねて見たのかもしれません。(ちなみに近藤局長は「鳥羽伏見の戦い」不参加。史実と大きく違ってしまっています。)

伏見奉行所での近藤局長以下幹部と隊士達とのやり取りは、特攻隊の出陣前夜のようでした・・・というか、そのものだったのでは、と思いました。賄いのおばさんに総司が綿入り胴着をあげたり、源さんがみんなからの餞別渡したりしている場面は涙無しには見られません。

脚本の結束信二さんは戦闘機の搭乗員だったそうだし、鶴田さんも搭乗員ではなかったけれど(整備だったかな)、海軍航空隊に所属していたということから戦没者の遺骨収集活動に尽力されていました。

鳥羽伏見の戦いに行く前に、屯所の賄いのお婆さんに隊士達が世話になったお礼と別れを告げて次々と出て行く・・・その隊士達にお婆さんが、「無事に帰ってきなさいよ…」の思いを込めて手を合わせながら唄をうたいます。

勝ち戦・・・花咲かしょ・・・ 勝ち戦・・・花咲かしょ・・・

その隊士達は銃弾の雨の中に突入していく場面があったので、このお婆さんの唄が物凄く哀しかった。

<スタッフ>
監督/小沢茂弘
脚本/結束信二
音楽/渡辺岳夫

<キャスト>
(隊士)
近藤勇/鶴田浩二 土方歳三/栗塚旭 沖田総司/有川博 井上源三郎/田崎潤 山南敬助/日下武史 原田左之助/河原崎長一郎 斎藤一/左右田一平 藤堂平助/中山克巳 永倉新八/伊吹吾郎 山崎蒸/山城新伍 藤田精一郎/藤岡弘 大石鍬次郎/待田京介 島田魁/楠本健二 川島勝司/北十学 河合耆三郎/北野拓也 北原健介/石田信之 柴田直人/太田博之

野村佐兵衛(会津藩公用方)/田村高廣 中村半三郎(会津藩目付役)/島田順司 浅井又兵衛(所司代与力)/小田部通麿 小山田千蔵(京都町奉行所同心)/田中弘史 富五郎(目明し)/西田良 佐々木唯三郎(見廻組)/中丸忠雄
源助(屯所向い饂飩屋主)/北村英三 おみよ(源助の娘)/大川栄子 勘吉(屯所小者)/田渕岩夫
幾松/中村英子 桂小五郎/菅原文太

<放映リスト(話数・サブタイトル・あらすじ)>
第一話 「芹沢鴨死す 豪雨止まず」
 日々隊士増えゆく勃興期の新選組、創始に功あった芹沢だが放埓つのり駆逐される。鴨一派の言動に激昂する土方や山崎を宥めていた近藤だが、罪もない女の哀れな死にざまを見て刃をかざす。

第二話 「池田屋にきらめく白刃」
 諸方に侮りを受けるなか、新選組に面目を施させた池田屋事件。粛々と己がつとめを果たす近藤だが、事件当日最後に斬った若侍の正体を後日聞かされ忸怩。

第三話 「沖田総司を狙う刺客たち」
 池田屋このかた、過激派の憎悪の的となる新選組。新入りを装った間者が入り込むが、平隊士の自分に頭を下げて総司の護衛を頼む近藤を見て、倒幕浪士は惑う。

第四話 「千本通りに消えた銃声」
 年を偽って入隊した少年の哀話。皆の気遣いも空回り、稚気は彼を黄泉路へ引きずり込む。

第五話 「桂小五郎襲撃の夜」
 時勢にも我欲にも流されず、己が「漢」を貫く近藤局長。桂を匿う幾松を見逃し、僻目から嫌味垂れるライバルの危機にも毅然、しかしその美学には滅びの予兆。

第六話 「三条大橋に黒い人影」
 子が願うままの強い男たろうとした父は、恐怖を抑え蛮勇をふるう。しかし、生来温和な元坊官に新選組隊士がそもそも似つかわしくないのだった。

第七話 「祇園小路の人質」
 新入隊士の浮沈を描く一話。身の程知らずの増上漫は自ら破滅を招き、監察が太鼓判を押した青年の汚名は雪がれて「いい若い人」が仲間に。

第八話 「浪士糺の森に集結す」
 市民に対する新選組の心遣いは、市井に紛れた不穏分子の邪推により悲劇に発展。殺伐が支配するなか、任務が粛々と遂行されてゆく。

第九話 「土方歳三清水坂に斬り込む」
 か弱き者には、とても優しい漢たち。今回は、「鬼」も朋輩を気遣うわ食い詰め浪人に情けをかけるわの大盤振る舞い。

第十話 「大坂天満宮の襲撃」
 刀を求める者と金を入用な者と、幸運な邂逅に思えた取引。知らずに作州浪人の刀を手に入れた新選組隊士は、やがて任務のなかでその青年と皮肉で無惨な出会いを果たす。

第十一話 「士道に背く事を許さず」
 驕り高ぶりトラブルを起こし、糊塗するために非道をはたらく上司に耐えかねた青年は、己の誠を貫くため「真剣での稽古」の許可を願い出る。

第十二回 「近藤勇に危機迫る」
 屯所は不動堂村に移り、近藤土方は旗本格。薩長が接近との噂が公然と囁かれるなかでの局長襲撃には、武士の風上にもおけぬ獅子身中の虫が絡んでいた。

第十三話 「決死隊京に突入す」
 勤皇の心篤い山出しの青年は、口舌の徒に利用され命を散らす。純朴な若者を救いたくて動いた近藤の心も届かず、「姉の心」も間に合わない。

第十四話 「奈良尼寺の急襲」
 天誅組の記憶未だ生々しい古都で起こる惨劇、心に傷を残した人々は、さらなる流血を望まず「敵」に危険を知らせてやる。

第十五話 「油小路の闘いをこえて」
 急速に変わりゆく時勢、沖田が病臥するなか又ひとり若者を送った近藤は、己に言い聞かせるように戦いはこれからと隊士に説く。

第十六話 「誠の旗伏見へ」
 将軍が大坂に去ったあとも残った新選組だが、彼らもやがて京を離れゆく。そのまさに前日、永倉新八と馴染みの仲居が、ままごとのような盃事をして哀しみを縁取る。

第十七話 「京竹田街道の待ち伏せ」
 一触即発の情勢下、孤立無援の二条城を見舞った近藤の身に魔手が迫る。負傷の報に、大坂へ退去せよとの勧告が来るが、侠気はそれを拒む。

第十八話 「鳥羽伏見の戦い(前編)」
 喀血した沖田のため、大坂へ「退く」近藤。そこで知らされる「大公儀」の態度は、新選組にとって酷い仕打ち。草創期より彼らを見てきた会津の漢は、命を以って筋を通す。

第十九話 「鳥羽伏見の戦い(後編)」
 新選組の最期、わけても近藤勇と沖田総司について、壮大に夢をブチ上げたファンタジー。「母」の、古怪な呪謡にも似た言祝に送られた隊士たちは、敵わぬことを識りつつ砲煙めがけて吶喊してゆく。

慶応四年新選組

慶応四年新選組

  • 作者: 結束 信二
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2003/10
  • メディア: 単行本



新選組&幕末ヒーローSONGS

新選組&幕末ヒーローSONGS

  • アーティスト: 渡辺岳夫とチェンバリカ・アンサンブル
  • 出版社/メーカー: テイチク
  • 発売日: 2004/07/22
  • メディア: CD


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栗塚旭・燃えよ剣 [時代劇]

[燃えよ剣]

[燃えよ剣:1966年:映画:モノクロ:92分]
1966年11月12日、松竹系にて公開された。

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<解説>
司馬遼太郎の同名小説を「阿片台地 地獄部隊突撃せよ」の加藤泰が脚色、「坊っちゃん(1966)」の市村泰一が監督した時代劇。撮影は「天下の快男児」の酒井忠。

<概要>
土方歳三の義兄は日野宿で町道場を開いているが、そこには天然理心流の近藤勇が出稽古に来る。歳三は女には手の早い青年だが剣も強い。それは、喧嘩剣法とも言うべき実戦向きのものだったが、たまたま、甲源一刀流の比留間半造、六車宗伯、七里研之助が道場破りに来た時七里と相対しこの相手に宿命的なつながりを予感した。世が騒然としている中で、近藤は時流を見つめて読書に耽っていた。一方、歳三は、六所明神の神官下猿渡佐渡守の妹で、夫に死別した佐絵という高貴な女性と知り合い、深い仲になっていった。だが、彼は乱世においては剣だけが頼りであることを知っている。ある日、歳三が無法にも闇討ちをかけてきた六車を斬ったことから、七里は彼に勝負を申し込んできた。二人の勝負は結着がつかず、ついに、比留間一門と近藤一門の者たちが、河原で激突することになった。この争いで近藤一門は勝ったが、今度も七里と歳三の勝負はつかなかった。それから五年後--清川八郎が浪士隊を率いて京都に上り、尊王派に寝返ったりして動乱が京洛に渦巻く頃、左絵と別れた歳三は近藤を押し立て、新選組を組織して活躍を始めた。やがて、沖田総司からの情報で佐絵が勤王派に属していることを知った歳三は佐絵と再会した。しかし、その時現われたのが七里研之助。再三相対した二人は、またもや結着のつかぬまま別れた。やがて、勤王派の動きが激しくなってくると、新選組は彼らの謀議の場所と時刻をつきとめようとし、佐絵を捕えた。歳三は複雑な想いだったが、佐絵の望みで、二人だけで会った。その時の佐絵の情報は、「今夜五ツ、池田屋」というものだったが、もう一つの情報では、場所が“丹虎"だった。新選組は迷い二手に分かれて、それぞれ目的の場所に向ったが、結局、佐絵の言葉の正しいことが分った。そこで歳三は七里と相対した。それは最後の勝負とは思えない程あっけなく、七里は歳三の前に敗れ去った。やがて池田屋騒動も終り、歳三は佐絵の許に駆けつけたが、佐絵は自害して果てていた。

<スタッフ>
監督:市村泰一 イチムラヒロカズ
製作:小角恒雄
原作:司馬遼太郎 シバリョウタロウ
脚色:加藤泰 カトウタイ
撮影:酒井忠
音楽:渡辺岳夫 ワタナベタケオ
美術:芳野尹孝 ヨシノノブタカ
編集:木村幸雄 キムラユキオ
録音:高橋太朗 タカハシタロウ
スチール:佐々木千栄治
照明:寺田重雄 テラダシゲオ

<キャスト>
土方歳三:栗塚旭クリヅカアサヒ
近藤勇:和崎俊哉ワザキシュンヤ
沖田総司:石倉英彦 イシクラヒデヒコ
七里研之助:内田良平ウチダリョウヘイ
津川八郎:天津敏 アマツビン
芹沢鴨:戸上城太郎 トガミジョウタロウ
六車宗伯:上杉高也
比留間半造:新宮寺寛
佐絵:小林哲子 コバヤシテツコ
歳三の義兄:北村英三 キタムラエイゾウ

燃えよ剣(1)

燃えよ剣


燃えよ剣 OP


燃えよ剣「土方歳三 和泉守兼定との出会い」


土方歳三、雪との出会い(1)


土方歳三、雪との出会い(2)


燃えよ剣「沖田総司と山南敬助」


伊東甲子太郎暗殺


燃えよ剣「新選組副長土方歳三」

[燃えよ剣:1970年:TVシリーズ:全26話:カラー]

<解説>
40年程前、司馬遼太郎先生原作の「燃えよ剣」がテレビドラマ化されました。
脚本家の結束信二先生と河野寿一監督の名コンビで始まったこの作品は、40年近く経った今でも多くのファンに愛し続けられています。
この「燃えよ剣」という話は、今まで幾度となく映像化されてきました。しかし、このドラマほど原作を理解し、しかもオリジナリティに優れた作品はないとされています。また、この作品は登場人物一人一人の個性、並びに人生を感じさせるものでした。
低予算で、駆け出しの俳優を起用し始まったこの作品は、決して派手ではないけれど、いつまでも観た者の心に残る作品なのです。
私がこの作品に出会ったのはつい最近のことです。新選組を既にご存じの方には一部史実と違った脚色もあり違和感を覚えることもあろうかと思いますが、新選組幹部だけでなく隊士それぞれの生きざま、そして長州・薩摩・土佐など幕末に関わった人々の息遣いが伝わってきます。
40年程前に作られたドラマが、何故現代の人々をも魅了するのか。ビデオ化され、ますますその年齢層は拡がっています。中には、親子でファンだという方もいらっしゃいます。
是非一度は観ていただきたい作品です。

<概要>
多摩時代から新選組結成、各地での戦闘、そして箱館戦争において土方歳三が戦死するまでが描かれている。

冒頭では土方が多摩で女が原因のトラブルから人を斬ってしまい、相手方の関係者と斬り合いになったりする。しかし、新選組の副長になってからは局長の近藤勇を影からバックアップし、組織作りに才能を発揮し鉄の掟を持つ新選組を作った。

後半、近藤勇が負傷し動作に支障が出る状態となり、沖田総司は病に冒され、永倉新八や斎藤一などの主要メンバーが脱退し、近藤が捕われて実質上新選組が崩壊し、土方が宇都宮、会津、箱館と転戦して旧幕府軍として戦うさまが描かれている。

<放送・制作>
放送系列: NET(現 テレビ朝日)
放送年月日: 1970年4月1日〜9月23日(全26回)
放送日時: 毎週水曜日 21時〜21時56分
制作; NET、東映京都テレビプロダクション

<スタッフ >
原作: 司馬遼太郎
脚本: 結束信二
監督: 河野寿一、松尾正武
音楽: 渡辺岳夫

<キャスト>

土方歳三: 栗塚旭
近藤勇: 舟橋元
沖田総司: 島田順司
永倉新八: 黒部進
原田左之助:西田良
斉藤一: 玉生司郎
山崎烝: 中野誠也
藤堂平助: 平沢彰
井上源三郎: 北村英三
河合耆三郎: 香月凉二
島田魁: 波多野博
山南敬助: 河上一夫
松原忠司: 小山田良樹
七里研之助: 亀石征一郎
芹沢鴨: 名和宏
伊東甲子太郎: 外山高士
新見錦: 飯沼慧
篠原泰之進: 高角宏暁
野口健司: 末田明
服部武雄: 芦田鉄雄
平山五郎: 出水憲司
清河八郎: 御木本伸介
平間重助: 森章二
榎本武揚: 横森久
大鳥圭介: 長谷川明夫
松平太郎: 中田博久
吉田稔麿: 楠年明
北添佶麿: 川谷拓三
佐絵: 赤座美代子
裏通り先生(町医者): 左右田一平
伝蔵(八木家の下男): 小田部通麿
お雪(土方の愛人): 磯部玉枝
桝屋喜右ヱ門: 幸田宗丸
お光: 葉山葉子
松本捨助(※その他多数): 井上茂


<放映リスト(話数・サブタイトル・放送日・あらすじ)>
第1話「新選組前夜」 1970.4.1

 疫病の流行で二進も三進も行かなくなった町道場は、降って湧いた浪士隊結成話に乗り道場主以下全員大挙して京へ。金策に走る歳三の段で、彼の周囲と行く手に待つ因縁を語る。


第2話「春の月かげ」 1970.4.8

 清河八郎を「勘」で悪人とした歳三に近藤も同調、新党を樹てる方向で進み、会津への伝手のため嫌々芹沢を引き入れる。清河が去った京で近藤派は隊士徴募をはじめるが、刺激された芹沢派がまず着手するのは押し借りだったりして、齟齬は隠しきれない。

第3話「三条木屋町 紅屋」 1970.4.15

 続々と増える隊士、着々と整えられる体制。そして勇猛果敢な土方・沖田の活躍で会津中将からは褒賞金が下されるが、事件の裏に哀しい女がいることも気にかける、「男の中の男」たちなのだった。


第4話「里御坊の女」 1970.4.22

 隊旗が出来上がり、粘り勝ちで大砲も貰い隊士も益々増えて順風満帆の日々。しかし浪士狩りを進めるうち引っ掛かってきた怪しのアジトに巣食っていたのは、多摩のしがらみだった。


第5話「祇園 島原」 1970.4.29

 洛中の商家に白昼大砲を放つという挙に出る芹沢、遂に会津から粛清の内意。軍師の新見を失った芹沢は荒れるばかり、雷鳴凄まじい夜に消える。

第6話「残陽 奈良街道」 1970.5.6

 不逞浪士の的にされる新選組、後詰の隊士が斬られた事件の裏には内通者。卑劣な者たちにも相応の理由、それを沖田が病を自覚する経緯にからめてある。

第7話「鬼の通る町」 1970.5.13

 気さくな源さんや穏やかな沖田を見て、新選組を鬼という町の噂は嘘と、夫の入隊を寿ぐ女。しかし峻烈な隊規を持つ集団は、やはり鬼でしかなかった。

第8話「月明無名小路」 1970.5.20

 プレ池田屋、枡屋に一話を割く。監察が目をつけ近藤土方が乗り出して、というメインの筋に、枡屋従業員の男女の哀話を挿入。布石としては、新選組の仕事にすると意気込む土方が目立つ。


第9話「京三条池田屋」 1970.5.27

 池田屋本編、当の旅籠へ潜入する山崎にウェイトが置かれ、気に掛けてやった女中の亭主が一味の浪士という悲話を入れてある。方針決定に際し、大博打だ俺の勘だとギョロ目をむく歳さんがなかなか。


第10話「堀川の夜雨」 1970.6.3

 運命の女・お雪と出会う歳三。長州の進軍で情勢緊迫する戦いの前夜、堀川沿いの家で二人だけの静かな時を持つ。


第11話「眞葛ヶ原の朝霧」 1970.6.10

 谷三十郎の話、禁門ノ変で戦いの場に出られず苛つく土方のくだりからもう、谷のイヤげな振る舞いが描かれている。大恥をかくところだった谷を助けて重傷を負った若き隊士は、非難めいたことを一切口にしないが、他ならぬ祇園の芸妓の口から漏れる、京らしい逸話。


第12話「策士」 1970.6.17

 入隊前から乗っ取り策を講じていた伊東甲子太郎だが、嗅ぎつけられたと知るや尽くしてくれた門下生夫婦に刺客を送る。腹を読んだ土方の視線が伊東に突き刺さる。

第13話「近江の宿」 1970.6.24

 山南脱走・切腹の話。沖田と土方の会話で「嫌われ者を引き受ける副長」が語られ、その役割のまま「蛇蝎」は皆の嘆願をはねつけて軍規を守る。


第14話「壬生 星あかり」 1970.7.1

 壬生からお西さんへ引越し、この際発覚する間者。彼が隊士になりおおせるために消された男の消息は知りようもなく、深い喪失感が残される。


第15話「わかれ雲」 1970.7.8

 伊東甲子太郎分派の流れを、藤堂平助を芯に据えて描く。狡猾な伊東の計略に加え、山南の言葉ともう一つ、図らずも斬ってしまった哀しい縁が彼の背を押す。


第16話「残月油小路」 1970.7.15

 かつて腹心に評された通り、才子は才に溺れ横死する。来なければいいのにと皆案じていた男はきっちり油小路に駆けつけてきて、節義に殉じると誓った男の刃にかかる。


第17話「落日の町」 1970.7.22

 大政奉還に続き王政復古の大号令、新選組が活動を自粛するや跋扈する天誅浪士たち。憂色濃く皆頭を垂れるなか、「逆境に強い」男は一人気炎を吐く。


第18話「京の町の夜」 1970.7.29

 新選組は伏見に布陣と決まり明日は出発の夜、隊士たちに朝までの暇が出される。青春を埋めた町に思い思いに散ってゆく男たち、新選組最後の「京の町の夜」。

第19話「砲声」 1970.8.5

 伏見奉行所に陣を構える新選組、憂色益々濃く垂れ込めるなか、狙撃された近藤が離脱。戦国武将のような会津の爺さまが兵を率いて合流、年明けてまもなく戦端は開かれる。


第20話「炎の戦陣」 1970.8.12

 白兵の突撃に降る砲弾の雨嵐、次々と斃れゆく隊士たち。劣勢目を蔽うばかりの戦況のなか、か弱き者を捨て置けぬ侍がいた。


第21話「波の入り日」 1970.8.19

 潰走のさなか一人またひとり斃れゆく隊士たち、やっと辿り着いた大坂城には将軍の姿無く、再戦の機会は失われる。その大坂でお雪を見た歳三は、照れながらも悪びれず、女がいると皆に打ち明ける。


第22話「流離の日」 1970.8.26

 甲陽鎮撫隊壊滅後、原田・永倉と袂を分かち流山に布陣する近藤たち。官軍に包囲され戦が迫るが、近藤は狩り集めた若者たちの家族の嘆きを聞いてしまう。

第23話「沖田総司」 1970.9.2

 病いよいよ篤い沖田が暮らす離れを、懐かしい人が訪れ、去ってゆく。官軍は遂に江戸入り、彰義隊は破れ、土方は脱走軍に身を寄せ北関東に勇名を馳せる。

第24話「北へ」 1970.9.9

 脱走軍の拠点となりつつあった仙台だが、執政が代わった途端旧幕府勢は追われる。蝦夷に独立国をと夢を語る榎本武揚に従い、土方は軍艦で北へ。

第25話「シノビリカ」 1970.9.16

 鮮やかに松前城を陥し、戦場にいた藩主の正室には紳士的な態度を示し、兵士たちのみならず榎本にも大いに感心される土方だが、京を去ってのちの彼には「余分」な日々。そして官軍の攻撃が迫る日、追憶の彼方から愛しいひとがやって来る。


第26話「新選組副長 土方歳三」 1970.9.23

 「軍神」は勝ち続けるものの他は総崩れ、益体もない軍議が開かれるが、最早無意味と列席しても黙す土方。総攻撃前夜、懐かしい仲間が夢に現れ、土方は伝蔵が守り抜いてくれた誠の旗を身に着けて単騎官軍の陣地へ。

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燃えよ剣〈上〉 (新潮文庫)

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  • 作者: 司馬 遼太郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1972/05
  • メディア: 文庫



燃えよ剣〈下〉 (新潮文庫)

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  • 作者: 司馬 遼太郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1972/06
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  • 作者: 山村 竜也
  • 出版社/メーカー: たちばな出版
  • 発売日: 2003/12
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栗塚旭・天を斬る [時代劇]


天を斬る!


天を斬る オープニング


天を斬る 番組予告

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[天を斬る(1969年:TVシリーズ:全26話:カラー)]

<解説>
天を斬る(てんをきる)とは、結束信二原作・東映制作のTV時代劇。1969年10月6日~1970年3月30日にNET(現・テレビ朝日)系列で放映。全26話。

<概要>
1859(安政6)年、幕末動乱期の京の都。「過激派の不逞浪士を取り締まれ」という幕府の密命を受けた3人の侍、元・江戸講武所頭取の牟礼重蔵(栗塚旭)、元・京都東町奉行所与力の桜井四郎(島田順司)、元・京都西町奉行所与力の権田半兵衛(左右田一平)たちが浪人の姿に身をやつし、「事(こと)、非常火急の場合は己の判断によって処理すべし。」を合言葉に悪人たちを成敗していく。他に、大工の棟梁・万五郎に小田部通麿、女好きで、御役差し止め謹慎中の奉行所同心・大沢孫兵衛に香月凉二、亀の子を肌身離さず可愛がり、ひょうきんな味わいを持つ百太郎を西田良が演じている。開始当初は京都が舞台だったが途中から道中物となった。

<概略>
幕末ものではあるけど新選組ではない。それよりも少し前の時代。第1話で「安政6年」と言ってる。
なにかやらかして講武所頭取をクビになった大身の旗本の牟礼重蔵(栗塚)、都の治安悪化に苛立つ京都東町奉行所与力桜井四郎(島田順司)、茫洋とした西町奉行所与力権田半兵衛(左右田一平)が、隠密として不逞浪士の取り締まりを命じられる。前半は京都で、後半は各地を転々としながら任務遂行。
 (森川久美の昔の名作『南京路に花吹雪』の前編『蘇州夜曲』と設定に共通点がある。本来エリートだったヤツが反抗して、物騒な時代で特に物騒な町にやられて危険な任務、という点で。)
 ゲストキャラの人々が、時代のうねりに翻弄される庶民の哀歓、という結束信二ドラマのいつものテーマを感じさせるしくみになっている。
 悪者退治と人助けという点では『水戸黄門』なんぞと共通なんだが、この旦那がたはさほど面倒見が徹底していない。そのせいなのか作者の主張なのか、ハッピーエンドにはめったにならない。
 3人の旦那がたに使われている(雇ったわけでもないのに)メンバーは、大工の棟梁の万五郎(小田部通麿=『燃えよ剣』伝蔵)、江戸っ子無宿者の百太郎(西田良=『燃えよ剣』原田)、西の与力大沢孫兵衛(香月涼二=『燃えよ剣』の河合ーただしこれはオリジナルキャラと思ってもらいたい)。

<スタッフ >
原作: 結束信二
プロデューサー: 上月信二、田村嘉
監督: 河野寿一

< キャスト>
牟礼重蔵…栗塚旭
権田半兵衛…左右田一平
桜井四郎…島田順司
万五郎…小田部通麿
大沢孫兵衛…香月凉二
百太郎…西田良

<放映リスト(話数・サブタイトル・放送日・あらすじ)>
1「血の色の町」 1969.10.6

 不逞浪士跋扈する京の町に、密命を帯びた三人の男たちが放たれる。手始めに西町で追っていた御用盗にかかるが、出向いた先では役人を恨む哀しい女も見る。

2「誰も知らない朝」 1969.10.13

 名を上げたいチンピラ浪士が役人を襲う。共にいたまだ前髪の少年の首級もとる無惨、牟礼たちが踏み込んだ旅籠では奇縁による悲劇が一つ上乗せされる。
 
3「待ち伏せ」 1969.10.20

 奉行所同心の悲劇がふたつ。実直な好青年は牟礼の気遣い空しく凶刃に斃れ、内通者は桜井の判断で切腹は免れるものの武士を捨て京を去ることになる。

4「紫の袱紗」 1969.10.27

 相次ぐ商人の死、遺品には悉く紫の袱紗に包まれた天上人の短冊。集金システムの裏には、札付きの悪党が隠れていた。


5「祝いの夜」 1969.11.3

 商売で長く家を空けている亭主を迎えるため心を砕く女房、いじらしいその気遣いが惨劇を呼ぶ。高飛車で手前勝手な、体面のみ気にする愚か者どもに鉄槌が下る。

6「桐の梢に」 1969.11.10

 国事に奔走する兄、世人と交わらず荒野に苗木を植え続ける弟。兄の身に変事が起き、託された書付を巡り弟の身辺が怪しくなるが、牟礼たちは過激派・町方双方の手から彼を守り落としてやる。


7「金色の湖」 1969.11.17

 店の主の理不尽に傷ついた青年は自棄となり、勤皇の志士という幼馴染の言に同調、悪しき世終われかしと協力を諾う。しかし友の一味は右左構わず伝手を頼る思想無き浮浪、青年と恋人の上に更なる理不尽が落ちてくる。


8「旅先の女」 1969.11.24

 闇雲に京へやって来ては志挫け、良からぬ行為に走る郷士たち。牟礼と桜井は不逞と化した者を斬り、権田は未然に防ごうと地道な活動を続ける。救いの手届かずあたら命を散らす真面目な青年哀れ、弟の死を知らされず故郷へ帰る姉また哀れの、苦い一話。


9「しぐれの町」 1969.12.1

 己の人生を犠牲にして女手一つで姉が育てた弟は、まだ一人前にもならぬ身で「国事」や「志士」にかぶれ、中途半端なまま死んでゆく。視野狭窄に陥った弟を掻きくどく姉の姿が哀しい。


10「間者の来る朝」 1969.12.8

 二重スパイだった商家の大番頭、行為が露見し斬られるが、彼を手伝っていた手代も裏切者として狙われる。牟礼たちは彼を保護するが、気遣い空しく青年は我から闇に落ちてしまう。


11「倅は武士」  京で強盗をはたらいた自称「国士」が丹波へ逃走。追ってゆく牟礼たちだが、藩領ゆえ立会いを求めた目付方の若者を殺伐に引き込んでしまう。


12「襲撃札の辻」 1969.12.22

 国士気取りの侍が馬鹿な経緯で破滅に至るいつもの流れに、百姓あがりの若党の、遭わずに済んだかも知れぬ悲劇を上乗せ。無惨を見るメンバーの顔は常に増して暗い。


13「魔性の鐘」 1969.12.29

 頻発する銃撃事件、得物は新式銃、出所を追って一同は兵庫へ。取引をしていた浪士に化け怪しの回船問屋へ乗り込む牟礼だが、当の浪士の女がやって来てしまう。


14「暗殺者の指示」 1970.1.5

 飛脚が運ぶ状箱には物騒な指令の文、金に困ったゴロツキがこれを盗んだことで事態は変わり、牟礼たちが保護していたターゲットは命拾い。暗殺団とヤクザは殲滅されるが、飛脚は失職するものの身は損なわず大団円の珍しい展開。

15「旅の終りの女」 1970.1.12

 公儀の使者がよく「消える」ポイント、そこには殺し屋を差し向ける政商。手先に使われていた浪士はこれを限りと刀を捨てるつもりでいたが、待たせていた女と見えることはなかった。


16「氷雨の宿」 1970.1.19

 藩から追っ手をかけられる武士、成り行きで彼を守る立場になる三人衆。彼の口からは法に触れる目的が語られるが、それ以上の手助けはしない代わり追及もしない判断がなされ「勝手に行きなさい」。


17「通夜の酒」 1970.1.26

 代官所が襲われ、サボりの二人以外皆殺しに。検棹に不正をはたらく代官を斬った渡世人たちを見つける三人衆だが、はじめから見逃す気満々。詰め寄る土地の目明しらを威嚇し、病没した渡世人の片割れのため酒を酌み交わす。

18「暁の脱出」 1970.2.2

 公儀の使者が消える理由を知るため、ヤクザの用心棒になる牟礼たち。果たして勘は当り、「倒幕ヤクザ」は会津藩士を消そうとしていた。


19「幽鬼」 1970.2.9

 倒幕思想を説く「言うだけ先生」に踊らされる若者たち、或る者は天誅を企て打ち懲らされ、或る者は師に付き従っての旅に斃死。そして口舌の徒も厄介者に成り果てたイヌも共倒れ、風雲急を告げる時勢に呑み込まれてゆく。


20「雪割人形」 1970.2.16

 世を憂え諫言を企てる若侍たち、友人面でそれを裏切る狡猾な男。裏切者の伝言を若様に取り次いだことを責められ嘆く女中に手を貸す牟礼、しかし仇を討ってやっても、若様の家も女中の人生も元には戻らず、潰れたお店が復することもない。


21「遠い足音」 1970.2.23

 様々な人々が行き交う「要所」の宿場町、牟礼たちが出会った新米の酌婦は不吉な文を運ばされる。公金を掠めた悪党たちは欲をかいて滅び、空しさだけが残る。

22「春の祈り」 1970.3.2

 山里の小藩で起こる悲劇、許婚者を寝取られた青年が斬った相手は殿様のお血筋。青年の周囲のほか、若様の守役たちも死ぬよりほか道はなく、仄かな恋を喪った大工の若者も悲しみの地を去る。


23「石に咲く花」 1970.3.9

 京へ行く武士が斬られるポイントでの裏話は悲話、待っても還らぬ者を待ち続ける哀れな主従を支えていたのは、その因を作った若者。己の行為に心苛まれていた男は再度の殺戮を拒否し落命、宿場口で売れもせぬ造花を並べて来ぬ人を待ち続ける二人に事実は知らされず、その姿は伝説となる。


24「使命は間者」 1970.3.16

 長州の動きを探ろうと武芸に秀でた者を選抜したさる藩だが、この人選が大ハズレ。武門の誉れ高き家に生まれた堅物は、母親が危ぶんだとおりガチガチに緊張し、敵の偵察部隊に易々と正体を覚られてしまう。


25「春雷の中の女」 1970.3.23

 人っ子一人おらぬゴーストタウンの宿場町、世話役父子はそれぞれの理由で居残り。牟礼たちの力押しで悪代官は家老に引き渡され大団円、しかし自棄になった男の一言が事態を最悪の方向へ持ってゆく。


26「血斗暁七ツ」 1970.3.30

 続々と京へ向う長州勢、怪しまれ捕まった見知りの密偵を救うため人質をとるなど無茶をするダンナ方、しかし助けた男の口から知れるのは三人に下されていた公儀の冷酷な処置。殺到する長州勢を斬り伏せた後、三人はそれぞれの道へ散ってゆく。
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タグ:時代劇
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栗塚旭・俺は用心棒 [時代劇]

俺は用心棒(1)
帰ってきた用心棒(1)

俺は用心棒 OP
Youtubeで見る↓
http://www.youtube.com/watch?v=U0ioF7R_TJo


俺は用心棒 オープニング


俺は用心棒 番組宣伝


帰って来た用心棒OP


帰って来た用心棒・待っていた用心棒 番組宣伝

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[俺は用心棒(1966年:TVシリーズ:全26話:モノクロ)]

<解説>
俺は用心棒(おれはようじんぼう)とは、結束信二原作・東映制作のTV時代劇。1967年4月3日~1967年9月25日にNET(現・テレビ朝日)系列で放映。全26話。

また、 『待っていた用心棒』、『帰って来た用心棒』に続く用心棒シリーズの第4作目が1969年4月7日~1969年9月29日にNET系列で『用心棒シリーズ 俺は用心棒』というタイトルで放映された(全26話)。

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<概要 >
結束信二による用心棒シリーズの第1弾であるが、この時はまだ"用心棒シリーズ"と銘打たれてはおらず、単に『俺は用心棒』というタイトルであった。テレビで実際にこの銘が冠されたのは、次作『待っていた用心棒』から。そのためシリーズ第4弾の正式名称は『用心棒シリーズ 俺は用心棒』である。

また、シリーズ第1弾で沖田総司を演じた島田順司は、第4弾では田島次郎という別の役を演じており(このため第4弾はシリーズ第3弾『帰って来た用心棒』の続編にあたる作品と思われる)、同じ『俺は用心棒』でもそれぞれまったく独立した話であることが伺える。

栗塚旭にとっては土方歳三に次ぐ代表作のひとつとなった。

品田万平役の左右田一平は後の『用心棒シリーズ』でも品田万平を演じており、同一人物が全シリーズに連続で登場したのは、シリーズを通して彼だけである(『待っていた用心棒』に栗塚は出演していない)。

第1弾の特徴の一つとして、島田演じる沖田総司といった、幕末に活躍した実在の人物が登場する唯一のシリーズであり、他に芹沢鴨(遠藤辰雄、現・遠藤太津朗)、清河八郎(岡田英次)、高杉晋作(菅貫太郎)らが登場している。

< エピソード>
第3話に結束信二が牢屋にいる罪人の一人として出演している。
第19話「眞葛ヶ原にて待つ」は用心棒シリーズでは唯一のカラー作品である。

< スタッフ>
原作: 結束信二
プロデューサー: 上月信二、田村嘉
監督: 河野寿一

< キャスト>
※()内は登場シリーズ
野良犬…栗塚旭
品田万平…左右田一平
沖田総司(第1弾)、田島次郎(第4弾)…島田順司
長州の間者・新太(第1弾)…中野誠也

<第1弾の放映リスト(話数・サブタイトル・放送日・あらすじ) >
1「天を斬る」 - 近衛十四郎がゲスト出演。1967.4.3

 文久元年春、さる城下町で起こった騒動はお定まりの急進派摘発。かかる火の粉をうるさそうに払う野良犬だが、侍でもない若者の死にブチ切れ、掛け合いに行った先では血の雨を降らす。


2「剣には小判を」 - 岡田英次がゲスト出演。1967.4.10

 江戸へやって来た野良犬は文無し、チンピラに誘われるまま「仕事」をするが捕り方に追われるハメになり、とある未亡人の長屋に転がり込む。奇縁相巡るゆくたてのすえ、何やら人助けもしたり、また追われて逃げ回ったり。


3「昏い渦巻」 - 遠藤辰雄、成瀬昌彦がゲスト出演。また、結束信二がカメオ出演。1967.4.17

 浪士狩りに引っ掛かった野良犬は入牢、そこで見込まれスカウトされかかるが誘った浪人は頓死。死に際に仕事料の取り立てを頼まれた野良犬は、八丁堀と過激派を手玉にとり遺族に渡す金をゲット。


4「脱出」 - 菅貫太郎がゲスト出演。1967.4.24

 異人に雇われていた野良犬は浪士の襲撃を防ぐが、斬らずに散らす。浪士の一人は非道を嫌う妙に律儀な青年で、以降彼が仲間に売られ蒙る難儀を野良犬が大胆極まる手口で救うお話に。


5「紅さんご」1967.5.1

 泊り客に裏切者の密偵を取り次いでしまった下女は、激しく心痛め落ち込む。ダンナたちは彼女の心を安んじようと動くが、苦い結果が残る。


6「銃声」1967.5.8

 旗本の殿様が道楽で入手するピストル、試し撃ちで祝言を前にした一人息子を殺された老父はせめて恨みの一太刀を浴びせたいと願い、野良犬たちは同調する。


7「蒼い獸たち」1967.5.15

 とある城下町で起こる、お決まりの過激派摘発騒動。情勢が変わったことで有頂天になる「志士」たちを冷ややかな目で見る野良犬、巻き込まれた蕎麦屋の親子をひとり気に掛ける彼だが、「用心棒」としての役目は果たしきれず当地を去る。

8「赤い提灯の下」 - 高木均がゲスト出演。1967.5.22

 名ばかりの亭主に売られ、苦労を重ねて掴んだ平穏を破られかける女。居合わせた野良犬は血刀を振るい、女にかかる宿業を断ち切って消える。


9「同志の八人」1967.5.29

 とある藩で起こる、血気に逸った若者たちによる「君側の奸」暗殺事件。身分に関係なく集ったはずの「同志」だが、上士の地位にある者たちの因循は骨身に沁みたものだった。

10「祇園小路の刺客」 - 舟橋元が桂小五郎役でゲスト出演。1967.6.5

 共に宴席にいた朋輩を斬られ立場をまずくした京在番の旗本は、料亭に居合わせた野良犬を犯人に仕立てて事態を取り繕おうと画策。謀議の茶店を覗いた半玉を無惨に殺した怯懦なる侍の未来は、もちろん閉ざされていた。


11「襲撃前夜」 - 小池朝雄がゲスト出演。1967.6.12

 百姓上がりの婿養子が砂を噛むような日常に求めた安らぎは、こすからい勤皇志士に利用される。良心の痛みに耐えかねた男は新天地を求めるも、孤舟が空しく川を下る。


12「木屋町非情」1967.6.19

 町に身を潜めた高杉晋作を狙って、新選組が湧く。野良犬は金のためと称し高杉の逃走を助けるが、彼がために難儀を蒙る、か弱き者たちをこそ捨て置かない。


13「雷雨の日に」 - 里見浩太朗がゲスト出演。1967.6.26

 雨宿りした仕出屋に強引に入り込み時ならぬ宴を張る「浪士」たち、迷惑がるあるじ夫婦だが、気前よく小判を置き大量の注文をしてゆくのを天佑と喜ぶ。しかし届け先は壬生、やって来た浪士は芹沢鴨なのだった。


14「光った包丁」1967.7.3

 会津の公用方が利用する料亭に仕掛けられた奸計、密かに入洛した桑名の強硬派は店の板前の手引きで暗殺される。それを知らずに手伝ってしまった下働きの青年はいたたまれず、娘の仇討ちに同行し惨劇を演じることとなる。


15「だんだら染」 - 西田良が山崎蒸役でゲスト出演。1967.7.10

 人目をひく隊服は、新入り隊士の命取りに。深手を負うも助かりそうとみた沖田は、一太刀も敵に浴びせていない体たらくを誤魔化してやろうとするが容態が急変、野良犬が救った恋人のほうも世を儚み、全て空しく徒労に終る。


16「志士の写本」 - 瑳峨三智子がゲスト出演。1967.7.17

 見回組の襲撃は人違い、襲った駕籠には気まぐれを起こしてキャンセルを埋めてやった野良犬。仕方なく振るった刃は、彼の立ち寄り先に多大な迷惑をかけてしまう。


17「網の目の中」1967.7.24

 生活のため就職する浪人だが、仕えた主は急進派の大物。身辺には勤皇左幕双方の目が光っており、本人には右も左もないのにスパイ扱いされ、一旦は誤解も解けるが亭主を案じた哀れな女の「短慮」で水の泡。ドラマは、亭主の死後下品な酌婦に身を落とした女が、姉小路卿暗殺を聞いて発する高笑いで締めくくられる。


18「月明柳の馬場」 - 浜村純がゲスト出演。1967.7.31

 靡かぬフィクサーの富商を暗殺すべく動く長州は、搦め手から攻める。道具にされた男女の帰趨は野良犬の予想を超えて無惨、次第を見届けた野良犬は隠居の寮に乱入し鬼神のごとく血刀を振るう。


19「眞葛ヶ原にて待つ」 - 舟橋元が2回目のゲスト出演。1967.8.7

 やっと代官所手代の職を得、御用の旅の暇を見て妹に会いに来た男が京洛に散る。容貌が桂小五郎に酷似していた不運、しかし過って彼を斬った筋目の良い筈の侍たちは、卑怯にも言い逃れようとする。彼の妹の料理屋には、野良犬と万平ダンナが来合わせていた。


20「日照り雨」 - 土田早苗がゲスト出演。1967.8.14

 古都の片隅で縁談も退け弟の学費捻出のため働く女だが、突然帰った弟は物騒な連れを伴い、学業も放擲し「同志の方々と回天の国事をなす」という「熱病」に取り憑かれていた。その場に際会した男たちは稚気あふれる青年を助けようと動くが、権高な娘の一言が彼の運命を狂わせる。


21「おっかあの唄」1967.8.21

 獲物を待つ新太が吹く草笛に足を止めるお使い中の丁稚、それはなつかしい故郷の旋律、母に教わった歌。もう一度聞きたくてお使いの帰りにそこへ戻ってきた少年は、新太を囲む捕物に遭遇し、これが己だけでなく同郷の優しい父子の運命をも狂わせることになる。


22「見知らぬ旅の客」1967.8.28

 雪深い丹波路で起こる惨劇、出稼ぎ帰りの杜氏を殺し金を奪った「脱走隊士」は殺した男の家に出向き立て籠もる。さらなる犠牲を出さぬよう、追者の沖田を制し一人で現場に向かった野良犬は脱走者の心理を読み事をおさめる。しかし、野辺送りには早桶が一つ追加されているのだった。


23「闇に白い火」1967.9.4

 ヤクザに翻弄される旅籠の若夫婦、幸福な日々はいきなり断ち切られ嫁は拉致される。居合わせた万平ダンナと新太が取り返しに行き、そこの用心棒をしていた野良犬が裏切ってはもう終りなのだが、親分を斬り捨てたあと見えた壁には不気味に刃が突き立っているのだった。


24「拾った道」 - 寺田農、花園ひろみ、藤原釜足がゲスト出演。1967.9.11

 殿様の寵深い腰元と逃げた近習は、とある農家に逃げ込み。たちまち追手がやってくるが、居合わせた野良犬はその家の婆さんが気の毒がるのを見て二人を逃がす。もちろん碌な結果は待っていないが、老夫婦に危難は及ばず女は新しい命を拾う。


25「めおとの風」 - 織本順吉、菅井きんがゲスト出演。1967.9.18

 「ご時勢」で領民から金を用立てようと代官が派遣されてくるが、したたかな庄屋は抱き込んだ小役人と画策し「接待」で金高を抑えようとする。好き者の代官に宛がわれかける茶店の女、その店には野良犬が来合わせていた。


26「乱れ雲」 - 扇千景がゲスト出演。1967.9.25

 鳥羽伏見の戦い勃発、砲声の聞こえる酒肆で平然と酒を呷る野良犬。急速に変わりゆく時勢に、見知りの者たちは散り散りになり、救おうとした女も儚く消え、どこへ向かうのか野良犬も峠を越えてゆく。



<第4弾の放映リスト(話数・サブタイトル・放送日・あらすじ) >
1「竜神の明り」 1969.4.7

 お話の主軸は冤罪を晴らそうとする夫婦の哀話。そも彼らを不幸のどん底に叩き込んだ、手柄のために人を踏みつけて恬と恥じぬ役人の、とんだ火遊びも明らかとなるのが皮肉。


2「草笛の鳴る朝」 1969.4.14

 田島が見かけた、一対一の果し合いに臨むと言っていた侍は前後左右から斬り刻まれて果てる。ダンナ方が関わって真相は知れるが、仇討ちに出た妹と下僕はそれを知らず、もう真の仇がいないことも知らず、あてどない旅に出たままとなる。

3「陽炎の宿」 1969.4.21

 ヤクザに追われる男女を助けるダンナ方、文無しだけど義理堅く情が厚いので身動きとれぬさまが大笑い。追い払ったのに戻ってきて墓穴を掘るヤクザどもには、もちろん容赦なし。


4「街道口の女」 - 河原崎建三がゲスト出演。1969.4.28

 なにやら追われているらしい若侍たちへの言伝を託されるダンナ方、しかし侍たちは頼んだ女に心当たりがなく、謎めいた展開に。追っ手が現れて仔細が知れ、若侍たちの心底も判り、ダンナ方は彼らの代わりに荒事を引き受けてやる。


5「浪士狩りの夜」 1969.5.5

 お決まりの浪士狩りに激しく抵抗する男は訳あり、しかもその「訳」にさらに裏があり、矛盾に気付いた田島次郎はきつい目で彼を見つめる。

6「きぬたの音」 1969.5.12

 蔵奉行からの不正持ちかけを撥ねつけた主従が狙われるが、ダンナ方が居合わせ手荒く防御。しかし、侍たちに強要され口を噤んだ娘が、呵責に駆られ走った道は奈落に通じており、哀れな残留思念が怪談じみた説話となる。


7「江戸で知った女」 1969.5.19

 昔わりない仲だった男女の偶然の邂逅は、男の軽はずみにして卑怯な行動により、数多の人々の運命を狂わせる悲惨な事態を招く。


8「宿場からは遠く」 - 梅津栄、柳生博がゲスト出演。1969.5.26

 主義主張関係で追われる侍と武家娘は、ダンナ方の前で恋愛関係の喧嘩沙汰。娘を無事思う相手のもとへ届け、横恋慕男を斬って逃げ方指南までしてやったのに、用心棒のダンナの気遣いは見事に無駄に終り、唐丸を三つ見ることになる。

9「折れた剣」 - 亀石征一郎がゲスト出演。1969.6.2

 据物斬りの達人の隠居は、殿様のご落胤に負ける芝居を断り密殺される。達人は刺客に刀を折られむざと斬られるが、その刀を損じた若き弟子の後悔を払ってやりたい用心棒のダンナが泣かせる。


10「噂の中の女」 1969.6.9

 ひとりの女の動向を、トリッキーな演出で見せるお話。供もつけず旅をする筈がない富商の若い後添を見た男たちは、それぞれの立場で欲をかき墓穴を掘る。しかし最も深い闇に落ちたのは、衆目を集めたその女自身だった。


11「枇杷の実る宿」 1969.6.16

 仲間を裏切り出世の糸口を掴んだ男は自分の女も裏切り、その行為により命を落とす。男のために取り置かれていた枇杷の実が散乱する庭で、女の家族はただ嘆くばかり。

12「暁に染まるころ」 1969.6.23

 旱魃の村では水論が起こり、暴発寸前。そこへ代官に放逐された男が帰り、過去に試みて失敗した禁断の水門開放を行おうとするが、彼は密告者への復讐も期していた。


13「刺客のひそむ夜」 1969.6.30

 狙われていた新任の船奉行はダンナたちの働きで難を逃れ、殊勝な若き中間はよく主人を助け果敢に立ち回る。しかし若者との生活を夢見て頬を染める娘のもとへは、万平ダンナが消息を告げに現れるのだった。


14「青葉の中の娘」 - 石橋蓮司がゲスト出演。 1969.7.7

 追われる主従に引っかかったダンナ方は、事情を聞いて頭に血がのぼった暴走気味の田島に引きずられ、因循者をこてんぱんにやっつける。仲間うちの与太話もテンション高め。


15「夕顔の咲く宿」 - 村井国夫がゲスト出演。 1969.7.14

 父の遺志を継ぎ江戸で修行に励んでいるはずの弟が、ヤクザの女と逃げているうえ金のために遺品の銘刀を欲し、追ってきたヤクザに土下座し無様に命乞い。彼に期待し、つましく暮らしていた姉は絶望する。


16「迎えにくる武士」 - 鷲尾真知子がゲスト出演。 1969.7.21

 ダンナ方が投宿する旅籠に、巡礼に身をやつしたお姫様。こんなご時勢にお家騒動をやらかしているだけあって、お迎えはすんなりとはやって来ないし、姫様自身も無意味に権高な態度でダンナ方の不興を買う。


17「夏の夜と朝に」 - 森次晃嗣がゲスト出演。 1969.7.28

 朋輩を斬った城侍は、強盗の態をつくろい目撃者の女を脅す。はじめ黙す気でいた女、捕まった者が明らかに違うと知り惑うところへ当の「犯人」が立ち現れるが、女の家の裏の空き家にはダンナ方が雨露をしのいでいた。


18「稲妻の中に」 1969.8.4

 奇妙なゆくたてでヤクザと事を構えるダンナ方、女を守ってやるも結果は空しく、因となった屍は葬る者もなく雨に打たれる。


19「消えた銃声」 1969.8.11

 新式銃の誤射による老爺の死、逃げた者どもにかんかんに怒った田島の行為はおおごとを出来するが、長年連れ添った亭主を亡くした老婆の心は既に現世になく、全ては空しい。


20「廻り灯籠」 1969.8.18

 縁付いた経緯から下女にすら侮られ、内緒の苦しいのもよそに過去の栄光を忘れぬ見栄っ張りな隠居の世話をして過ごす旅籠の女将。ここへ、上方で板前修業をしているはずの亭主がヤクザを伴って現れ、金策を持ちかける。用心棒のダンナの刃は全てを撫で斬り、灯籠に残された万平ダンナのエールどおりに新しい運命は選び取られる。

21「決起の時九人」 1969.8.25

 身勝手な侍のため贄にされかける郎党たち、殿様の意向に右往左往する者どもを皮肉たっぷりに描く、結束節炸裂の一話。


22「ひぐらしの鳴く町」 1969.9.1

 好いた女と、己の胤でもないその女の子供を守るため、濡れ衣を晴らそうとしない男。事情を察したダンナ方がもちろん放っておく筈もなく、てきぱきと荒っぽく動く。

23「亡き父の怒り」 - 浜田寅彦、近藤正臣、鷲尾真知子がゲスト出演。 1969.9.8

 旅籠の下男に託された品は、作事奉行の作った二重帳簿。不正を糺し浪人して死んだ父を重ね合わせ、ぼうぼうと正義感に燃える青年だが、帳簿を取り返しに来た藩士たちと、帳簿をダンナ方に託して死んだ侍らしからぬ男と、何やら立場が微妙なのだった。


24「掟」 1969.9.15

 渡世人の抗争に関わるダンナ方、基本的に別世界というスタンスで関わりは避けるのだが、傷ついた者を放っておけないし、茶店の親爺が連れて行かれているので遠征もするし、死んだ者は葬ってもやる。


25「幽明の町」 1969.9.22

 故郷の父に嫁を見せに帰った息子が叩き込まれる過酷な運命、己をたばかった幼馴染を追い求める男は、憎い仇がもはやこの世の者でないことを知る由もなく彷徨い続ける。


26「暁雲」 1969.9.29

 奇妙なお薦さんに泊り客への文を頼まれた下働きの娘は、渡せなかったことに煩悶。泊りあわせた田島に相談して追ってゆくが、受け取り手の若者はお家騒動の度に駆り出され続けていた「若様」で、とんだ「お家の事情」に巻き込まれてしまう。


[待っていた用心棒(1968年:TVシリーズ:全26話:モノクロ)]

<解説>
待っていた用心棒(まっていたようじんぼう)とは、結束信二原作・脚本のTVドラマ。1968年1月29日~1968年7月22日(全26話)にNETテレビ(現・テレビ朝日)系列で放映。

<概要>
結束信二による『用心棒シリーズ』の第2弾。主演の野良犬役には、昭和の怪優として有名な伊藤雄之助。前作『俺は用心棒』の主役を務めた栗塚旭が松竹との仕事の兼ね合いで出られなくなったこともあり、結束作品の主演を飾らなかったのは今作のみである。その他の出演者は、結束作品の常連である島田順司(捨て犬)、左右田一平(品田万平)に加え、高橋俊行(高森玄)が狂犬と名乗る浪人役で登場する。

結束作品では比較的、好青年な役を演じてきた島田順司には珍しい、用心棒といういつもとは違った、しかも少々悪びれたキャラクターを演じている。

野良犬の性格設定は、第1話と第2話で異なっている。それ以降の話数でも、性格が違う事が多い。近藤ゆたか編「蔵出し 絶品時代劇」にある坂井由人の筆によれば、スポンサーサイドからの「気が弱くて優しい主人公では、シリーズのイメージが狂う」とのクレームにより、当初撮影された第2話を後に放送し、第1話を急遽制作したとの事である(坂井は第1・2話を急遽作ったと記しているが、実際の当作品を観る限り、第2話の野良犬は弱々しくやや頼りない性格になっている)。そしてクレーム後の野良犬は、歯をむき出しにし、荒々しい言動を見せる事が多くなった。伊藤はこのクレームに憤慨し、番組の早期の終了を望んだという。

伊藤降板後の第19・26話には、若山富三郎が夏山大吉郎という浪人役で出演。容姿は顔に傷のある、目が見える座頭市といった風情で、事実上、野良犬の代理であった。最終回となる第26話では、洒落の利いた台詞を言っている。

数回登場した青木与兵ヱ(香月涼二)と十吉(西田良)は、次作『帰って来た用心棒』にも引き続き登場している。ここから今作と次作は登場人物に違いはあれど、繋がりがあるとみる事もできるが、真偽は定かではない。

ちなみにタイトルに"用心棒シリーズ"と銘打たれるのは今作からである。


<概略>
時は動乱渦巻く、幕末。時世の流れに翻弄され、虐げられた弱者のために、四人の浪人が悪を討つ。


<スタッフ>
原作・脚本: 結束信二
プロデューサー: 上月信二、田村嘉
監督: 河野寿一

<キャスト>
野良犬 …伊藤雄之助(1~18話)
品田万平…左右田一平
捨て犬…島田順司
狂犬…高橋俊行(高森玄)
夏山大吉郎…若山富三郎(19、25、26話)
作次郎…小田部通麿
十吉…西田良
青木与兵ヱ…香月涼二

<放映リスト(話数・サブタイトル・放送日・あらすじ)>
1「剣を抱いた十人の客」 1968.1.29

 とある城下町、策謀のためにスカウトされた浪人たちは旅籠に集まってくるが、指令の来る気配がないどころか、唯一名が知れていた藩士は上意討ちに遭い死亡。解散せよとの知らせは来るが、志士気取りで気炎を上げていた浪人どもは小グループごとにわるさをはじめ、悉く野良犬ダンナたちに打ち懲らされる。お話をひとことで言うと「旅籠の難儀」。


2「町の中の野火」 1968.2.5

 とある城下町、横車を押す二足の草鞋に苦しめられる男女の哀話。捨て犬の儲け話に乗り目明しを黙らせるための金を稼ぎに出る野良犬だが、駕籠に乗っていたのは目指す大物ではなく、身代りをつとめた狂犬だった。


3「吹きだまりの月」 1968.2.12

 武士を捨て市井に生きようとしていた男が、時勢に乗った企みの果て虫けらのように始末される。密談を隣の座敷で聞いていて黙過した野良犬だが、残された健気な娘の用心棒として彼女に降りかかる火の粉を払い去ってゆく。


4「暗殺」 1968.2.19

 イデオロギーを主張したため消される旗本、その暗殺をめぐり多数の人々が巻き込まれ運命を狂わされる。


5「湯島裏の女」 1968.2.26

 苦界に身を落とした元同心の妻の代人として、かつ「仲間のようなもの」を助けるため、野良犬は南町与力のもとへ乗り込む。三様に弱い女に優しい名無し犬たちだが、女は身を隠し金を届けることもできない。


6「冷えた燗酒」 1968.3.4

 野良犬が危機を教え逃がしてやった若侍たちの件は後をひき、殺到した追っ手により元からボロい玄妙館はさんざんに破壊される。混乱の中に無辜の命も失われ、塒をなくしたダンナたちは江戸を去ってゆく。


7「志士になる日」 1968.3.11

 親戚宅でこき使われる兄妹、ある日会いにやって来た幼馴染は志士になりおおせていて、武士になれると誘う。しかし志士たちには既に手が回っており、青年が町方に売ったと誤解した幼馴染は彼を斬りにくる。割って入り、心ならずも斬ってしまった野良犬の表情が凄絶。


8「雪あかり」 1968.3.18

 実家の父に無理を言い貰い受けてきた盆梅、雪道を難儀して運んできた妻女を待っていたのは、寄りかかっていた大樹が失脚しうろたえる無様な夫。そして不実な裏切りのすえ、無駄な屍が重なってゆく。


9「関所越え」 1968.3.25

 大黒柱は出稼ぎにゆく雪の寒村で起きる事件、百姓の女房を関所越えの小道具に使おうとした男も、袖の下を貰って通しかけた役人も野良犬たちの介在でおじゃん。難儀を強いられた嫁と、その安否を気遣い駆けてきた亭主、助かるはずの二人の前に暗黒がぱっくりと口を開けて待っていた。


10「天神さまの細道」 1968.4.1

 酒肆の女を娶る浪人だが、暮らしは立ち行かない。窮したうえ引き受けた汚れ仕事では道場剣法が通じず、せっかく得た金も逃す体たらくに女房は別の男のもとへ走り、惨劇となる。


11「襲撃七条河原」 1968.4.8

 役人狩りの現場に居合わせ、浪士たちに狙われる老いた元目明し。老人は難を逃れるが、彼の家で刺客を待ち構えたお町のダンナは凶刃に斃れ、その死はもうひとつの棺を追加する。


12「西から来た侍」 1968.4.15

 地下活動の密書を運ばされた野良犬と小料理屋の小女は、役人に追われる羽目に。きっと大事なものと心を痛める健気な娘だが、頼んだ侍も親切ごかしの夫婦も、彼女の好意に値せぬ下衆だった。


13「祇園に斬る」 1968.4.22

 祇園に遊ぶ富商を、長州の使嗾を受けた浪士たちが狙う。ダンナたちがガードする相手は斬られたり卒中で頓死したり、痴情のもつれで心中などいつもの事だが、言われるままお使いをしていただけのおちょぼさんが失職してしまうのが、どうにも哀れなのだった。


14「仇の名は」 1968.4.29

 万平ダンナがミクロコスモスを感じた庭のある静かな寺で、俗塵にまみれた馬鹿者が仕出かす殺人。許せぬ悪を斬る狂犬だが、仇が誰であるか知らぬほうがよい者に酷い真実を覚らせてしまうことになり、卒塔婆がひとつ追加される。


15「糺の森 七ツ半」 1968.5.6

 己を大物と自負する長州侍は、世話をしてくれた者にかかる迷惑を斟酌しない。元よりカチンときていた捨て犬をはじめ、ダンナ方は庇いあう家族のほうに肩入れ。

16「刺客の条件」 1968.5.13

 命知らずの無鉄砲さは確かに刺客の必要条件、しかし生き残るためにはまた別の要諦。功名心や使命感からの無茶は、確実に命取りなのだった。


17「淀の川風」 1968.5.20

 過激派に染まった倅の藩主を叱りにやって来る「御隠居」だが、京屋敷の藩士らは当然京入りを阻止の構え。御隠居の手引きをした商人の定宿では、何も知らず使いをつとめた女中がむごい目をみる。


18「潮騒の彼方から」 1968.5.27

 大坂へ来ても相変わらずのダンナたちだが、旅籠を襲われた娘の線から野良犬ダンナの前歴が出てきて、彼は友のため白刃をふるったあと姿を消す。


19「同志たちの夜」 1968.6.3

 藩を追われた「志士」たちの逃避行は、夜明けを待たずして終る。高邁な言説の裏が獣の男、手前勝手な群れる者たち、そして純粋な若者は現実に耐えられない。

20「遠い国からの客」 1968.6.10

 幕末の喧噪も届かぬ静かな里に、物騒なよそ者。旧家に上がりこんだそやつらははじめ国士の何のとほざき、真面目な当主を悪し様に罵るのだった。

21「宿場の夜露」 1968.6.17

 功に逸り好きな娘の危機に焦り、若い目明しは蛮勇を奮う。なんとか局面を切り抜け、陣屋へ報告に向かう夜道にぽっかり口を開けていた危険、凶報に誰も語る言葉を持たない。

22「紅殻格子」 1968.6.24

 倒幕浪士が捕まり際、屋台の親爺に預けた金は一人の女を苦界から救う。金を届ける気のいい親爺やダンナ方の働きで解放された女は、犠牲の大きさにさめざめと泣くのだった。


23「花嫁御寮の夢」 1968.7.1

 悪どい女衒によって約束と違う家に奉公させられた娘を、兄の丁稚に代わり取り戻してやる万平ダンナ。奉公先の雑掌の妾宅では、物騒な客による殺伐も。

24「狙撃者たち」 1968.7.8

 一徹な老職人が「志士」に煽られて仕上げてしまった新式銃は、家族のみならず里人に多大な難儀をもたらす。騒ぎはダンナ方が居合わせたことで収束するが、あたら楽隠居を決め込んでいた老人の暮らしは一変してしまう。

25「ただ一人の女」 1968.7.15

 有為の士が因循家老を斬るが、家中の者が犯人では困る目付役は流れ者の仕業として片付けようとはかる。そのために出る犠牲者を慮ってダンナ方が出張るが、事は既に進められていた。


26「山なみの彼方へ」 1968.7.22

 追われる女を中心に、誰が悪者か判然とせぬ騒動が巻き起こる。商売で関わったダンナ方は結局ロハで女を守ってやることになり、一同の道はひとまず別れゆく。


[帰って来た用心棒(1968年:TVシリーズ:全36話:モノクロ)]

<解説>
帰って来た用心棒(かえってきたようじんぼう)とは、結束信二原作のTVドラマ。1968年7月29日~1969年3月31日(全36話)にNETテレビ(現・テレビ朝日)系列で放映。

<概要>
結束信二による『用心棒シリーズ』の第3弾。

シリーズ第1弾『俺は用心棒』で栗塚旭が演じた野良犬という役から、今作では謎の浪人という役名に変わっているが、同一人物か否かは定かでない。

また前作『待っていた用心棒』で悪びれた浪人、捨て犬を演じた島田順司は、一転して昔、島田自らが演じた沖田総司そのままといえる姿をした好青年な剣士、田島次郎を演じ、軽快にジャンプしつつ斬る独自の立ち回りを見せている。

一方、左右田一平演じる品田万平は今作にも健在で、作品を見てきた視聴者にはお馴染みとなった飄々とした姿にますます磨きがかかり、シリーズには欠かす事の出来ない名キャラクターである。

シリーズ第2弾『待っていた用心棒』で数回登場した同心の青木与兵ヱ(香月涼二)と岡っ引きの十吉(西田良)が今作にも引き続き登場。これに同じく前作で飲み屋の店主、作次郎役で数回出演した小田部通麿が、岡っ引きの千造役で加わり、今作の名物トリオとなった。

<スタッフ>
原作・脚本: 結束信二
プロデューサー: 上月信二、田村嘉
監督: 河野寿一、佐々木康、松尾正武

<キャスト>
謎の浪人 …栗塚旭
品田万平…左右田一平
田島次郎…島田順司
千造   …小田部通麿
十吉    …西田良
青木与兵ヱ…香月涼二

<放映リスト(話数・サブタイトル・放送日・あらすじ)>
1「道を教えた娘」 1968.7.29

 武芸者の若者・田島次郎は、はるばる京へ小太刀の名手を訪ね教えを乞おうとするが、当の「師匠」は老いさらばえているうえ酒浸り、挙句の果て会ったその夜に借金返済の算段に暗殺仕事を引き受けて頓死。この件に巻き込まれるかたちで、三人の男が出会う。


2「赫い月の夜」 1968.8.5

 田島の下宿先で起こる「ご時勢」の騒動は「しんどい仕掛け」になっていて、益体もない屍が積み重なるのみ。叔父を訪ねてきた白川女と田島が再び顔を合わせることもなく、一見平穏な京の日常が続いてゆく。


3「送り火が燃えるとき」 1968.8.12

 盂蘭盆の夜、寡婦のもとへ義理筋から預けられた客は倒幕浪士。たちまち降りかかる災難、町方に追われ家にも戻れぬ母子を優しく頼もしく保護する三人だが、彼らにかかる難儀を心苦しく思った寡婦は、娘を連れていずこともなくそっと消える。


4「祇園小路に死す」 1968.8.19

 病の父のため花街にいた女は、恋人の仕官のため客の公儀役人に身を任せるが、男が仰せつかった仕事も女の仕出かした不実もろくな結果を呼ばず、恋人たちは空しく石畳に骸を晒す。


5「地蔵盆の灯り」 1968.8.26

 地蔵盆の宵、万平ダンナが拾った迷子は野心を抱く倒幕浪士によって人質にされてしまう。子を送っていった手習いの師匠が巻き込まれ危機に遭遇するとき、夜の路地にうっそりと野良犬が現れる。


6「粟田口の迎撃」 1968.9.2

 訳ありげな「志士の妻女」を助けて動くダンナたちは、京と大津を行ったり来たり。夫婦も庇護者もやられてしまうが、「密書」は不思議な男の手によりいずこかへ届く。


7「六角の闇から闇に」 1968.9.9

 六角の獄に囚われていた浪人は、あまりの苦しさに耐えかね密偵を引き受けてしまう。しかし町雀でさえ怪しむ早すぎる出獄を、長州が疑わぬはずもなかった。夫婦の危機に現れるは、謎の筋から寄越された用心棒・野良犬。


8「野分の中」 1968.9.16

 京に遊学していた常陸の郷士は、才に溺れ志士気取りで動き虎の尾を踏む。田舎からやって来たその若者の老父のため動くダンナたちだが、青年と父が生きて会うことは遂に無く、また闇は深くフィクサーの実像も杳として知れない。

9「無惨の巻」 1968.9.23

 京の出店へやって来た大店の女将が襲われるが、野良犬のほか凄腕の浪人が関わって企みは頓挫、首謀者の「志士」は名を地に落し遺族は町衆の非難を浴びる。その男を斬った田島は、いきり立った遺児の怒りを受け止めてやるが、状況は変わらず残された者たちは京を去るしかなかった。


10「東の空が暗く」 1968.9.30

 嵐山の山水を愛でにいった先で物騒な事件に遭遇する万平ダンナと田島は、殺された男のお供をしてきた娘を拾って帰る。娘が預かっていた秘密文書も、それを狙った侍を野良犬が斬った件も、しんどい仕掛けは全て済み、娘は万平ダンナが紹介した店で働き始め重宝がられ、そこの板前と何やらよい雰囲気。皆温かく彼女を気遣い、なんと野良犬ダンナまで娘に物を贈るが、悪い因縁が店にやって来てしまう。


11「弦月の下」 1968.10.7

 勤勉なため激しく浪士の恨みを買った奉行所の役人が、上の方針で配置転換に。前例あることとて彼の移動には慎重に配慮がなされるが、情報ダダ漏れでワヤな事態が橋本宿を舞台に展開される。上つ方の遣わした用心棒である野良犬の働きもあり、当の本人は無事東帰を果たすも、病の亭主に人参を買うため命がけで使い走りをつとめた旅籠の女が、とんだ貧乏籤を引き当てる。


12「あの竹薮をぬけて」 1968.10.14

 老ノ坂の往還を分け入った竹藪に埋もれてある旧家、そこへ国事に奔走する志士が怪我人として運び込まれ、血腥い一陣の風が吹き荒れて去ってゆく。繰言を呟き続ける老爺と、黙って世話を続ける嫁は、志を抱き出て行った当主の帰趨を知らされない。

13「風の泣く里」 1968.10.21

 木津川のほとりの鄙びた里に暮らす女たちのもとに、その家の倅の勤め先から女がやって来る。主人と称する奈良町奉行所与力は、国士を気取るもののただの追われ者で、女たちに不幸をもたらし消えてゆく。


14「仕官の日」 1968.10.28

 浪人と京在番の旗本の喧嘩が、更なる悲劇を出来する。物のわかった旗本の上司は辞を低くして事を穏便に済まそうとはかるが、斬られた浪人のほうの係累に軽率にして野心家のおっさんがいて、最高にマズいタイミングで交渉の場にやって来てしまう。


15「暁に待つ」 1968.11.4

 物慣れぬ新任の某藩留守居役は、出入りの商家に私的外出をするものの天誅浪士に狙われて足止め。会うはずだった女のもとへその家の手代を使いにやるが、危険が迫っているなかでは無謀極まりない行為なのであった。

16「夜に消えた」 1968.11.11

 発作に苦しむ侍の爺さまを助けた田島は、そのまま荷物を持って送ってやり事件に巻き込まれる。事は野良犬のダンナが出張るほどの血腥い一件で、思いきり時間をとられた田島はお目当ての書物を買いそこねる。


17「川の流れに」 1968.11.18

 青臭い気炎を吐く者どもに巻き込まれ、難儀を蒙る「市民」を描く。捕まえる側にも余裕のない堅物がいて、獄につながれる者や京の町を出てゆかざるを得ぬ者も出る。

18「逃げて来た女」 1968.11.25

 風邪に罹った千造を気遣って一人で夜回りに出た十吉は、たちまち襲われ御用提灯と十手を奪われてしまう。このアクシデントをフレームに、曰くありげな男女とそれを追うさる藩の侍たち、十手を奪い悪事に使うゴロツキどもの話を収めてある。


19「半鐘は二度鳴る」 1968.12.2

 一晩に二件続けて起こる放火騒ぎは、幕末の京にも似合わぬヤクザの抗争がらみ。用心棒に来ていた野良犬は、奇妙なゆくたてにも動じず護衛相手のヤクザを守り抜く。


20「白い目じるしの宿」 1968.12.9

 脱藩し追われている浪士は、先行した妻女が宿につけているはずの布切れを目当てにやって来る。行き違い会えぬ夫婦、殺到する追っ手、しかしその宿には野良犬ダンナが居合わせ、逃げるため用意した小船には万平ダンナがのんびり釣りをしていて、竿を損じた追っ手に大いに怒る。


21「月夜の湯けむり」 1968.12.16

 湯も涸れかけている山深い湯治場に、時ならぬ多数の客。野良犬ダンナが保護し連れて来てやった「無実」の青年は、待っていた娘に会い己を陥れた者を打擲したあと、ダンナに厚意を謝し役人に連れられて去る。


22「地獄極楽わかれ道」 1968.12.23

 迷惑極まりない珍客に、大勢が難儀を蒙る話。アブないごっさんがヤバい連中の手に渡る事態は避けられるが、哀れな病人の死期を早めてしまう。


23「おことうさん」 1968.12.30

 晦日の京、掛け取り先でとんだ難儀を押し付けられた手代は、足を痛めた妹を世話してくれた親切なご浪士との奇縁により凶刃から救われたほか、望外のギフトを贈られる。

24「春のともしび」 1969.1.6

 年寄に無体をはたらく浪士を見た菓子職人の青年は、朋輩が止めるのも聞かず介入。これが手前勝手な憂国の志士の目にとまり、青年の運命を狂わせてしまう。

25「月下の顔」 1969.1.13

 暗殺現場に入り込んだ前髪の少年は足止めを食い、さらに出自を知られ「的」を誘い出す人質に。脅迫状を見た少年の姉はすげない夫を見て自ら乗り込もうとするが、時勢は女子供の甘さを容れぬほど切迫しているのだった。


26「狂気の夜」 1969.1.20

 様々な人々に毒を仕込み、デモンストレーションを行う抜け荷商人。青木さまたち町方トリオもやられてしまうが、万平ダンナの働きでからくも助かり、一味も毒を贖おうとしていた大名筋もダンナ方の鉄槌を浴びる。この間、町方トリオの女房たちのお下品な宴会が張られている運び。


27「都に来た娘」 1969.1.27

 兄を訪ね京へやって来た、身寄りのない娘。田島も町方のダンナ方も彼女に優しく、世話された奉公先も暖かいが、兄は千造が憤慨していた外道どもの中に身を投じていた。娘が悲惨な事実を知ることはなく田島の胸に収められ、彼は飲めぬ酒を欲する。


28「福と鬼との巷」 1969.2.3

 節分の夜、京にやって来た訳あり女は、危ないところをダンナ方に救われ、また同じ経緯で消え、「女はお化け」の観念を残してゆく。


29「水ぬるむ頃」 1969.2.10

 鮒釣りで生計を助ける健気な少年とダンナ方の心温まる交流にも、ご時勢の翳。保身のため一家を消そうとしていた侍どもは野良犬ダンナが斬り捨てるが、侍の顔を見た病人は衝撃に命を縮めてしまう。


30「上意討ち」 1969.2.17

 「君側の奸」を斬って退転した若侍は、傷を手当てし追っ手を蹴散らしてくれたダンナ方により甘い考えを完膚なきまでに叩きのめされ、武士を捨て好いた女と逃げるのだが、ビバークした峠の小屋の外には不気味な雪崩の音が響いているのだった。


31「路地裏の宿」 1969.2.24

 浪人への詮議が厳しい城下、旅籠を悉く断られたダンナたちはもぐりの宿に。とんだ讒訴で宿は摘発を受け悲惨な結末を迎え、珍しく感情を露わにした野良犬ダンナが積極介入。お話はたつきのため恥を忍んで商売をする内儀と、彼女を支える奉公人との機微を描く。


32「失踪」 1969.3.3

 受けた仕事をあくまで遂行しようとする飛脚、しかし依頼主はその誠意に値せぬ卑劣漢で、早々と頓死。爆弾の如き「荷物」を託されてしまった飛脚は、果てしない迷路へ。


33「陰の女」 1969.3.10

 倅の悲報を受け京へやって来た老父は、その死が不名誉な横死と聞かされる。どうしても真実を知りたい父を助けて動くダンナ方だが、勤め先が密偵の巣ときては当然、ろくでもない結果が待っている。


34「京屋敷丁半」 1969.3.17

 京屋敷の動静を調べていた間者は斬られるが、見ていた少年は気の毒がって文を届けようとする。もちろんすんなり行かないが、文は万平ダンナに拾われ、追者は田島に阻まれ、届け先には野良犬ダンナが入っていた。


35「密会」 1969.3.24

 他藩の内情を探るため、女を利用した男。女の奉公するお屋敷の知るところとなり、討手が殺到するが、助けてくれという男の申し出を断った野良犬は言い放つ「ただの恋なら助けた」。


36「京洛慕情」 1969.3.31

 重大な使命を帯びて京入りの侍たちは、群がる追っ手から逃れ得ず空しく果てる。死んだ侍は会津者、守護職が置かれ大嵐が吹きそうな情勢を後目に、ダンナ方は京を去る。
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栗塚旭・新選組血風録 [時代劇]

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新選組血風録 OP


春日八郎 - 新選組の旗は行く


新選組の旗は行く -NETドラマ「新選組血風録」主題歌-


主題歌 『新選組の旗は行く』


新選組血風録「拙者刀ハ虎徹ニ候エバ」


新選組血風録「菊一文字」


新選組血風録「紅花緒」


新選組血風録「山南敬介」


新選組血風録「土方歳三と沖田総司の別れ」


新選組血風録「土方歳三と斎藤一の別れ」


「新選組血風録・燃えよ剣」予告


番宣PR 『栗塚旭の土方歳三』

[新選組血風録(1965年:TVシリーズ:全26話:モノクロ)]

<解説>
司馬遼太郎の短編集を原作にNET(日本教育テレビ、テレビ朝日の旧称)系でテレビドラマ化。1965年7月11日から1966年1月2日まで全26話放送のモノクロ作品。

<概要>
非常に高い完成度の作品と評価され、根強いファンが多く1960年代のモノクロ作品であるにも関わらず全話ビデオ化され、またDVD化もされている。俳優は東映所属の俳優だけではなく、劇団くるみ座や東京芸術座などから起用している。特に土方歳三を演じた栗塚旭と沖田総司を演じた島田順司と斉藤一を演じた左右田一平は文字通りのはまり役になった。彼ら三人のコンビが俺は用心棒シリーズとして1967年からシリーズ化された。また、有志のファンによる上映会も1979年から20年近くにわたって続けられていた。ゲストには当時のスタッフ・俳優が参加していた。 司馬の原作小説以外にオリジナル作品も含まれ、原作にはない新選組の没落と近藤の死もあり、最終回は箱館戦争での土方の死となっており、『燃えよ剣』の要素もある。それら、オリジナル脚本は結束信二によるもので、リリカルな描写が目立つ。なお、男色を題材とした「前髪の惣三郎」は当時は同性愛の話をテレビドラマで扱うことは難しく制作されていない。 このドラマが好評だったため1970年にほぼ同じスタッフと主要キャストで土方歳三を主人公とした『燃えよ剣』が制作されている。また栗塚主演の時代劇『俺は用心棒』では島田は沖田総司を演じている。島田は後にドラマの体験談を語った「わが青春の沖田総司」(1977年、新人物往来社)を著わしている。

<エピソード>
当初、司馬遼太郎は東映によるTVドラマ化に難色を示していた。理由は東映が映画化した同作品の改変に不満を持っていたためだった。それを説得するためにプロデューサーの上月信二が土方歳三に扮した栗塚旭と共に司馬に挨拶に行き、それを見た司馬が「土方そっくりや!」と絶賛し、ドラマ化が決定した。
2004年の大河ドラマ『新選組!』はこの作品へのオマージュとして、栗塚は土方歳三(山本耕史)の兄の土方為次郎役で、島田は病に倒れた沖田総司(藤原竜也)を匿う植木屋平五郎役でそれぞれ出演している。
第1話の池田屋の回の撮影は同年の2月から撮影されており、真夏のシーンのはずの池田屋のシーンが出演者の吐く息が白くなっている。また、池田屋はセットではなく、取り壊す予定の建物を使用しており、迫力のあるシーンとなっている。

<登場人物・スタッフ>
土方歳三:栗塚旭
沖田総司:島田順司
近藤勇:舟橋元
山南敬助:早川研吉
斎藤一:左右田一平
山崎烝:坂口祐三郎
永倉新八:有川正治
原田左之助:徳大寺伸
井上源三郎:北村英三
藤堂平助:国一太郎
企画:上月信二・田村嘉
脚本:結束信二
監督:河野寿一(1~4、7~9、12、15、17~26話)佐々木康(5、6、10、11、13、14話)高見育男(16話)
擬斗:上野隆三
音楽:渡辺岳夫
主題歌:春日八郎「新選組の旗は行く」

<放映リスト(話数・放送日・梗概・サブタイトル・主なゲスト・各話あらすじ)>

1 虎徹という名の剣 1965.7.11

 池田屋事件で前後を締め、近藤勇の佩刀・虎徹にまつわるエピソードを回想の形で挿入。原作にない偽虎徹を売り込む女を登場させ、近藤が薄々は偽物と知る件をぼかし「虎徹」を信仰する彼をより単純で人のいい性格に仕立ててある。また、近藤を騙したことを深く後悔した女が本物の虎徹を京まで持ってくる段で、土方のキャラクターを掘り下げてみせるのも見事。

おみね:丘さとみ・弥左ヱ門:嵐寛寿郎

新撰組は池田屋に斬りこみをかけた。近藤勇は虎徹をふるって獅子奮迅の活躍をみせる。しかし、その刀は上洛前に貧しい浪人の娘おみねから買い取ったものだった。土方歳三はそれを偽物と見抜くが、虎徹と信じ切っている近藤のために黙っている。のちにおみねが本物の虎徹を持って訪ねてくるが・・・

2 誠の旗 1965.7.18

 近藤一派を侮り「雑務」を押し付け、連日酒色に耽る芹沢一派。近藤らは黙々と組織作りに励み足もとを固めてゆく。その一環として隊旗調製に勤しむ土方は染屋の女将と交流を持つが、彼女は土方を暴発させようとはかる芹沢に屯所内で陵辱されてしまう。屈辱に耐えた土方は、荒れ狂う芹沢に「もっと狂え」と内心で毒づき、時節を待つ。

芹沢鴨:遠藤辰雄(現・太津朗)・新見錦:飯沼慧・お栄:伊吹友木子

発足まもない新撰組は近藤派と芹沢鴨派に分かれて対立していた。土方は、隊の象徴となる旗には「誠」という字を使おうと思っていた。彼の情熱にうたれた染物屋の女主人お栄は精魂こめて誠の旗を作る。いっぽう局中法度でしばられた芹沢たちは面白くない。そこで揺さぶりをかけようとお栄に目をつけた・・・

3 昏い炎 1965.7.25

 芹沢鴨の腕前を冷静に見積もる試衛館メンバー、黙って「その時」を待つ。つのる悪行に遂に守護職から示唆、実行は多摩の仲間のみで行われる。

芹沢鴨:遠藤辰雄(現・太津朗)・お浜:三田登喜子

芹沢鴨たちの乱行は目にあまるものがあった。このままでは新撰組の評判は悪くなるばかりだ。そんな中京都守護職から呼びだされて釘をさされた土方と近藤はついに決意する。雨の夜、土方たちは芹沢の寝所に向かった・・・

4 胡沙笛を吹く武士 1965.8.1

 土方が期待し目をかけていた剽悍な南部侍は、女と深間に落ち土方が危惧したとおりに堕ちてゆく。彼の存在など誰もが忘れ去ったある日、土方はかつて仲良さげな二人を見かけた店先に、赤子を抱いて笑う、もういない男を幻視する。

鹿内薫:牧田正嗣・小つる:高森和子

素朴で腕も立つ田舎出丸出しの隊士鹿内薫に女が出来た。夫婦になるには手柄をたてて役付きになるしかない。原田左之助は彼に出世の機会を作ってやろうと危険な任務を与えた。しかし、土方はそれに反対した。はたして、その危惧は的中する・・・

5 海仙寺党全滅 1965.8.8

 新選組三番隊隊長・斎藤一の人柄を活写する一話、ものに拘らないお人よしな面と豪胆さがないまぜの男・斎藤が巧者によって顕現する。お話は、あるかなきかの縁で斎藤を頼り入隊した男が、入隊動機だった情婦に見返られ間男に斬られた件で、斎藤が紹介者として「責任」をとるもの。侍にあるまじき死に方をした男の一分を守ってやる斎藤、たった一人で誰もが手を焼く暴れ者の水戸浪士たちを殲滅する。

中倉主膳:夏目俊二・お小夜:三島ゆり子

斎藤一は自分と昔なじみだという中倉主膳に乞われるまま、入隊の労をとってやる。その中倉が水戸の過激派・海仙寺党に後ろから斬られて死んだ。斎藤は中倉の仇討ちと自らの名誉のため、海仙寺党にたった一人で斬り込む・・・

6 鴨千鳥  1965.8.15

 虎徹を届けた女と再会する土方、二人の機微が描かれる話。女が親しくしている芸妓は幾松で、桂小五郎が気障にからんでくる。土方に女というので、隊士一同忖度するのがおかしい。

おみね:丘さとみ・桂小五郎:名和宏

ある夜、大勢の浪士に襲われた土方は、おみねの機転で危機を脱した。しかしそれが原因で、おみねは仕事をなくしてしまう。消息をたったおみねを案じる土方と、愛するがゆえに土方を訪ねていかないおみね。不器用な男と女が織りなす淡い恋は・・・

7 菊一文字 1965.8.22

 勧められて行った医者で余命を告げられる沖田、そんな彼の手もとに古刀がやってくる。七百年というその刀の寿命に比べ己が命の儚さを嘆じる沖田は、身に危機が迫っても刀を損じることを恐れ使えない。しかしそのとき抜かなかったことが、沖田に尽くしてくれた親ほど年の離れた篤実な部下の死につながってしまう。

お悠:鈴村由美・日野助次郎:野々村潔

沖田総司は労咳(肺結核)だった。隊士の日野の紹介で医者に診てもらったが、長くはない命と診断される。そんなとき沖田は名刀菊一文字を手に入れる。しかし、七百年を生きてきたこの刀に対する沖田の思い入れが悲劇を呼んだ。日野が浪士に斬られたのだ・・・

8 長州の間者 1965.8.29

 竹生島参詣で縁のできた女と深間にはまった浪人は、結婚のための就職でとんだ役目を与えられる。言われるまま新選組に入るも、間者として何の働きもないまま僅か二日で露見し処断、眩暈のような恋は終わる。

深町新作:片山明彦・おその:八木昌子

深町新作は竹生島詣での道中で京女おそのと出会い恋におちる。が、浪人の身では結婚は出来ない。そんな彼に長州の桂小五郎が新撰組に入隊して情報を流してほしいと依頼してきた。深町はおそのと一緒になりたい一心で間者をひきうける・・・

9 池田屋騒動異聞 1965.9.5

 土方の信頼も厚い監察・山崎蒸の秘話、過去の経緯から長州を憎む彼は池田屋探索に精励、薬屋に化け入り込んだところ、憎悪のおおもとの男を見る。「武士の鑑」であるはずの男が見苦しく逃げ回るのを仕留める山崎、肉迫の殺陣が見もの。

大高忠兵衛:小川孝・小春:三原有美子

山崎蒸は町人だったが道場に通い、目録の腕前だった。あるとき、道場にやってきた赤穂義士の子孫である大高忠兵衛に、先祖のことで侮辱を受ける。後年、新撰組に入隊した山崎は、探索していた池田屋で憎き大高と再会した・・・

10 刺客 1965.9.12

 公家絵師の情報漏洩は尊攘派の怒りを買い、天誅を加えようとする向きに狙われる。所司代の意向で新選組からも人が出るが、もはや無価値となった男の護衛が長丁場に及ぶことに誰しも倦むのだった。

大石鍬次郎:林彰太郎・お清:御影京子

御所に出入りのある絵師の冷泉為恭は、公家から得た情報を所司代に売り渡していた。そのため倒幕浪士から命を狙われている。冷泉の警護に新撰組の大石鍬次郎があたった。土方は大石に、守りをかためるより、刺客を迎えうつ方法を考えろという・・・

11 槍は宝蔵院流 1965.9.19

 烈士に紛れた不純物は取り除かれる。近藤の縁戚であることを振りかざす中身の程も怪しい追従者は、口先ひとつで斎藤一に失態の責めを押し付けるが、真実を知った土方は近藤の名誉を守るかたちでの処断を考えていた。

谷三十郎:川副博敏・大石鍬次郎:林彰太郎

七番隊をひきいる谷三十郎は、宝蔵院流の槍名手だった。あるとき土方は、座興に谷と斎藤に模範試合をさせるが、決着がつかない。そんな二人の隊が大坂出張を命ぜられた。到着早々、七番隊が浪士に襲われて全滅し、口のうまい谷の主張が通って斎藤が責任をとらされる。土方は斎藤の名誉回復のため、谷との試合の続きをさせる・・・

12 紅花緒 1965.9.26

 田舎侍に侮られ屈辱を受けた青年は、武士の身分を得るため新選組に。腕はからきしだが妙な経緯で採用され勘定方となるも戦闘集団に身を置くには欠格、必然とも言える落とし穴が口を開けていた。

高田清作:橋爪功・お加代:土田早苗

履物屋の清作は武士になりたい一心で新撰組の入隊試験を受けた。はじめは不採用と言われたが、沖田が清作の店で姉に贈る下駄を買ったという縁でめでたく隊士となる。のちに清作は、隊の公金を狙った賊と戦いもせず逃げだし、士道不覚悟で処断される。土方は偶然履物求めに入った店で清作の妹に会う・・・

13 強襲十津川屋敷 1965.10.3

 純朴な勤皇の志に燃える十津川郷士が、尊王の旗手たる水戸の志士を斬る皮肉。薩長の密約成り情勢がめまぐるしく動くなか、鉄砲玉にされる田舎剣士の哀れを描く。

千葉大輔:和田一壮・三浦一誠:加賀邦男

十津川の郷士は熱狂的な勤皇思想の持ち主で、名をあげるべく京の十津川屋敷と称される家にたむろしていた。若い千葉大輔もそんな一人で、上洛早々長州藩からある密命を受ける。一方、十津川郷士に部下を斬られた藤堂平助は、郷士を一網打尽にしたいと思っていた。また、沖田も所司代からある仕事を頼まれる。そして新撰組が屋敷を襲撃する機会がおとずれた・・・

14 狂った盃  1965.10.10

 禁門ノ変後、長州征討について喧しい世情に、各方面を周旋して回る総長・山南。根回しを頼んだ隊士に口止めしたことが、無用の死を呼ぶ。

佐野久次郎:飛騨昇・雪江:宇梶由利子

京で顔の広い隊士・佐野久次郎は山南敬助に内密に頼まれ、本願寺の坊官との会合を斡旋してやる。その帰り道、酒乱の気のある佐野は酔った勢いで罪もない浪人を斬ってしまう。悔やんだ佐野は、自分のやったことは伏せて浪人の妻に尽くすが、次第に彼女に心をひかれてゆく。が、町方の知らせで佐野の行いが土方の耳に入った。問いただす土方に、酔っていた佐野は斬りかかる・・・

15 脱走 1965.10.17

 脱走に至る山南の心情を、伊東甲子太郎や沖田の逸話をからめ没骨の墨絵のように描く。山南の切腹後には、土方が強行したと囁く声が満ちはじめていた。

伊東甲子太郎:原田甲子郎・お悠:鈴村由美・半井玄節:原健策

北辰一刀流の剣客・伊東甲子太郎が弟子たちを連れて新撰組に入隊した。同門の山南敬助は共に国事を尽くそうと言われる。隊の方針に疑問を抱いていた山南だったが、伊東にも共感できなかった。そんなとき山南は沖田が不治の病であることを知る。その夜、山南は隊を抜けた。彼を追ってきたのは沖田だった。追っ手が来たら斬ろうと思っていた山南だったが、彼は静かに剣を置くのだった・・・

16 襲撃木屋町二条 1965.10.24

 新入見習隊士の悲劇、初めての任務をしくじった青年は再び得た機会に気負い、無茶な吶喊の果て散る。彼を隊に誘い目をかけてやった者も、彼を厳しく鍛えた者も、その無惨に悄然と立ち尽くす。

牧兵馬:富川澈夫・大石鍬次郎:林彰太郎

新しく隊士を募るために、井上源三郎は八方に足を運んでいた。そうして集めた中に若い牧兵馬がいた。間もなく実践の訓練で戦いに参加した兵馬は、瀕死の敵にとどめをさすことを拒み、謹慎処分を受ける。井上は兵馬に名誉回復の機会を与えようと、木屋町二条にひそむ浪士の襲撃に加えた。襲撃の中、浪士たちは鉄砲を撃ちかけてきた。功をあせった兵馬は、その弾の中に飛び出してゆく…

17 鴨川銭取橋 1965.10.31

 隊内で立場をなくした士たらぬ阿諛つかいは、即座に組織を裏切る。細心の注意を払っての内通は、関わりのない事件から発覚する。

武田観柳斎:陶隆・おそめ:富永佳代子・中村半次郎:高木均

長沼流軍学を修めた武田観柳斎は、隊で兵法指南にあたっていたが、幕府がフランス式訓練をとりいれたため焦っていた。そんな時、平隊士の一人が斬殺される事件がおきた。調べていくうち、武田の名前が出た。どうやら薩摩藩と内通しているらしいが証拠がない。そこで土方が一計を案じ、罠にかかった武田は慌てて行動を起こす。しかし、沖田と斎藤に、銭取橋まで追いつめられる・・・

18 油小路の決闘 1965.11.7

 伊東甲子太郎は遂に分派するが、自信満々の才子はうまうまと誘い出されて粛清の刃を受ける。伊東の片腕・篠原泰之進の描写に尺を割く。

伊東甲子太郎:原田甲子郎・篠原泰之進:穂高稔

伊東甲子太郎の親友・篠原泰之進は明るく磊落な性格で隊内でも人気があった。伊東は、篠原が承知すれば新撰組を離れたいと思っていた。そんな時篠原が局中法度違反を犯し、ついに伊東一派は隊から分離する。倒幕派となった伊東を新撰組は暗殺し、遺体を油小路に運び、伊東一派をおびきよせるが、駆け付けた中には試衛館以来の同士藤堂平助もいた。皆は藤堂を逃がそうとするが、土方の剣はそれを許さなかった・・・

19 あかね空 1965.11.14

 風雲急を告げ幕府方は京を退去、新選組も屯所を引き払い伏見に陣を構えることとなる。その情勢下、斎藤一は辻占売りの女児と知り合い彼女の行く先を心にかけるが、彼が京を去るその日、小さな魂は現し世を翔け去ってゆく。

おしづ:岩村百合子・親方:小田部通麿

幕府と薩長軍との戦が目前にせまっていた。そんなとき、斎藤一はみなしごの少女おしづと知り合う。新撰組や会津は、戦の最前線となる伏見に移ることになった。隊士たちは移動と身辺整理で忙しい。斎藤はおしづに養い親をみつけてやった。それが斎藤なりの身辺整理だった。が、おしづは斎藤のあとを追いかけ行き倒れてしまう。しかし、斎藤は嘆かなかった。どうせあの世ですぐに会えるから、と・・・

20 その前夜 1965.11.21

 伏見奉行所に陣を張る新選組だが、脱走者相次ぎ長州の軍勢は公然と門前を通り、挙句近藤が御陵衛士の残党に狙撃され戦線離脱。年が明けて間もなく戦端は開かれ、女房のお産のため京に「出張」していた原田は、弾雨をかいくぐり戻ってくる。

おとよ:高橋漣・林権助:森野五郎・産婆:岸元幸子

伏見奉行所に陣をしいた新撰組だったが、近藤が狙撃されて重傷を負い、病の重くなった沖田とともに大坂城に退いた。隊の指揮を任された土方のところに原田が来て、京都に残してきた女が産気づいたから会いに行きたいと頼みに来る。土方は市中偵察の名目で原田を行かせてやる。ついに戦が始まった。そんな砲煙弾雨の中、子どもの生まれるのを見届け伏見に駆け戻ってくる原田の姿があった・・・

21 夕陽の果て 1965.11.28

 圧倒的な戦力差、吶喊も空しく雨と降る弾丸に次々斃れゆく壮士たち。後段は敗走が描かれ、負傷した隊士を実家に送り届ける永倉にスポットが当る。

宮田健吉:林浩久・その姉八重:高須賀夫至子・母:山辺潤子

鳥羽伏見の戦いは、近代的な武器を備えた薩長軍の圧勝だった。新撰組も井上源三郎が戦死し、山崎蒸が重傷を負った。幕府軍は大坂城におちることになった。永倉新八は、大怪我で動けない若い隊士・宮田健吉を実家に送り届けるため、京に戻る。薩長兵がうろつく中、無事に宮田を母と姉の手に渡すが、宮田は手当てのかいもなく息をひきとる。引き返してきた永倉だったが、母と姉も一足違いで敵の手にかかってしまう・・・

22 海鳴りが呼ぶ 1965.12.5

 江戸への退却は軍船で、瀕死の山崎は隊士として死ぬことを欲し乗船をせがむ。看病していた許婚者もまた、先のないことを百も承知でもう意識も定かでない彼と祝言を挙げる。山崎の棺を呑んだ波濤に、「妻」も後を追ったと語られる。

久江:小川知子・松本良順:保科三良

大坂の幕府軍は江戸にひきあげることになった。土方は重症の山崎蒸をおいていこうとするが、山崎の「誠の旗のもとで死にたい」という願いをききいれ、連れていくことにする。出発の直前、山崎の看病にあたっていた許婚の久江が、自分を今、山崎の妻にしてほしいと言う。近藤を仲人に二人は祝言を挙げ、新撰組を乗せた船は大坂を出た。しかし、山崎は船中で息絶え水葬され、残された久江は・・・

23 江戸の月 1965.12.12

 再建に向け奔走する土方だが、来た話は詐欺紛いの甲府行き。体よく追い払われた新選組が逃げ戻った江戸にはもはや居場所なく、同志も離れゆく。

つね:岩本多代・芳賀宣通:冨田浩太郎

新撰組は江戸に帰り着いた。近藤は妻の看病で傷を癒し、原田・永倉は江戸の旧友に会い、土方は新撰組再建のため奔走する。彼らは甲府城を守るよう命令され「甲陽鎮撫隊」として甲州に向かうが、ここでも官軍との戦に敗れ敗走する。原田と永倉は新撰組の名を捨て、旗本たちと一緒に戦おうと近藤たちを誘うが、近藤は席を蹴って立つ。月明かりの中、近藤の傍らに立つのは土方だけだった。しかしそこに斎藤があらわれ・・・

24 風去りぬ  1965.12.19

 沖田の最期を描く話、前話と時を重ね角度を変えてある。病の進んだ沖田は透明感を増し、哀しみに縁取られた明るさが袖を絞らせる。

みつ:市川和子・平五郎:中村是好・その妻松赤木春恵

江戸に戻った沖田は千駄ヶ谷の植木屋の離れで養生していたが、姉のお光がつくってくれる御馳走も喉を通らないほど体が弱ってしまっていた。時々仲間がやってきては沖田を励ましてくれるが、誰も来ないときは沖田は一人、吹いてくる風と馴染みになっていった。いよいよ情勢が緊迫し、お光さえも旅立っていく。官軍が江戸に入ったその日、土方が沖田を訪ねてきた。そして土方も去り、風も去っていってしまった・・・

25 流山 1965.12.26

 遂にやってくる近藤との別れ。まだ訓練も済まぬ若者たちを戦わせるわけにはいかず、官軍の出頭命令に応じる近藤。ふだんの顔をかなぐり捨てて泣きっ面で止める土方だが、とうに覚悟を決めていた近藤はただ一人刀も脱して屯営を出てゆく。

つね:岩本多代・のぶ:岩島道枝・原市太郎:宮土尚治

近藤と土方、斎藤は若い兵を集めて会津に連れて行こうと、下総・流山に仮陣営をしいていた。そのころ日野では土方の姉たちが官軍に捕われ、新撰組の行き先を言うよう責められていた。そんな中、ついに流山は官軍に取り囲まれる。土方は戦おうとするが、近藤は出頭すると言い出す。流山を戦火にさらし、若者たちをいたずらに死なせたくはないとの思いからだった。つねからおくらてきた手縫いの着物に着替えた近藤は、土方の呼ぶ声を背に一人去って行った・・・

26 燃える生命 1966.1.2

 もはや散り方しか考えていない土方は、亡霊と会話する。開陽丸が嵐に沈み、宮古湾でのアボルダージュが失敗し、遂に官軍に包囲され、デ・ファクトの政府のサロンで交わされる議論に加わらぬ新選組副長は、ひとり敵中に向かう。

光枝:森光子(特別出演)・榎本武揚:成瀬昌彦

土方は旧幕軍の榎本武揚達と箱舘の五稜郭にいた。陸軍奉行並であったが、軍議などには参加せず、ただ、新政府軍との決着をつける日を待っているのみだった。ある日、箱館の遊郭に京都の女がいると聞いて、不審をもった土方は訪ねてみた。なんと女は土方を仇と狙う山南敬助の恋人光枝だった。土方はその場は名のらずの去る。そんな中、ついに総攻撃の日が来た。土方は女に名を明かし、命を大事にしろと告げて、戦火の中に去っていく・・・

新選組血風録 VOL.1 [DVD]

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新撰組血風録 VOL.4 [DVD]

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新撰組血風録 VOL.5 [DVD]

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傑作時代劇音楽全集 新選組血風録ミュージックファイル

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  • アーティスト: 高橋掬太郎,渡辺岳夫,TVサントラ
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テレビ時代劇主題歌コレクション

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  • 出版社/メーカー: キングレコード
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新選組血風録 (角川文庫)

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  • 作者: 司馬 遼太郎
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2003/11
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新選組血風録 (中公文庫)

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  • 作者: 司馬 遼太郎
  • 出版社/メーカー: 中央公論社
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「新選組血風録」シナリオ集

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  • 作者: 結束 信二
  • 出版社/メーカー: 新人物往来社
  • 発売日: 2001/06
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テレビ映画「新選組血風録」の世界

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  • 作者: 黒須 洋子
  • 出版社/メーカー: 新人物往来社
  • 発売日: 2000/10
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タグ:時代劇
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今そこにある危機(33) [国際・政治情勢]

「森田知事「愛国心を基本に」

2009年9月28日(月)20時33分配信 共同通信

 千葉県の森田健作知事は28日、自身が設置した教育に関する有識者会議の初会合であいさつし「子どもたちに国を愛する気持ちをしっかりと基本として持ってもらいたい」と述べた。さらに「今こそ子どもたちに日本人としての誇り、自信を持ってもらいたい」として、郷土愛を持つべきだとの考えを強調。傍聴した大野博美県議(市民ネットワーク千葉県)は「時代錯誤な内容で、教育がどうなってしまうのか心配だ」と批判した。」


森田知事の発言の方が、当たり前のことであり、大野博美県議(市民ネットワーク千葉県)が『「時代錯誤な内容で、教育がどうなってしまうのか心配だ」と批判した』ことの方が、異常と思うのは、私だけでしょうか。

新世紀のビッグブラザーへ

新世紀のビッグブラザーへ

  • 作者: 三橋 貴明
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2009/06/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



昭和天皇の学ばれた教育勅語

昭和天皇の学ばれた教育勅語

  • 作者: 杉浦 重剛
  • 出版社/メーカー: 勉誠出版
  • 発売日: 2006/03
  • メディア: 単行本



新『教育勅語』のすすめ―戦前、品格ある国家と日本人を創った源泉

新『教育勅語』のすすめ―戦前、品格ある国家と日本人を創った源泉

  • 作者: 清水 馨八郎
  • 出版社/メーカー: 日新報道
  • 発売日: 2007/09
  • メディア: 単行本



教育勅語

教育勅語

  • 作者: 大原 康男
  • 出版社/メーカー: 神社新報社
  • 発売日: 2007/04
  • メディア: 単行本



精撰尋常小学修身書―明治・大正・昭和…親子で読みたい (小学館文庫)

精撰尋常小学修身書―明治・大正・昭和…親子で読みたい (小学館文庫)

  • 作者: 八木 秀次
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2002/05
  • メディア: 文庫



修身の教科書

修身の教科書

  • 作者: 小池 松次
  • 出版社/メーカー: サンマーク出版
  • 発売日: 2005/08/03
  • メディア: 単行本



愛国心の経済学―無国籍化する日本への処方箋 (扶桑社新書)

愛国心の経済学―無国籍化する日本への処方箋 (扶桑社新書)

  • 作者: 磯前 秀二
  • 出版社/メーカー: 育鵬社
  • 発売日: 2008/11
  • メディア: 新書



愛国心の教科書 誇り高く生きるための五十の話

愛国心の教科書 誇り高く生きるための五十の話

  • 作者: 渡邊 毅
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2005/10/27
  • メディア: 単行本



愛国心の探求 (文春新書 (072))

愛国心の探求 (文春新書 (072))

  • 作者: 篠沢 秀夫
  • 出版社/メーカー: 文芸春秋
  • 発売日: 1999/11
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これでは愛国心が持てない (文春新書)

これでは愛国心が持てない (文春新書)

  • 作者: 上坂 冬子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2007/01
  • メディア: 新書



日本人よ、自分の国に誇りを持ちなさい―世界モデルとしての日本論

日本人よ、自分の国に誇りを持ちなさい―世界モデルとしての日本論

  • 作者: 黄 文雄
  • 出版社/メーカー: 飛鳥新社
  • 発売日: 2006/07
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日本人から奪われた国を愛する心 (徳間文庫)

日本人から奪われた国を愛する心 (徳間文庫)

  • 作者: 黄 文雄
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2006/11
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共通テーマ:日記・雑感

今日、天皇陛下が稲刈りをなされました。 [社会情勢]

「天皇陛下が稲刈り

2009年9月28日(月)17時13分配信 時事通信

 天皇陛下は28日午後、皇居内の水田で恒例の稲刈りをされた。
 陛下はベージュ色のシャツと茶色のズボン姿。かまを手に、5月に植えたうるち米のニホンマサリともち米のマンゲツモチ計100株を丁寧に刈り取った。宮内庁によると、今年の作柄は平年並みという。」

「「天皇ご即位」から20年

日本人が忘れつつある「仁」と「義」の心を変わらず体現されている今上陛下=津川雅彦

(SAPIO 2009年8月19・26日号掲載) 2009年9月10日(木)配信

文=津川雅彦(俳優・映画監督)

子供の頃から皇室に敬意を抱き、演劇界や映画界の「反天皇」思想は貧しいと話す津川雅彦氏。皇族との交流のエピソードも披露しながら、即位20年を迎えた今上天皇について語る。

<磨かれ秘められた極上の品>

 2006年に紫綬褒章を賜ったとき、初めて皇居で今上陛下にお目にかかった。私たち受章者の目をいちいちご覧になり、にこやかな会釈を頂いた。会う人間の経歴をしっかりとご記憶なさるそうだ。あのときの陛下の目も「あなたのことは知っていますよ」と優しく語りかけていた。

 私はこれまで時の総理やハリウッドスター達とも逢って来たが、陛下にお目にかかったときの感動とは比べものにならない。「磨かれ秘められた極上の品」を感じることが出来た。

 私は、大数学者岡潔先生(1901~78年)の『情緒の教育』で「仁義」について教わり感銘を受けた。岡先生曰く桜が咲くと、美しいと愛でる。いつまでも咲いていて欲しいと願う。この心が「仁」。その桜が散らなければ夏は来ない。夏の緑が紅葉に色づけば秋。葉が散って冬。「他」の季節のために自らを変化させる心が日本の四季を産む。それが「義」だと……。

「仁」「義」「礼」「智」「信」の五常を最も体現なさって来たのが、天皇家である。自己を抑制し、常に国家と国民の安寧の為に尽くしていらっしゃる心が幾百年の時を経て発酵し、優雅な「品」となり滲み出て居る。

 日本国憲法は残念ながら狩猟民族に作成され、個人の権利を第一に謳ってしまっている。日本人は農耕民族だ。一粒の米を個人の権利に帰趨することは不可能と知っている。故に和を伝統的に大切にする。和とは人と人の間、つまり「人間」の権利を第一とすることだ。和の最小単位は家族だ。日本人の優れているのは家族の上に「公」を置き、家族より重んじ、これを徳と称えた事だ。

「カツドウヤ」の家系に生まれ育ち、子どもの頃から舞台や映画に出演していた私は、「親の死に目に会えない」職業であると教えられた。芸の世界でも「私」を捨て「他」を喜ばす事に「プライド」を置く。

<秋篠宮殿下がお話しされた種(たね)の文化>

 私の父方の祖父は狂言作者・河竹黙阿弥の弟子、竹柴伝蔵、父は俳優の沢村国太郎、叔母は女優・沢村貞子、叔父は俳優・加東大介、一方母方の祖父は「日本で初めて映画を創った」マキノ省三、母は女優マキノ智子、その弟は監督マキノ雅弘と、映画プロデューサー・マキノ光雄。兄は俳優の長門裕之。こうした家系に生まれ、先人が築いてきた知恵の上に更に吸収した文化を積み上げて今日がある。

 今、政治家の世襲が批判されているが、瑣末にこだわり、伝統がもたらす叡知を否定するのは軽率だ。ヨーロッパでも職の世襲を大切に残し、素晴らしい職人の技に接することが出来る。日本が誇る伝統芸を持つ歌舞伎役者は、代々親から芸を教え込まれ名跡を継ぐ。技や志を受け継ぎ積み上げる事の凄さを学ぶ事は、歴史のない国には持てない貴重な財産なのだ。

 同列に論ずるのは恐れ多いが、歴代の天皇もまた、生まれたときから、私心を捨て、国民の範となり国の伝統と文化を担われて125代も続いている。このような務めを貫いた家系は、世界で天皇家だけだ。

 今年、私が監督した映画『旭山動物園物語』の完成披露試写会に、日本動物園水族館協会の総裁であらせられる秋篠宮両殿下のご臨席を賜り、そのお礼に秋篠宮邸にもお伺いした。興行収益の一部を協会に寄付すると秋田の総会にご招待頂き、殿下から感謝状を賜り、その会場で生物学上の分類の基本単位である種(しゅ)と種(たね)はどう違うかの興味深いお話を伺った。専門用語が飛び交い難解ではあったが、「推察するに、例えば歌舞伎役者はタネで芸を継承している。そのタネの事ですね」とお尋ねすると、「その通りです」とお答え頂いた。さすが殿下は世襲の重要性を最も理解している家系にお育ちになったのだとしみじみ感じる事が出来た。

<「何もせず、ただ存在する」ことの素晴らしさ>

 その意味で、戦後、個人主義が蝕む民間から皇室に入られた美智子皇后のご苦労は並大抵のものではなかったと想像する。

 今年5月2日に放映された『天皇皇后両陛下ご成婚50周年スペシャル』(テレビ朝日系)で、私はナレーターを務めた。ご成婚以来の美智子皇后のご苦労を中心に描いたものだが、最も感動したのは、1992年の山形国体開会式での出来事だ。

 お言葉を述べられる天皇陛下に、突如暴漢が発煙筒を投げつけた。その時、皇后陛下が咄嗟に身を挺して夫の天皇陛下を庇おうとなさった。愛だけでは不可能な行動だ。常日頃から、家族を大切にし公の範となる「覚悟」の証だ。これこそ大和撫子なのだと、ナレーションの最中に不覚にも声が震えた。

 磨き抜かれた人柄に他の為に尽くす心を重ね、厳かで優雅な光り輝く「徳」にまで高めるには、気の遠くなる寡黙な我慢が必要なのだ。

 一方、雅子妃が皇室の伝統に馴染めないでいらっしゃると報道されている。外務省出身の雅子妃は、ご自分なりの皇室外交を期待されていたのであろうが、ままならず、希望を見失われてしまったのではないだろうか。

 また卑近な例になるが、私も若い頃、監督や先輩から「芝居をするな」と注意され、「芝居をしないで、何が役者だ」と反発した。だが、経験を積むにつれ、芝居をしたいと思う「気」が見えてしまう程芸に品がなくなる事に気付いた。

 伝統を誇る能楽は、削ぎ落とした芸を更に内深くに秘める修業を積む。故に能面を付けても、その「気配」は鋭く観客を魅了する。

 僭越ながら、雅子妃は何もなさらなくていいと信ずる。天皇家の一員として伝統と使命に誇りを持ち皇室文化を継承しながら「何もしないで内に秘める」ことの素晴らしさに気付かれれば、ただただ存在なさるだけで、いずれ「徳」の輝きが出てくる筈。

 私は「日本史上最強の外交英雄」アンケートに、明治天皇、昭和天皇、今上天皇のお三方を挙げた。この7月のカナダ、ハワイへのご訪問における現地の歓迎ぶりは、首相訪問などの比ではない。天皇陛下こそ日本最大のスターであり、日本の美徳と文化を世界に紹介し、計り知れない国益をもたらした最高の外交官なのだ。

 軽薄な日本人は外国を真似たがるが、天皇陛下と皇室は世界に誇る日本文化の「象徴」なのだ。この伝統と美徳を愛し吸収するべきだ。

 今、社会の指導層である団塊の世代の中には、青春時代に自虐史観に染まり、皇室制度に反発を抱く人間が多い。左翼闘争を青春とする輩は自己を総括する勇気がない弱虫達だ。

 今上陛下ご即位からの20年、そうした愚かな人たちの影響で、皇室への国民の敬意が薄れつつあるのは情けない。

 しかし、今日も尚、文化人や左翼からの敵意にも似た厳しい視線に晒されながら今上天皇のご家族は益々その心を磨かれるに違いない。日本人ならいつの日か、その「徳」の素晴らしさに気付かぬ筈はないと信じている。」


古来から続く宮中行事をご高齢にも拘わらず黙々とこなし、日本の伝統文化を守られ、常に日本国民のことを考えておられる今上陛下には、つくづく頭の下がる思いです。万世一系の皇室だけは日本国民が何とかこれからも守り徹さねばならぬと思います。

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今そこにある危機(32) [国際・政治情勢]

「NHKスペシャル「JAPANデビュー」抗議噴出後に番組担当者が台湾再訪で行なったこと=井上和彦

(SAPIO 2009年8月19・26日号掲載) 2009年9月3日(木)配信

文=井上和彦(ジャーナリスト)

 NHKスペシャル「JAPANデビュー第1回 アジアの〝一等国〟」(4月5日放送)、日本の台湾統治について検証したこの番組への抗議の声は、止むことがない。
 そんななか、事態収拾を迫られたNHKは、陰で驚くべき行動に打って出ていた。幾度も台湾に飛び、この番組に関する問題点を徹底追及してきたジャーナリストの井上和彦氏が、NHKが手を染めた「隠蔽工作」の全容を明らかにする。

 さる6月22日、NHKの番組ディレクターが、上司のチーフ・プロデューサーを伴って、台湾を訪れた。このディレクターは、「アジアの〝一等国〟」の番組を担当した人物である。その彼が、台湾を再び訪れたという。いったい何のために?

 実は、この番組に証言者として登場した柯徳三氏を、訪ねていたのである。

 台湾統治の「悪かったこと」だけを意図的に取り上げたとしか思えないこの番組には、4月の放送直後から偏向報道との批判が殺到したが、決定打となったのは、当の取材対象者である柯徳三氏が放送後、「日本人が悪く思うようなところは削ってもかまわない」と言ったにもかかわらず、逆にそこだけ使われたとして、「NHKに騙された」と怒りをあらわにしたことだった。氏は6月15日には、抗議と訂正を求める文書に署名し、7月3日には正式にNHKに対し提出している。

 その内容は、「台湾での取材で、多くの意見が出たにもかかわらずそれを公平にとりあげていなく、編集の偏向、歪曲がうかがえます」として、「日台戦争」「日本は台湾人の漢民族としての誇りを奪った」「日本統治時代には中国語の使用が禁じられた」「パイワン族の人々が〝人間動物園〟の見世物として日英博覧会に連れて行かれた」という四点について、歴史解釈に間違いがあることを抗議し、訂正を求めるものだった。

 NHKが柯氏のもとを訪れたのは、氏が文書に署名してから提出するまでの間ということになる。さらに彼らが台湾を訪問した後の25日には、8389人に上る視聴者が番組内容に精神的苦痛を受けたとして損害賠償を求める民事訴訟を東京地裁に起こしており、NHKとしてはかなり切羽詰まった状況であったことが窺える。

となれば、訪問の目的はただ一つ。

 ディレクターらは、柯徳三氏に対し、NHKへの抗議を取り下げてほしいとお願いしたのだ。

 柯徳三氏の証言によれば、ディレクターらは彼のもとを訪れ、身内がこの騒動の巻き添えになる恐れがあるので警察に保護願いを出したということまで持ち出して、抗議の撤回を懇願したという。

 さらにディレクターは、柯徳三氏に対して、「たいへんご迷惑をおかけして申し訳ございません」と、目に涙をためて謝罪したというのだ。

 そこで柯徳三氏は、ディレクターらに対して、「私に謝ってもらってもしょうがない。公でちょっと謝ればそれで事態が収まるじゃないか」と諭した。

 すると彼は、こう返したというのだ。

「それはできません」

 実に筋違いな話だとは思わないだろうか。

 柯徳三氏には謝罪しておきながら、公の場で謝れないというのはいったいどういうことなのか。

 いや、それ以前にこれが事実とすれば、NHKは番組内容の偏向を認めたことになる。その上で、抗議取り下げを懇願したとすれば、これはもう明らかな「隠蔽工作」である。

 私は本誌編集部を通じ、NHKに事実関係を問うたが、「放送後、出演された方々に番組の反響をお伝えし、お会いもしましたが、その他、ご指摘のようなことはありません」との回答しか得られなかった。NHKはそこでどのような話をしたのか、明らかにする必要があるだろう。

<称賛の意見ばかりを集めた「視聴者の声」なる文書>

 実は、このJAPANデビュー問題に関し、NHKが「隠蔽工作」に打って出たのはこれが初めてではない。

 番組放送後、その偏向ぶりに怒った人々の批判がNHKに寄せられ、大きな問題に発展し始めるや、NHK側は柯徳三氏に、一通のEメールを送りつけてきた。そこには、58件に及ぶ視聴者の感想が掲載されていた。

 そのコピーがいま手元にある。その一例はこうだ。

「映像と取材の力を改めて感じた。歴史から日本の現在を見直す、そしてこれからの歩みを考える上で、新しい歴史観を示していた。台湾は親日、という日本の単純な見方に、一石を投じていた」(大学教授)

「大変素晴らしい番組で、圧倒され、感動した。台湾支配の責任について、現今の言論状況の中、あそこまで克明かつ説得的に描いていたことに、喫驚した」(別の大学教授)

 そこには、58件の番組に対する「称賛」の声しか載っていなかったのだ。しかも、その冒頭には大学教授や大学院生などの肩書が並び、まるで権威ある肩書に番組の正当性を語らせているようだ。Eメールは仲介者を挟みファクスで柯氏のもとに届けられたが、それが送信されてきた現場に、台湾在住ジャーナリストの片倉佳史氏が居合わせていた。

 片倉氏によれば、ファクスが届いた直後、NHKから柯氏のもとに電話があったという。片倉氏がその内容を尋ねたところ、NHK側は「さっきの(感想の声)は、柯さんだけに留めてほしい」とお願いしてきたというのだ。柯氏は、「けしからんよ。男らしくないな」と片倉氏にこぼしていたという。

 それほどまでに番組を称賛する声が視聴者から寄せられているのであれば、むしろ柯徳三氏から周囲に話してもらえばよいではないか。にもかかわらず、他に公表しないでほしいというのは、柯氏に送った〝視聴者の声〟なるものに、やましいことがあるという証拠ではないか。

 NHKの「視聴者対応報告」(視聴者サービス局視聴者センター)によれば、4月時点におけるこの番組の反響は2924件で、好評意見はわずかに129件、厳しい意見(つまり批判意見)が1945件と10倍以上、問い合わせも570件となっているではないか。恐らくNHK側は、この番組が激しい批判にさらされはじめたため、あわてて好評意見のみをかき集めて柯徳三氏に送りつけたのだろう。つまりこれは、日本で巻き起こっているNHKに対する激しい批判を覆い隠そうとする隠蔽工作である。

 しかし、その間にも抗議の声は高まるばかりだった。東京ではNHKに対する1000人規模の抗議デモが3度も行なわれた他、北海道や大阪、名古屋でもNHKに対する抗議デモが行なわれ、ついには国会議員による「公共放送の在り方について考える議員の会」(会長・古屋圭司衆議院議員)が結成された。中でも中山成彬衆議院議員は二度にわたってNHKに対して質問状を送ったが、これに対し、NHKは、開き直りともとれる態度で回答している。

<柯さんとの電話のやり取りまで切り貼り>

 中山議員から出された6月4日付の質問状に対する回答で、NHKは、「『再質問状』を受理した後、柯さんに確認し、『それでよろしいです』という返事をいただいています。繰り返しになりますが、柯さんがNHKに対して憤っている、という事実はありません。また、NHKは柯徳三さんから抗議を受けていません。今回、『再質問』を受理した後、念のために柯さんに確認したところ、柯さんは『NHKに対して抗議するような気持ちはありません』とおっしゃっています」と回答している。

 ところが私が柯徳三氏に確認したところによれば、中山議員からNHKに対する再質問状が出された6月4日以降に、NHKから電話を受けた記憶はないという。この点についてさらに聞いてみると、以前にディレクターから「騒ぎは下火になってきた」という主旨の話を電話で聞いたので、柯氏は「それでよろしいです」と言ったことがあるとのことだった。NHKは電話のやり取りまで切り貼りするつもりなのか。もとより、このNHK問題は沈静化する方向にはなく、そもそも発言自体、ウソだったということではないか。

 さらに前述のNHK回答書にはこうある。「……また取材時、柯徳三さんにはあわせて5時間程度インタビューしています。番組で使用した部分は、柯さんの発言の趣旨を十分に反映していると考えています。未使用の部分のインタビューも含めて5時間全体を繰り返し確認し、番組で使用する部分を決めています。恣意的な編集はありません。柯さんの5時間のインタビューの大半は、日本の統治に対する厳しい批判です」

 これに対し柯徳三氏は真っ向から反論した。

「それは間違いです。まったく誤りです!」

 柯徳三氏は、インタビューの大半が日本統治に対する厳しい批判であったというNHKの回答に憤慨している。柯氏によれば、わざわざディレクターの求めに応じて前日と同じ服を着て学校に行き、そこで日本統治時代の教育を称賛したにもかかわらず、この部分は一切使われていなかったというのだ。であれば、このNHK側の回答はまったくの作り話ということになる。しかも柯徳三氏は、あの番組では、台湾を見捨てた戦後の日本に対する恨みを、まるで、戦前の日本に対する恨みのように歪曲して編集しているとも指摘している。

<NHKは番組が「国辱的」であることを認めた>

 さらに、5月12日に行なわれたNHKの経営委員会議事録によれば、NHK福地茂雄会長は、「番組を3回見ましたが、確かに見る人の見方によっては国辱だというところはあります」と述べている。ということは、福地会長自らが、この番組が国辱的に見えることを認めているではないか。

 さらに福地会長は、こうも述べている。

「私は証言の中でいいとこ取りをされるのが非常に嫌いです。前職の時代から、証言を出してみたら意図とまったく違い、ある部分だけが使われたことがありました。それは私自身も一番嫌でしたので、ディレクターを2回呼んで確認しました。褒めているところはなかったのかということですが、教育については褒めているところがありました。確かに番組の中でも、先ほどの方の発言は出していませんが、映像の中のコメントで説明していました。そういった面で、すべて事実に基づいて描いているという自信を持ちました」

 この文面を見たときの柯徳三氏のあきれ返った表情を、福地会長にお見せしたいものだ。

 福地会長に聞きたい。

 柯徳三氏を筆頭に、あの番組に登場した方々が、自分たちが伝えたかった日本統治時代のいいところは一切使われずに、都合のよい編集がなされたと証言されているが、これをどのように考えているのか? そして、改めて担当ディレクターをはじめNHKが行なっている「隠蔽工作」の真相を、聞かせてもらおうではないか。

 番組の偏向・歪曲もさることながら、こうした悪質な隠蔽工作は、NHKの体質そのものかもしれない。今後もNHKには国民の厳しい監視の目が必要のようだ。」

「人気ギャグ漫画家がぶち切れたNHK"やらせ"取材の一部始終

(週刊朝日 2009年10月02日号配信掲載) 2009年9月28日(月)配信

 はからずもNHKの体質が表れたというべきか。

 漫画家の唐沢なをき氏(47)が、NHK衛星第2の深夜番組「マンガノゲンバ」の取材に腹を据えかねて出演を拒否した顛末を、唐沢氏の妻でエッセイストの唐沢よしこさんがブログで明かしている。

 取材に立ち会ったよしこさんは、NHKの呆れた取材ぶりについて本誌にこう語った。

「7月のことでした。インタビューで、あちらの意に沿わない答えをすると、質問されたディレクターさんが『いや、そうじゃなくて』と露骨にがっかりするんです。相手が喜ぶことを言わなきゃという気持ちにさせられて必死に答えを探すことの繰り返しで、取材を終えてから不本意なことを言わされた腹立たしさで涙が出ました。このまま放送されると一生後悔すると思ったので、残りの取材をお断りした次第です」

「マンガノゲンバ」は旬の漫画家や作品を紹介するドキュメンタリータッチの番組で、このときは、なをき氏が「イブニング」(講談社)で連載する「ヌイグルメン!」を取り上げる予定だった。「ヌイグルメン!」は、特撮ヒーロードラマの舞台裏をギャグタッチで描いた人気漫画だ。

 なをき氏へのインタビュー後は、「スーツアクター」と呼ばれる着ぐるみ役者をなをき氏が取材するという企画も用意されていたのだが、このディレクター氏、その取材をなをき氏の作品に反映させてほしいとまで要求してきたのだとか。

 しかし、なをき氏がいちばん許せなかったのは、

「子どものころから特撮が好きなら、なぜ特撮の仕事をせずにマンガ家になったのか」

 と問われて、

「マンガが好きだから」

 と答えたところ、このディレクターから“NG”が出たことだったという。

「『ヌイグルメン!』を描くために漫画家になったとでも言わせたいのでしょうか」(よしこさん)

 NHKは本誌の取材に、

「回答をおしつけることはありません」

 と回答するが、なをき氏が不快な思いをしたのは事実。「シナリオどおり」を出演者に促すのは、“やらせ”の誹(そし)りは免れまい。」


NHKスペシャル「JAPANデビュー」第1回「アジアの一等国」の捏造報道には、私もTVで実際に番組を見た際に、明らかに『偏向報道』だと分かり、大いに怒りを感じました。現在、日本国民が8000人以上も精神的苦痛を受けたとNHKを提訴していますし、台湾の原住民や台湾の人たちも尊厳を傷つけられたとして、NHKを訴えています。日本国民もNHKに対し、数回デモを行い、実際、NHK本社にデモ隊が突入しました。上記の記事を見るとNHKの捏造体質がいかに根深いものか分かります。NHKの受信料は払いたくないですね。NHKの番組は見ないのが精神的に良いと思います。

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