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あの地下鉄サリン事件から15年・・・ [社会情勢]

「遺族に「区切り」ない…地下鉄サリン15年

2010年3月20日(土)17:24 (読売新聞)

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地下鉄サリン事件から15年。霞ヶ関駅事務所の献花台の前で手を合わせる被害者ら=冨田大介撮影

 地下鉄サリン事件から15年がたった「3月20日」。東京・霞ヶ関駅の献花に訪れた遺族や関係者の中には、事件で命を落とした2人の営団地下鉄(現東京メトロ)の職員のうち菱沼恒夫さん(当時51歳)の妻、美智子さん(66)(さいたま市)の姿があった。

 「高校のテストで、地下鉄サリン事件の問題が出たんだよ」

 昨年11月、大学受験のために長崎から自宅に泊まりに来た兄の孫娘(18)の言葉に、菱沼さんは驚いた。「本当に?」と尋ねると、「教科書にも載っているんだ」と言われ、菱沼さんは事件があったという事実が後世に伝えられていくのだと、心が晴れたような気になった。

 「私たちのことはいつか忘れ去られてもいい。でも悲惨な事件があったという事実は語り継いでほしい」と願っていたからだった。

 あの日の朝、恒夫さんはラッシュ時間帯の応援で霞ヶ関駅にいた。車内に流れ出たサリンを片づけようとして吸い込み、翌日未明、搬送先の病院で亡くなった。

 葬儀の後、自宅を訪ねてくる弔問客に対し、当時3歳だった兄の孫娘が菱沼さんの傍らで、菱沼さんの姿をまね、一生懸命お辞儀をしていた。その子が4月からは大学生になる。大人らしくなった姿に歳月の長さも感じてしまう。

 5年前の3月20日には献花に訪れた霞ヶ関駅で、駅員に「どちら様ですか」と問われ、「直接事件にかかわっていない人たちは忘れてしまうのだな」と感じた。事件直後、世間に広がった「地下鉄に乗るのが怖い」という漠然とした不安もいつの間にか消えている。

 それでも遺族は違う。

 恒夫さんのゴルフバッグは今も自宅の玄関口に置いたままで、使っていた茶わんもそのまま食器棚にある。毎年3月のカレンダーを見ると、真っ先に「20日」に目が行く。

 恒夫さんの勧めで営団地下鉄に就職した一人息子の智浩さん(36)は南北線の運転士をしている。事件後は互いに恒夫さんの話を避けてきたが、最近は「おやじに似て汗かきで困るんだよ」と軽口をたたけるようになった。

 毎年献花を続けている菱沼さんは19日、恒夫さんが愛したチューリップの花を買った。自宅の居間から見える小さな庭に、恒夫さんが好んで植えていたのがチューリップだった。

 「15年が区切りというが、私に区切りという感覚はない。犯行に加わった全員の刑が確定し、松本智津夫(死刑囚)の死刑が執行されるまでは夫に報告できません」。菱沼さんにとっての事件は終わっていない。」

「元警視庁係長、執念の復帰…地下鉄サリン15年

2010年3月20日(土)17:24 (読売新聞)

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事件当時、鑑識として現場に入り、サリンを吸い込み生死をさまよった杉山克之さん(19日、東京・池袋で)=川口正峰撮影

 オウム真理教による地下鉄サリン事件の現場の一つ、東京「霞ヶ関駅」で、猛毒のサリンが充満する車内に真っ先に飛び込んだ捜査員がいた。

 警視庁鑑識課の係長だった杉山克之さん(66)。それから15年――。生死の境をさまよった杉山さんは後遺症と闘いながら、「殉職者を出したくない」と、現役の警察官に講義を続けている。

 「地下鉄で多数の人が倒れている」。1995年3月20日午前8時すぎ、東京・桜田門の警視庁内で、無線の一報を受けた杉山さんはすぐ目の前の霞ヶ関駅に走り、防毒マスクもしないまま構内へと飛び込んだ。

 地下3階の日比谷線ホームに駆け降りると、電車の最後尾ドアの前に新聞紙と液体が広がっていた。「薬品だろうか」。においをかごうと顔を近づけ、新聞の日付を手帳にメモしようとした瞬間、ペンを握る手から力が抜けた。

 「しまった」と思い、車外に駆け出すと体に鋭い痛みが走った。息苦しく、瞳孔が縮む「 縮瞳 ( しゅくどう ) 」という症状で周囲が暗くなり、階段の上の蛍光灯が、まるで空のように見えた。「あそこに行けば空気がある」と思った瞬間、前に崩れ落ちた。

 首を絞められ、金づちでたたかれるような痛みが全身を襲った。「中学、高校、大学に通う3人の子はどうなる」。「係長! 係長!」という叫び声がかすかに聞こえる中、「オレは死ねない」と何度も思った。

 病院で目が覚めた後も体が硬直し、数千人の死者が自分を「おいで、おいで」と手招きする悪夢にうなされた。6日後に退院してからも、風が運んでくる桜の花の香りで吐き気をもよおし、新聞で「オウム」「サリン」という文字を見るだけでトイレに駆け込んだ。

 それでも見舞いに来た同僚から、警視庁が事件2日後から始めた山梨県上九一色村(当時)の教団施設に対する一斉捜索で、部下がサリンを吸い込んで倒れたと聞き、現場への復帰を決意した。事件24日後には復帰し、6日後には教団の富士山総本部(静岡県富士宮市)の現場検証に参加した。「事件を解明する証拠をつかむ」という使命感が、恐怖心を消していた。

 春には花の甘い香りに気分が沈み、夏場も背筋が冷えるという後遺症に悩まされる中、自分と同じサリンで命を落とした12人(後に13人と認定)の無念を晴らそうと、2004年3月に退職するまで仕事一筋に生きた。

 そして退職後は、再就職先の仕事の傍ら、毎年、警察大学校の教壇に立って全国から集まる警察官を前に当時の体験を語り続けている。

 「殉職者を出さない」「危険な現場に入る前は可能な限りの情報収集を」。あの悪夢を繰り返してはならないという思いで口調はつい熱くなる。

 「壮絶な痛みを知る者として、亡くなった方と今も苦しむ被害者の分まで、自分の体験を伝えたい」

 杉山さんはそう思う。」


地下鉄サリン事件から15年が経ちました。
月日の経つのは早いものです。
思えば1995年(平成7年)という年は、日本にとっても、私個人にとっても、非常に印象深い年でした。
1995年(平成7年)1月17日火曜日には『阪神・淡路大震災』が発生。
そして、その悲劇が覚めやらぬ中、私が大学の卒業式を3月21日に控えた1995年(平成7年)3月20日月曜日に『地下鉄サリン事件』が発生しました。
東京都の地下鉄でカルト新興宗教団体のオウム真理教が起こした化学兵器を使用した無差別テロ事件でした。
東京都内の帝都高速度交通営団(現・東京地下鉄(東京メトロ)、以下営団地下鉄)の計5編成の地下鉄車内で、化学兵器として使用される神経ガスサリンが散布され、乗客や駅員ら13人が死亡、負傷者数は約6,300人とされています。日本において、当時戦後最大級の無差別殺人行為であるとともに、松本サリン事件に続き、大都市で一般市民に対して『化学兵器が使用された史上初のテロ事件』として、全世界に衝撃を与え、世界中の治安関係者を震撼させました。
そして、3月22日に異例の速さで、山梨県上九一色村(現・富士河口湖町)の教団本部施設への強制捜査が行なわれました。施設からはサリン等の化学兵器製造設備、細菌兵器設備、散布の為の軍用ヘリコプター等が見つかり、オウム真理教の特異な実態が明らかになりました。以降、同事件や以前の事件への容疑で教団の幹部クラスの信者が続々と逮捕され、1995年5月16日には、教団代表であった松本智津夫(麻原彰晃)が上九一色村の教団施設で逮捕されました。
この事件は、都会の民間人をターゲットとした神経ガスのサリンが散布されて死者を含む多数の被害者を出した事件で、『世界初の毒ガステロ事件』であり、日本の社会のみならず世界に大きな衝撃を与えたにも拘わらず、当時の社民党の村山首相は、『破壊活動防止法』の適用を求める処分請求をあろうことか労働組合活動などにもこれを機に『破壊活動防止法』が応用される可能性があるという信じられない『非常識』な判断をして、『破壊活動防止法』の適用を棄却したのです。村山首相のこの愚かな判断は、有名な『村山談話』と共にその後の日本に悪影響を与えました。
この為、オウム真理教は1996年1月に宗教法人としての法人格を失いましたが活動を継続。2000年2月には破産に伴い「アレフ」と改称。その後、さらなる改称と分裂を経て、現在は「Aleph」と称する団体、および「ひかりの輪」と称する団体が教義や信者の一部を引き継いでいます。
地下鉄サリン事件以降484人の信者が逮捕され、189人が起訴されており、3名が現在も逃亡中です。
東京地方裁判所は首謀者の麻原彰晃を始め、林郁夫を除く散布実行犯全員に死刑を言い渡したものの、未だに死刑が執行されていません。
現民主党政権の千葉法相は『死刑廃止論者』であり、千葉法相になってから死刑は全く執行されていないので、民主党政権が続く限り、これらのテロリストたちには死刑が執行されることはないでしょう。

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