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「新選組血風録」俳優の左右田一平氏が死去 [時代劇]

<俳優の左右田一平さん死去 味のある脇役で活躍>
スポニチアネックス 2月15日(水)17時42分配信

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 俳優の左右田 一平氏(そうだ・いっぺい、本名広田信夫=ひろた・のぶお)さんが東京都内の病院で死去したことが15日、分かった。81歳だった。

 亡くなったのは10日午後0時10分で死因はS状結腸がん。葬儀・告別式は近親者で済ませた。

 北海道出身。映画「お葬式」や、テレビ時代劇「新選組血風録」「燃えよ剣」などに出演。味のある演技で脇役として活躍した。殺虫剤のCM出演でも知られた。酒が好きだったことから「そうだ、一杯やろう」をもじって芸名にしたという。

<俳優の左右田一平さん死去>

2012年2月15日(水)18時4分配信 共同通信

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 左右田 一平氏(そうだ・いっぺい=俳優、本名広田信夫=ひろた・のぶお)10日午後0時10分、S状結腸がんのため東京都内の病院で死去、81歳。北海道出身。葬儀・告別式は近親者で済ませた。喪主は長男広田圭一朗(ひろた・けいいちろう)氏。映画「お葬式」や、テレビ時代劇「新選組血風録」「燃えよ剣」などに出演。味のある演技で脇役として活躍した。殺虫剤のCM出演でも知られた。

<「新選組血風録」俳優の左右田一平氏が死去>

2012年2月15日(水)18時39分配信 読売新聞

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 左右田一平氏 81歳 (そうだ・いっぺい、本名・廣田信夫=ひろた・のぶお=俳優)10日、S状結腸がんで死去。

 告別式は近親者で済ませた。喪主は長男、圭一朗氏。

 札幌市出身。1956年「真昼の暗黒」で映画デビューし、味のある脇役として活躍。テレビ時代劇「新選組血風録」の斎藤一役で人気を集めた。


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俳優の栗塚旭さんと島田順司さんの3人トリオでテレビ時代劇「新撰組血風録」「燃えよ剣」「俺は用心棒」「天を斬る」「新撰組」などに出演し、一世を風靡した俳優の左右田一平が2012年2月10日午後0時10分、S状結腸がんのため東京都内の病院で亡くなられました。新撰組の斎藤一役が当たり役でした。とても残念です。謹んで御冥福を御祈り致します。合掌。


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栗塚旭・風 [時代劇]

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『風』(かぜ)は、TBSと松竹が制作し、TBS系列で放映された時代劇。モノクロ作品。1967年10月4日~1968年9月11日にかけて放送された。全41回。うち、2本はフィルムの保存状態が極めて悪いため欠番扱い。


風の噂 栗塚旭 (『風』の主題歌ではありませんが、栗塚旭さんの歌なので一応掲載します。)

<キャスト>
風の新十郎 … 栗塚旭
元義賊。二年前に大凧に乗って名古屋城から金の鯱を盗み出したこともある。

かがり … 土田早苗
水野配下のくの一。任務第一の忠実な甲賀忍者で、新十郎に思いを寄せる。そのため、美女がらみの事件になると嫉妬の炎を燃やす女らしい一面もある。

相川左近 … 小林昭二
長崎奉行所から江戸北町奉行所に赴任する途中で船が難破して行方不明となり、一時、新十郎に名前を騙られていた。そのため、新十郎を捕縛しようと躍起になっていた。だが、次第に彼と気脈を通じ親しむようになる。

福内鬼外 … 志村喬(第1話~第3話、第6話)
高名な蘭学者。様々な道具を発明し、新十郎に協力する。初期のみの登場。

早苗 … 東山明美(第1話~第4話、第6話、第8話、第9話、第11話~第14話)
福内鬼外の娘。新十郎に思いを寄せる。初期のみの登場。

源爺い … 小松方正(第16話、第22話、第41話)
かがりの忍術の師匠。普段は甲賀の里に住んでいる。

水野忠邦 … 池部良
筆頭老中。普通、時代劇では水野忠邦といえば悪役だが、本作では善玉。最終回で失脚する。

<あらすじ>
時は天保年間、老中水野忠邦(池部良)による改革が推進されるが、世は混迷の度を深めていた。ここに快男児・風の新十郎(栗塚旭)が現れ、様々なトラブルに首を突っ込んでは次々と難題を処理してゆく。新十郎は水野に共感し、様々な場面で彼をサポートする働きをするが、手下にはならず対等の立場から協力していく。

<概説>
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風の新十郎……栗塚旭
かがり   ……土田早苗
相川左近 ……小林昭二
水野越前守……池部良 が、シリーズ通じてのレギュラーキャスト。
最初の頃は、志村喬の蘭学者や、その孫娘役で東山明美が出演していたが、第2シーズンから姿を見せなくなった。
それと、かがりの従姉妹のオチャメ役で沢田雅美が2回ほど出演しているのと、かがりを育てた源爺役で小松方正が3回出演している。
時代劇の大御所・松田定次が監督しているかと思えば、実相寺昭雄や飯島敏宏といった新感覚の社会派も演出している。シリーズといっても、作品によってトーンが全く違うものになっているのが特徴。
製作者が、それを意図してやったのかどうかは……?
私としては、オーソドックスな松田定次作品が好みなんですが。
第1話の「新十郎登場」の冒頭シーンにある、名古屋城の金のシャチホコを嵐の夜に大凧に乗って盗んだ仕事を最後に足を洗った大泥棒というのが、主人公の設定。
泥棒だから変装はお手のもの。第1話では、後に親友となる相川左近に化けて登場。
親友といえば、水野越前の隠密、甲賀忍者のかがりとも友情で結ばれる。かがりの方は、友情以上の感情を持っているのだが、新十郎は適当にはぐらかしている。
泥棒だったせいか、足は速い。忍者のかがりに追いかけられても、捉まらないくらいだからね。第9話「走れ!新十郎」では、飛脚と競走している。
泥棒のくせに、剣の腕前も超一流。乱れ八双(上記、画像の構え)から繰り出す剣技の前には、どんな使い手もかなわない。
第2話「獣の城」の菅貫太郎、第5話「脅迫者」の渡辺文雄、第16話「いのち果てるとも」の戸上城太郎、第20話「誰がための仇討ち」の内田良平、第21話「狙われた雛人形」の夏八木勲、第24話「野望の絵図」の青木義朗、第31話「地獄からの使者」の南原宏治との対決は良かったねェ。
1対1のチャンバラが消えて、テレビ時代劇はつまらなくなりました。
最終回では、新十郎は密出国してアメリカへ行っちゃうのですが、ガンマン相手に乱れ八双はツライかな。
栗塚旭が歌う、冬木透作曲の主題歌は、西部劇ぽくって『風ー西部劇編』でも使えそうですがね。

<概要>
放映当時、『銭形平次』を向こうに回し、常時高視聴率をあげて世間を驚かせた作品。
今もファンが上映会を開く。
最後まで目が離せない筋立て、軽快なテンポ、現代的なアクション、実験的な映像、特撮技術を取り入れた、斬新で、それまでの時代劇とはひと味もふた味も異なった、痛快娯楽時代活劇である。
時代劇の大御所松田定次、『ウルトラマン』の飯島敏宏、『怪奇大作戦』の実相寺昭雄のほか、
西山正輝、松野宏軌、井沢雅彦といった大物あるいは鬼才といわれる監督陣がその才腕を十二分に振るい、1話1話にその個性が発揮され、誰がメガホンをとったのかを先ず確認したくなる。
栗塚旭はそういった監督の多様な要求に見事に応え、魅力的な主人公を生き生きと演じている。
栗塚旭演じる風の新十郎は「和製ルパン」と称される謎の快男児。様々な変装をみせるが、
とりわけ黒の着流し姿は絶品。作家柴田錬三郎は、「栗塚こそ眠狂四郎のイメージに最も近い。」
と絶賛したそうだが、さもありなんと納得させられる美しさ。男の色気、ここに極まった、といえる。栗塚といえば、「栗塚の前に土方なし、栗塚の後に土方なし」と言われる、稀代の土方歳三役者だが、土方や用心棒とは180度違った、明朗闊達な主人公が土方以上によく似合っている。
新十郎に想いを寄せる“くのいち”土田早苗がこれまた、何とも健気で可愛い。レオタード姿は、今観ても目を奪われる。
そして松村達雄、前田吟、東千代之介、露口茂、夏八木勲、小松方正、田村正和、左時枝、悠木千帆・・・といった多彩で豪華なゲスト陣が綺羅星のごとく顔を揃え、華を添える。
音楽は『ウルトラセブン』の冬木透。主題歌は栗塚旭が歌う。
作品制作に、手間をかけ、時間をかけ、資金をかけ、妥協を許さず、映像の持つあらゆる可能性を追及した、いわば職人気質が生んだテレビ時代劇の大傑作である。
是非、その面白さを味わっていただきたい。
土方歳三役と違って、たいへんリラックスした感じで、栗塚旭もこういう役が出来るんだということが良くわかります。脇をかためる土田早苗さんや小林昭二さんなどとの息もぴったりで、松竹作品もなかなかいいなっといった感じです。

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『藤田主水』に捧ぐ!「必殺仕事人」撮影スタート!! [時代劇]

「藤田まことさん追悼「新・必殺仕事人」発表

2010年3月20日(土)08:00 サンケイスポーツ

 先月17日に死去した俳優、藤田まことさん(享年76)の代表作「必殺仕事人」の新作の制作が決定し19日、テレビ朝日から発表された。

 単発のスペシャルドラマ「必殺仕事人2010」(仮題)で放送は未定。必殺シリーズは藤田さんが73年から約20年間、主人公の中村主水を演じた人気時代劇で、07年のスペシャル版で少年隊の東山紀之(43)が主演を継いだ。昨年は連ドラになり、藤田さんも主水役で出演した。


 新作の企画は、藤田さんの訃報で中断したが、藤田さんの元所属事務所から「藤田も新しいメンバーとの『必殺』を喜んでいた」と聞かされ、追悼の意味を込めて制作が決定。07年から東山と共演するTOKIOの松岡昌宏(33)、連ドラから加入したKAT-TUNの田中聖(24)の出演も決まった。


 今月中旬から撮影に臨む東山は「残されたメンバーで、『必殺』の世界観を守っていきます」と語っている。」

「東山「必殺」最新作、藤田さんに捧げる

2010年3月20日(土)09:50 日刊スポーツ

 2月17日に死去した藤田まことさん(享年76)が楽しみにしていたテレビ朝日系「必殺」シリーズの新作が、スペシャルドラマ「必殺仕事人2010(仮)」(放送日未定)として放送される。突然の悲報により準備は中断していたが、遺族や関係者、所属事務所も制作続行を快諾。3月中旬から撮影を開始した。主演の東山紀之(43)は線香をあげて藤田さんに報告したといい「残されたメンバーで、その思いや遺志を受け継ぎ『必殺』の世界観を守っていきます」。」

「“藤田主水”に捧ぐ!「必殺仕事人」撮影スタート

2010年3月20日(土)06:00 スポーツニッポン

 藤田まことさん(享年76)の死去を受け、制作を一時中断していたテレビ朝日系スペシャルドラマ「必殺仕事人 2010(仮)」の撮影がこのほどスタートした。放送日は未定。

 新作を楽しみにしていた故人の遺志などを尊重し、制作再開を決めた。出演者の中には藤田さんの名前もある。どのような形で登場するかは発表されていないが、中村主水の雄姿を再び見ることができそうだ。

 収録は今月中旬、京都市内のスタジオでスタート。直前に主演の「少年隊」東山紀之(43)らキャスト、スタッフ一同が集まり、藤田さんに黙とうを捧(ささ)げた。

 個人的にも線香をあげて藤田さんを追悼したという東山は「藤田さんのご家族、関係者の方々に背中を押していただき、寂しさと責任を痛感しながら“必殺”の撮影に取り組ませていただいております」と報告。「撮影を楽しみにされていた藤田さん、そして必殺ファンの方々にも受け入れていただけるよう、残されたメンバーで、その思いや遺志を受け継ぎ、“必殺”の世界観を守っていきます」と誓っている。

 同ドラマは昨年冬ごろから制作準備を開始。藤田さんも3月に予定されていたクランクインを心待ちにしており、軽いトレーニングなどを積んでいたという。亡くなった2月17日の夜に届けられた仮の脚本は棺に納められた。

 訃報を受け、制作は一時中断していたが、その後、同局と藤田さんの所属事務所が協議。故人が必殺シリーズに深い愛情を持ち、遺族や関係者も新作を望んだことから、今月に入って制作再開を決定した。」

「藤田まことさん追悼「必殺」DVDマガジンが総合TOP30入りのヒット

2010年3月18日(木) 5:10 シネマトゥデイ

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主水(もんど)だけに問答無用!

 オリコンの書籍総合ランキングで、先月17日に急逝した俳優の藤田まことさん(享年76)をしのんで緊急発売された「必殺DVDマガジン仕事人ファイル 1stシーズン壱 必殺仕置人中村主水」(講談社)が好セールスを記録。発売4日間で1万部を超える売上で、26位にランクインした。

 「必殺」の殺し屋にスポットを当て、一号につき一人紹介する「必殺」キャラクターガイドの第一弾となる同書では、故藤田まことさんが演じたシリーズの顔ともいえる中村主水をフィーチャー。「殺しの道具/テクニック」「中村主水全殺し」「趣味」「好物」「故・藤田まことさんの中村主水への想い」を誌面で紹介している。また、付属のDVDには中村主水が必殺シリーズに初登場した「必殺仕置人」の第1話「いのちを売ってさらし首」と、佐渡に渡った主水が金山で殺しを決行した第21話「生木をさかれ生地獄」の2話を収録。中村主水を徹底解剖した盛りだくさんな内容となっている。

 今回発売された「中村主水」に引き続き、全10作を予定しているこのシリーズでは1冊につき1人の仕事人をフィーチャーした、ありそうでなかった好企画だ。「必殺」TVシリーズ全31作+劇場版11作品、スペシャル版21作品の世界を数多くの魅力的な殺し屋を中心にしながらも、「必殺シリーズ」を網羅した、かつてないコンプリートガイド。

 1972年の「必殺仕掛人」から始まり、去年には新シリーズが放映されるなどいまだ人気の衰えない「必殺」シリーズ。TVシリーズだけでなく、オリジナルのスペシャルや劇場版といったスピンオフも数多く製作され、時代を超えた一級のエンターテーメントとしてファンを魅了し続けている。

「必殺DVDマガジン仕事人ファイル 1stシーズン壱 必殺仕置人中村主水」は現在発売中」


先月亡くなった藤田まことさんの『出世作』にして『ライフワーク』だった『必殺』の新シリーズが、藤田まことさんの後継者である東山紀之さんを主演で制作が決定しました。東山さんは2007年のスペシャル版「必殺仕事人2007」で主演して以来、昨年の連ドラ「必殺仕事人2009」にも主演をして、『中村主水』役の藤田まことさんとも共演しています。
ただ、私個人の感想としては、東山主演版『必殺』は、共演者たちの『個性』がイマイチはっきりせず、魅力に欠け、過去の『必殺』シリーズには及ばないと感じました。どうも面白くないんですよね。それで、昨年の連ドラ「必殺仕事人2009」も途中で視聴を止めました。藤田さん主演の『中村主水』だけでなく、脇役の人たちが個性的で魅力的だったからこそ、その相乗作用で過去の『必殺』は面白かったんだと改めて思いました。
過去の『必殺』シリーズにどこまで迫れるのかが、東山主演版『必殺』の課題だと思います。

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栗塚旭・いのち燃ゆ [時代劇]

いのち燃ゆの土方(1)

いのち燃ゆの土方(2)

[いのち燃ゆ(1981年:TVシリーズ:全23話:カラー)]

<解説>
『いのち燃ゆ』(いのちもゆ)は、NHKで1981年4月8日から10月7日まで放送された時代劇。全23話。
歴史上の人物を1年かけて“史実に忠実に”(建前上)“豪勢に”という大河ドラマ枠とは違い、水曜時代劇枠は比較的市井の人物の主役が多かったのと、外国文学を日本の時代劇に翻訳した意欲作が多かった。本作もフランスの文豪ヴィクトル・ユーゴーの『レ・ミゼラブル』(翻訳:『ああ無常』)を幕末の日本に置き換えた作品。主演は柴俊夫氏で、高橋氏は主人公を改心させるミニエル坊さんに当る役を演じている。
 地味な一作ではあるが、なお、この作品の後半では、“伝説の土方歳三”こと栗塚旭氏が、またしても土方役を演じて出演しているので、新選組マニアにも垂涎な作品のようだ。

<概要>
幕末の長崎、大阪、米子、京都が舞台。丈吉は、「1個のにぎり飯を盗んだ」とされ、流罪となる。それを機に、彼の苦難の人生が始まる。過去の罪におびえながらも、貧しい人々の生活の中、丈吉はたくましく生き抜く。人を救い、自らも救われんと生きる丈吉の姿を、汗と涙の冒険物語として描いている。

原作は、ビクトル・ユーゴーの小説『レ・ミゼラブル』。設定・登場人物などは大胆に翻案し、日本の時代劇として再構成している。

<概略>
この作品は81年水曜時代劇枠で放送された作品で全23話。この作品はレ・ミゼラブルを時代劇を背景に作り上げた作品で、ジャン・バルジャンが柴俊夫演じる丈吉役に相当します。

序盤はあまり丈吉にスポットが当たらないせいかただひたすらに高橋幸治が演じる竜安先生がかっこいい。高橋幸治さんと言えば織田信長って感じがしますけどね、竜安先生も素敵です。その竜安先生の付き人として潜り込んでいる幕府の人(?)役の坂上次郎も光ってます。4話でどうやら竜安先生のところからいなくなるみたいでしたが…。

丈吉は大阪へ来て家族と再会するも、またこてっちゃんの陰謀で追われる身に…。例の親の仇と狙っている兄妹もしつこい。こてっちゃんは借金のカタに自分の娘を売り渡す証文を書いてしまっていたのですが、この借金20両を何とかしようと丈吉は銀の燭台をお金に換えてほしいとおりんさんに頼みます。けど、ご禁制の品ですしそう簡単にはお金に換えられません。おりんさんは身請けで20両貰って銀の燭台は自分の宝物にするって決め、貰われていきます。

が、この20両親の仇を狙ってる兄妹と一緒に丈吉を追う岡っ引き連合から逃げているときに不覚に落としてしまいます。その間ここの家族ではいろいろな話し合いがあって、丈吉は一人で逃げて、家族は借金取りから逃げるために夜逃げ決行。

丈吉は途中いろいろありながら、鉄山師になって出世します。
もう昔の丈吉ではなく小松屋幸吉という名前で立派な旦那さんになってます。儲けたお金で治療院を作り、そこの治療院で蘭学の講義をするために竜安先生と助手がやってきます。小松屋の離れに泊めて貰うことになった竜安先生と助手は丈吉と再会しますが、丈吉が竜安を知らないと言ったため翌日別の宿を取って小松屋を出ます。そしてその宿がおりんさんを身請けした男の旅籠で赤毛の女の子がいじめられているのを目にします。

そう、その子はたぶんたった一夜の…。おりんは乳ガンで竜安先生の手術を受けます。この時代に乳ガンって言葉があったのかな?胸が痛い~って言ってたので結核かと思った。

おりんさんの乳ガンの手術は無事成功し、小松屋(丈吉)はおりん親子が働かされずに済むように月5両支払うと旅籠の旦那に交渉します。実際はそれでもこき使われていたりするわけですが…。

そんな中、ずっと指名手配中だった赤牛の丈吉が捕まったという報が流れます。小松屋が丈吉であると確信している作次郎はどんな奴が間違って捕まっているのか確認しに行きます。すると丈吉と一緒に島抜けした仙吉が捕まってます。その場は「仙吉が丈吉に間違いありません」と言って、小松屋に丈吉の身代わりに捕まっているのは仙吉である旨耳に入れます。

さて、小松屋どうする?自分の身代わりに仙吉が殺されるのを黙って見ているのか?

まさか、そんなこと出来るはずもなく、刑場で名乗り出てしまいます。身重だった奥さんは流産してしまい、小松屋は丈吉が育てていた夜鷹の子ががんばって小松屋3代目になりました。そんな中島送りの船が難破して丈吉はたぶん死んでしまっただろうと報告されましたが、やっぱり生きてました。

丈吉は何とか小松屋にたどり着き家族と再会しますが、そんな時おりん危篤の知らせが入ります。最後までおゆきは丈吉の子では無いと言い張って死んでいきました。けど、しっかりおゆきのことをお願いしますと言い残して言ったので丈吉は小松屋から100両貰っておゆきと出直しの旅に出ます。

そんな中、お豊と作次郎は関係を持ちます。そして作次郎に島へ帰ろうとお豊はいいます。その朝、一人作次郎は姿を消します。

そして時は流れて、おゆきは竜安先生のところで育てて貰って、丈吉は米屋としてがんばってました。お豊もまたよなきやという名前の店の主になってました。お豊は凄く強くなりました。最初は復讐にとらわれて、無駄な人生過ごしていた感があったけどおりんの看病をしたりしていた辺りからいい女に変わってます。

で、米屋やってる場所が「京都」
いねさんがおゆきを米屋の丈吉のところまで送り届けてくれます。急に大きくなってびっくり。そしてよなきやに出入りしている男女、これがねぇ~、何の因果か丈吉の妹おしまとおりんを身請けした男の息子なんだわ~。まだ丈吉はおしまが妹だと気づいていない感じだったけど、風車の伏線があるので時間の問題でしょう。

で、行方不明だった作次郎が何と新撰組隊士になってる!!!!

栗塚旭の出番もやっと来ましたが、かなり老けた感じがするなぁ。で、作次郎と一緒に米屋の丈吉に献金をお願いしに来るんだけど、まぁ脅しているわけで感じ悪い。作次郎は立派な男になるって言った割にはなんだかつまんない男になってるなぁ…。

京都幕末のゴタゴタが絡んできます。丈吉の娘おゆきの思い人が長州藩の人で、お豊のあにしゃんが新撰組なのも何というか運命のいたずら…。

誘拐されたおゆきが捕まっていたのは丹波屋一家とそれに絡むお志麻なんだけど、そこでまぁ丹波屋からあることないこと吹き込まれるし、身代金千両って…。しかし、身代金払う丈吉もただくれてはやらないとこをは拍手。そして、お志麻と丈吉は兄妹の名乗りをすることが出来ました。

その前に坂上二郎が登場して長崎に両親がいると言う言付けを竜安先生から預かってきます。隠密家業に嫌気がさしてアメリカに渡って今は西洋歯医者になっているそうで。そして長崎に渡った丈吉が見た両親の姿はぼけた父親と一緒に物乞いをする母親。一緒に帰ろうと言っても首を縦には振りません。父親はずっと丈吉に嫉妬していたみたいですね。哀れな姿でした。

京都の町が戦乱の渦に巻き込まれていく最中、ずっと反対していたおゆきの結婚を丈吉は認めることにしました。しかし、ほとぼりが冷めたと丈吉に会いに来た小松屋のお美津は、結局一緒に京都にいることも、別の土地でまた鉄山師をやろうという誘いも断られてしまい、京都を後にすることになります。あの6年間は凄く幸せそうだったのにねぇ。

そして戦火に巻き込まれ帰ってきた新撰組隊士の列にあにしゃんがいないことに気付いたお豊は探しにいこうとするが、そこで丈吉は自分が行くと代わりに行くことに。しかし、火事場泥棒的に死体から剣を盗んだりしていた丹波屋の母と子に出くわし、レイプされそうになっている娘を助けるために長州藩の侍を斬ってしまう丈吉。後から来た藩士に捕まってしまいました。

そこで同じく長州藩士に捕まっていた作次郎に会います。処刑されかかっている作次郎を全力で逃亡作戦に巻き込みますが銃弾を受けてしまいます。そこから二人が死ぬまでの会話が何とも。島にいるときからずっと丈吉と友達になりたかったと言い残して先に作次郎が死んでしまいます。そしてその死体を抱きかかえたまま丈吉も。探しに来た人たちが見た二人は髪が真っ白になった丈吉…。

そして、二人の骨を拾って竜安先生のところを訪ねるお豊。お雪と彦馬さんは造船師になるみたいな感じで洋装してお墓に手を合わせていました。竜安先生は「人のために生きろ」と丈吉にいったのが仇になってしまったのかなぁと。

とにかく結末も悲しいお話でした。
最終回にも栗塚さんの出番あったのですが、あの鉄鍋みたいな兜を被って戦いに行く姿はちょっと違和感ありました。このドラマではお志麻との絡みがある分沖田の方が出番が多かったです。島田さんの沖田もいいけど、このドラマも沖田もなかなかでした。

<原作との人物対比>
丈吉⇒ジャン・ヴァルジャン、作次郎⇒ジャヴェール警部、おりん⇒ファンティーヌ、お雪⇒コゼット、岡田彦馬⇒マリユス、竜安⇒ミリエル司教、丹波屋徳市⇒テナルディエ、お六⇒テナルディエ夫人、お志麻⇒エポニーヌ、春吉⇒ガヴローシュ、岡田主馬⇒ポンメルシー、岡田織江⇒ジルノルマン伯爵

<スタッフ>
原作:ビクトル・ユーゴー『レ・ミゼラブル』
脚本:杉山義法
音楽:奥村貢
制作:土居原作郎 ※「土」は、正確には「`」が加えられている(土`)。
演出:田中昭男、樋口昌弘、宮崎純ほか
語り:中条静夫
製作:NHK大阪放送局

<キャスト・あらすじ>
第1部~第3部は、便宜上のものである。第1部は第7話まで、第2部は第8話から第15話まで、第3部は第16話以降。

注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。

■第1部(流刑地、長崎、大阪編)
□流刑地で登場した人物
●丈吉/柴俊夫
生まれつきの赤毛と、怪力が特徴。流刑地では「赤牛」と仇名されていた。
大塩平八郎の乱の余波で、無実のまま流罪となる。その後も、役人の不手際で赦免状から書き漏れる(二度と公式に赦免されない)など、不運な男。
●作次郎/石橋正次
丈吉が流された島の、庄屋の跡取り息子だった。銃の名手。
丈吉らの島抜けで父が死亡。200年続いた庄屋(近藤家)は名字帯刀を取り上げられる。丈吉へ復讐する為、執拗に追跡する。
●お豊/神崎愛
作次郎の妹。
父の勧めもあり、丈吉を婿にするつもりだった。作次郎と共に、丈吉の跡を追う。
●嘉右衛門/加藤嘉
流刑地の庄屋(近藤家の当主)。作次郎、お豊の父。丈吉が赦免にならなかった経緯を聞き、不憫に思う。
丈吉に娘を勧めるが、断られ、島抜けの決意が固い事を知る。同情した嘉右衛門は通行手形を用意するが、丈吉に渡す際、仙吉に背後から襲われ、致命傷を負う。
死に際し、自らが隠れキリシタンである事を竜安に明かす。
●仙吉/島米八
大阪出身の罪人。丈吉に妹(お志麻)からの手紙を渡した。島抜けを企み、丈吉の動向を窺っている。
●竜安/高橋幸治
りゅうあんと読む。長崎の蘭学医。流刑島を定期訪問した際、丈吉と出会う。
再会した丈吉と別れる際、銀の飾台を託し「飾台のような男になれ」と言葉を贈る。
●市蔵/坂上二郎
竜安に同行していた。「医者になりたい」と語るが、実は幕府の隠密であった。
長崎で登場した人物
●シーボルト・イネ/早乙女愛
島抜けで傷ついた丈吉を手当てした。これにより、丈吉は竜安と再会する。
謙吾/伊藤武史
竜安の弟子。
□大阪で登場した人物
●おりん/吉本真由美
芸者。元は裕福な商家の娘。
没落した際、丈吉に恩義を感じ、丈吉が島から帰ってくる日をお咲・お志麻と共に待っていた。
●お咲/高森和子
丈吉の母。丈吉の帰りを待ち、力仕事などで娘を養っていた。
長崎出身。
●お志麻/大田由美子
丈吉の妹。風車を売って生計の足しにしている。
原作のエポニーヌのポジションと思われるが、原作ではエポニーヌはテナルディエの娘の一人である。
●多吉/財津一郎
丈吉の父。
畳職人だが、仕事もせず、博打や女遊びにのめり込んでいる。妻や娘の稼ぎを当てにし、食いものにしている。
丈吉が「大塩の残党」として逮捕された際、「残党に間違いない」と証言した。それが決定的な証拠となり、丈吉は流罪となった。
丈吉が赤毛の為、「自分の息子では無いのでは?」と考えている。
借金(二十両)のカタに、娘を売ろうとした。
●丹波屋徳市/山田吾一
米子の商人。金にモノを言わせ、おりんを我が物にしようとしている。
金にうるさいタイプで、おりんに風車をねだられた際、「大阪は物価が高い」とこぼしていた(風車は、お志麻が売っていた物全部で、金額は四十四文)。
丈吉が、妹を救う為、金の工面(銀の飾台の売却)をおりんに相談し、おりんは丹波屋に話を持ちかける。しかし、丹波屋は飾台を歯牙にもかけず、おりんは不本意ながら、丹波屋の妾になる。

■第2部(米子編)
※第9話と第10話の間で8年が経過、第14話と第15話の間で1年が経過している。
●幸吉(丈吉)
米子編では、上記のクレジットとなる。
当初は、逃亡者として小松屋の鉄山に迷い込んだ。その後、小松屋で働く事になる。
小松屋乗っ取り騒動の際、当主(おこう)の精神的支柱となる。後、娘(お美津)と結婚し、おこうの跡を継いで小松屋幸吉となる。
鉄山師として頭角を現し、また無料の診療所を開いた事で、人々の尊敬を得ている。しかし、島抜け(と、嘉右衛門殺しの容疑)で追われる身である事に変わりは無く、心の休まらない日々を送っている。
●お春/佐藤友美
旅芸人。夜は娼婦として稼いでいたが、「子供の事も考えてくれ」と丈吉に諭される。
●新吉/阿南忠幸(第8話、第9話)、新藤浩(第10話以降)
お春の息子。同行したのは短い間だったが、丈吉に懐いていた(第8話)。
お春に後妻の話が来た際、新しい家庭に入る事を拒否。丈吉を養父に選ぶ(第9話)。
第10話では、丈吉に同行し、鉄山師としての修行を積んでいた。丈吉の信頼も厚く、「自分に何かあったら、跡を継ぐように」と言われる。
第15話では、おこうの勧めで、正式に小松屋を継ぐ。
●おこう/南田洋子
小松屋(鉄山師)の当主。未亡人となるまでは、夫が当主だった。当主の重圧により、男勝りの性格となっている。
●お美津/曽根千香子
おこうの一人娘。丈吉と結婚し、幸せな日々を送っていた。
●お六/浅利香津代
丹波屋徳市の妻。丹波屋は没落し、夫婦は木賃宿を経営している。第3部では、夫婦を「守銭奴」とナレーションで説明していた。
夫を奪ったおりんを憎んでおり、お雪にもつらく当たっている。
●お雪/宝多なるみ
おりんの娘。髪はやや赤く、肌は白い。
父親の名は、おりんは最後まで明かさなかった。
●おりん
丹波屋が没落した事で、労働を強いられている。
乳癌に蝕まれていたが、丈吉により診療所へ運ばれ、竜安の手術により助かる(第11話)。
身体が弱っており、最終的に死亡する。
●竜安
診療所を、技術指導で訪れる。丈吉の葛藤にアドバイスをする。
第8話では、旅先で作次郎・お豊に遭遇する。
●謙吾
竜安に同行して登場。診療所を任される(竜安は長崎に帰る)。おりんの最期を看取った。
●作次郎
第8話では、路銀が尽き、お豊ともども宿屋の下働きをしていた。
第12話で登場した際は、旅芸人として生計を立てていた(お豊が的になり、作次郎が手裏剣を投げる。目隠しで投げる事もある)。
小松屋幸吉が丈吉かもしれないと思い、米子を訪れる。顔を合わすも、丈吉は精神的成長を遂げており、作次郎の相手ではなかった。
しかし、「赤牛の丈吉」を名乗る男が捕まり、斬首刑に処せられる事になり、それをきっかけに丈吉を揺さぶる。
丈吉は、ニセの「赤牛の丈吉」(仙吉)を救う為、自らが本物の丈吉であると、処刑場で名乗り出る。作次郎は完敗を認め、「丈吉に負けない男になる」と決意し、米子を後にする。
●お豊
作次郎と同行する。丈吉を「父の仇」と思いつつ、憎みきれない(竜安いわく「悪女の深情け」)。
処刑場で丈吉が名乗り出た夜、作次郎と結ばれるが、翌朝、一人残される。
お豊は診療所で看護士となり、おりんの最期を看取る。

第3部(京都編)
※第2部から8年が経過。
●丈吉
伏見(京都)で備前屋と言う店を構え、米を扱っている。使用人は、丁稚の少年と、賄い関係の老婆の2人。
お豊いわく、「小松屋から金銭提供を受けていない」との事。
●お豊
京都で居酒屋を開いている。兄の消息を気にしている。
●お雪/斉藤とも子
長崎で、竜安・おイネに育てられる。8年ぶりに丈吉と再会する。
自分の父が誰か知りたがっており、それを頑なに隠す丈吉とは、なかなか打ち解けなかった。
京都への道中、岡田彦馬と知り合う。京都で再会し、恋心が芽生える。
●シーボルト・イネ
お雪を丈吉に会わせる為に上京した。
新撰組に傷を負わされた彦馬と出会い、丈吉が止めるのも聞かず、手当てを行った。
●岡田彦馬/金田賢一
長州藩士。父を訪ねて上京した。父と再会した直後、新撰組に襲撃され、傷を負ったまま逃亡した。
お雪に恋心を抱く。
●岡田主馬/高松英郎
彦馬の父。息子には「タダの浪人」と話したが、実は討幕派であった。
池田屋で新撰組に襲撃され、逃亡には成功するが致命傷を負っており、お雪・お豊に看取られ死亡。彦馬への遺言を託した。
●岡田織江/小栗一也
彦馬の祖父。
●お志麻/新井春美
女スリ。通称風車のお志麻(帯に、風車を刺している)。
丈吉の妹の成長した姿。何度も顔を合わすが、兄妹とも、それと気付かない。
沖田総司に恋しているが、沖田はお雪に惚れている為、お雪とは恋敵の仲。
●春吉/米村嘉洋(國村隼)
丹波屋徳市の息子。お志麻を姉御と慕う。
丹波屋一家は食い詰め、春吉を頼って京都に出てくる。一家は、火事場泥棒も辞さない。何も知らないお志麻は、それを「一家の団結が羨ましい」と春吉に告げる。
お志麻の策略で、丹波屋一家はお雪を誘拐。その際、お雪がおりんの娘であり、備前屋が丈吉である事が丹波屋一家に知れる。
●沖田総司/宮本宗明
新撰組の幹部。池田屋事件の後、体調を崩して寝込み、お志麻の世話になる。
岡田彦馬とお雪の密会現場に遭遇した際は、彦馬を斬る為に挑発を行った。
●土方歳三/栗塚旭
新撰組の幹部。作次郎と同行し、「小松屋から献金を受けたい」と申し出る。
●作次郎
新撰組に入隊。池田屋事件にも参加する。
丈吉への対抗心を失っていない。
●竜安
加齢により、頭髪が総白髪になっている。市蔵を通し、丈吉に父母の消息を伝えた。

<放映リスト(サブタイトルリスト・キャストリスト)>
第1回(1981年4月8日):南海の涯に
 柴 俊夫(丈吉)
 石橋正次(作次郎)
 神崎 愛(お豊)
 高森和子(お咲)

 坂上二郎(市蔵)
 加藤 嘉(嘉右衛門)

 財津一郎(多吉)
 高橋幸治(竜安)

第2回(1981年4月15日):不運な男
 柴 俊夫(丈吉)
 石橋正次(作次郎)
 神崎 愛(お豊)
 高森和子(お咲)

 坂上二郎(市蔵)
 加藤 嘉(嘉右衛門)

 財津一郎(多吉)
 高橋幸治(竜安)

第3回(1981年4月22日):銀の燭台  
 柴 俊夫(丈吉)
 石橋正次(作次郎)
 神崎 愛(お豊)
 高森和子(お咲)

 坂上二郎(市蔵)
 加藤 嘉(嘉右衛門)

 財津一郎(多吉)
 高橋幸治(竜安)


第4回(1981年5月6日):さらばオランダ坂
 柴 俊夫(丈吉)
 石橋正次(作次郎)
 神崎 愛(お豊)

 坂上二郎(市蔵)
 高橋幸治(竜安)

第5回(1981年5月13日):愛と憎しみの街
 柴 俊夫(丈吉)
 高森和子(お咲)
 山田吾一(丹波屋徳市)
 吉本真由美(おりん)

 財津一郎(多吉)
 高橋幸治(竜安)

第6回(1981年5月20日):翔んで翔んで夢の中
 柴 俊夫(丈吉)
 石橋正次(作次郎)
 神崎 愛(お豊)
 吉本真由美(おりん)

 高森和子(お咲)
 山田吾一(丹波屋徳市)
 財津一郎(多吉)

第7回(1981年5月27日):夢去りし町角
  柴 俊夫(丈吉)
 石橋正次(作次郎)
 神崎 愛(お豊)
 吉本真由美(おりん)

 高森和子(お咲)
 山田吾一(丹波屋徳市)
 財津一郎(多吉)

第8回(1981年6月3日):生々流転
 柴 俊夫(丈吉)
 石橋正次(作次郎)
 神崎 愛(お豊)

 南田洋子(おこう)
 佐藤友美(お春)
 高橋幸治(竜安)

第9回(1981年6月10日):一輪でも花にて候
 柴 俊夫(幸吉(丈吉))
 高森和子(お咲)
 佐藤友美(お春)

 南田洋子(おこう)

第10回(1981年6月17日):噂の男
 柴 俊夫(幸吉(丈吉))
 南田洋子(おこう)

 山田吾一(丹波屋徳市)
 高橋幸治(竜安)


第11回(1981年6月24日):たった一夜の涙花
 柴 俊夫(幸吉(丈吉))
 石橋正次(作次郎)
 神崎 愛(お豊)

 南田洋子(おこう)
 山田吾一(丹波屋徳市)
 高橋幸治(竜安)

第12回(1981年7月1日):お豊・作次郎流れ旅
 柴 俊夫(幸吉(丈吉))
 石橋正次(作次郎)
 神崎 愛(お豊)
 吉本真由美(おりん)

 南田洋子(おこう)
 山田吾一(丹波屋徳市)
 高橋幸治(竜安)

第13回(1981年7月8日):砂に埋れし幸福の日々
 柴 俊夫(幸吉(丈吉))
 石橋正次(作次郎)
 神崎 愛(お豊)
 吉本真由美(おりん)

 南田洋子(おこう)
 山田吾一(丹波屋徳市)
 高橋幸治(竜安)

第14回(1981年7月15日):白日夢
 柴 俊夫(幸吉(丈吉))
 石橋正次(作次郎)
 神崎 愛(お豊)
 吉本真由美(おりん)

 南田洋子(おこう)
 山田吾一(丹波屋徳市)
 高橋幸治(竜安)

第15回(1981年7月22日):お雪哀しや鈴が鳴る
 柴 俊夫(幸吉(丈吉))
 神崎 愛(お豊)
 吉本真由美(おりん)

 山田吾一(丹波屋徳市)
 南田洋子(おこう)

第16回(1981年7月29日):京都の恋
 柴 俊夫(幸吉(丈吉))
 神崎 愛(お豊)
 金田賢一(岡田彦馬)
 斉藤とも子(お雪)

 新井春美(お志麻)
 高松英郎(岡田主馬)

第17回(1981年8月5日):祇園囃子が聞こえる
 柴 俊夫(丈吉)
 石橋正次(作次郎)
 神崎 愛(お豊)
 新井春美(お志麻)

 小栗一也(岡田織江)
 栗塚 旭(土方歳三)

 金田賢一(岡田彦馬)
 斉藤とも子(お雪)
 高松英郎(岡田主馬)

第18回(1981年8月26日):相呼ぶ魂
 柴 俊夫(丈吉)
 石橋正次(作次郎)
 神崎 愛(お豊)
 新井春美(お志麻)

 金田賢一(岡田彦馬)
 斉藤とも子(お雪)
 栗塚 旭(土方歳三)
 山田吾一(丹波屋徳市)

第19回(1981年9月2日):聖母の子守唄
 柴 俊夫(丈吉)
 石橋正次(作次郎)
 神崎 愛(お豊)
 新井春美(お志麻)

 財津一郎(多吉)
 高森和子(お咲)
 坂上二郎(市蔵)

 斉藤とも子(お雪)
 山田吾一(丹波屋徳市)
 高橋幸治(竜安)

第20回(1981年9月9日):お志麻恋ぐるま
 柴 俊夫(丈吉)
 石橋正次(作次郎)
 神崎 愛(お豊)
 新井春美(お志麻)
 吉本真由美(おりん)

 栗塚 旭(土方歳三)
 山田吾一(丹波屋徳市)

 金田賢一(岡田彦馬)
 斉藤とも子(お雪)
 坂上二郎(市蔵)

第21回(1981年9月16日):作次郎乱れ斬り
 柴 俊夫(丈吉)
 石橋正次(作次郎)
 神崎 愛(お豊)
 新井春美(お志麻)
 吉本真由美(おりん)

 栗塚 旭(土方歳三)
 山田吾一(丹波屋徳市)
 小栗一也(岡田織江)

 金田賢一(岡田彦馬)
 斉藤とも子(お雪)
 高橋幸治(竜安)

第22回(1981年9月30日):それ京洛の花と咲く
 柴 俊夫(丈吉)
 石橋正次(作次郎)
 神崎 愛(お豊)
 新井春美(お志麻)

 山田吾一(丹波屋徳市)
 小栗一也(岡田織江)

 金田賢一(岡田彦馬)
 斉藤とも子(お雪)
 高橋幸治(竜安)

第23回(1981年10月7日):ある晴れた日に
 柴 俊夫(丈吉)
 石橋正次(作次郎)
 神崎 愛(お豊)
 新井春美(お志麻)

 山田吾一(丹波屋徳市)
 小栗一也(岡田織江)
 栗塚 旭(土方歳三)

 南田洋子(おこう)
 金田賢一(岡田彦馬)
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栗塚旭・女人武蔵 [時代劇]


MUSASHI


「栗塚 旭」オリジナル画像特集 「俺は用心棒69」「帰ってきた用心棒」「女人武蔵」「燃えよ剣」「怪談・首斬り浅右ヱ門」等より引用したオリジナル画像(オーディオ:「永遠の扉」)。

[女人武蔵1971年:TVシリーズ:全26話:カラー]

<解説>
『女人武蔵』(にょにんむさし)は川口松太郎の時代小説を原作としたテレビドラマである。1971年4月7日から1971年9月29日までフジテレビ系列(関西テレビ制作)でテレビドラマ化された。

<概要>
これは普通の時代劇というよりは、時代劇をベースにした昼メロっぽい展開。この時代血筋や贖えないしがらみとか受け入れられたんだろうなぁ。栗塚旭さんの役どころとしてはなかなか珍しいタイプのキャラではないでしょうか。このドラマでは女性との絡みもそれなりにありますし。

で、最初は重苦しい雰囲気で始まりますが、個人的には死んだと思われていた白井民部が生きていた辺りから物語りに入っていけるようになったのですが、ここまで見てあまりハッピーエンドは待っていないような気がします。

白井民部の妻三保が関白秀次にレイプされて身ごもった子供。生まれてびっくり双子の姉妹で姉の由加は双子は忌むべきものと言われ鈴の片方と共に海へ流され、妹の千加は祖父の元で男のごとく剣の遣い手として育つ。その二人の姉妹も運命の導かれで再会を果たす。

びっくりキャラは妹の千加ですね。あれだけ最初は男っぽかったくせに栗塚旭演じる宮本武蔵に恋してからは突然「武蔵様~」だもんなぁ。その変わり身のすごさにびっくり。けど、千加役は大変です。立ち回りは多いし、乗馬シーンも多いし中盤からちょっと化粧が薄くなってきたような?体当たり演技は画面から凄く伝わってきます。けど、どうだろうなぁ、やっぱり最後はあまり幸せになれない気がする。

民部の妻三保は夫民部が死んだものと思っていたので子供を手放してからは、離れで連れの従者だった二人と逢瀬を繰り返していたのですが、この前この片方は処刑されちゃいました。あぁ~三保に忠誠を誓ったためにお殿様を裏切っちゃったからなぁ。仕方ないな。

このドラマで描かれる徳川家康像は自分の思うのととてもぴったりです。徳川家康ってそんなに表に出てきてという雰囲気じゃなく、こうやって後ろでいろんな人間を使って天下を手中に収めたんじゃないかって気がする。大抵は徳川家康役は結構な大物俳優の役になってしまうので思っているより格好良くなり過ぎちゃっているよね。

武蔵は桂さんを探して旅籠をあちこち覗いていたのですが、それらしき人が泊まっていると聞いて戸を開けると

ジャーン!!

「え?誰?」桂さんだと思ったら、え、千加なの!?あまりにも風貌変わっちゃってて「千加です」と言われてもにわかには信じられないほど。まぁ、要するに今までは男のなりして剣を振るいながら生きていた千加も「女」として生きていくことにしたってやつ。

平安調の髪型に薄くなった化粧。実は結構千加は美人。最初は由加と比べるのでどうしてもおとこおんなっぽい感じだったけど、綺麗な人です。で、またしても例の鈴を狙っている人に追いかけ回されるのよね~。

もう徳川の世になっているなら放っておけばいいのにとも思うし、そんな命狙われるような鈴は海にでもとっとと捨てればいいのにとも思う。弥七(役名忘れた)の吹き矢に当たった宮本武蔵がうーんうーんうなっているところに解毒剤を持っているカラス天狗がいるという嘘にまんまと乗ってしまった千加。けど、ピンチを和尚様との再会でうまく乗り切れた。

ハチは和尚様と生みの親に会いに行くことになりお別れ。
ハチはこのドラマで唯一の和みの存在でした~。最後まで千加のこと心配してました。

で、千加&武蔵は剣を捨て農民として生きていこうとするのですが、またしても狙われて今度は剣を持ってなかったので超ピンチ。馬の背に千加を乗せたまま逃がし、武蔵は木っ端で戦ってたけど、また離ればなれ?

千加を乗せた馬がたどり着いたのは尼寺。そこには以前由加がお世話になったせつがいてまた妙な因縁。せつはまだ半蔵のことが忘れられないでいるのだが、半蔵は例の鈴を死にものぐるいで探している。尼寺にたどり着いた由加と三保も合流しせつと半蔵は鈴の問題さえ片付けばまた一緒になろうという話で盛り上がるが、やはり徳川陣営それをすんなり許すわけないのよねぇ~。

半蔵が鈴探しで人殺しをするのに耐えかねていたせつは千加から鈴を借り受け鍛冶屋に同じ鈴を作らせて自らその鈴を付けて半蔵に斬られに行きます。が、半蔵はこの問題さえ片付けばせつとの暮らしが待っていると思いこんでいるので鈴を付けたせつをばっさり。傷にもんどりうってるせつの顔を見て愕然!としているところに徳川の犬たちがごっそり。せつの作戦に気付いた千加が二人を追いかけていたが、到着したときにはせつも半蔵も死体になっていた…。

「遅かったか」

と言ったものの千加もまた襲われる。多勢に無勢大ピンチ!なところへシュッと刀が飛んできた。えーと、誰だっけ?そそ、ルソン助左右衛門だった…。どこ行ってたんだっけ?って思ってたら本人曰く豊臣陣営に届ける鉄砲弾薬仕入れに行ってたんだけど船が思うように進まなくて時既に遅しだったらしい。私の助左右衛門のイメージはどうしても大河のイメージ優先で松本幸四郎なんだよなぁ。なので妙に老けている助左右衛門だなぁという印象が拭えない。

そんなこんなでドタバタ再会しているうちに、三保が父が家康から貰った献上品の刀を面と向かって返したいと言って同行した勘助が切腹。助左右衛門&由加&千加で家康暗殺を試みるも失敗。助左右衛門は捕まって鉄砲弾薬のありかを吐けと拷問されるが吐かないので、阿国&息子が助左右衛門の前で拷問。さすがにそれは見ていられなかった助左右衛門隠し場所へ案内するも渡すことは出来ぬとたいまつを弾薬へ引火させ隠れ家&敵もろとも爆死。

千加のボディーガードとして登場した男性(名前忘れた)と情を通じるのだが、出仕していた国から本人&由加千加3人で死んでくれと言われ由加千加を逃がして一人死にに行く。この出来事で千加は踊り一筋に生きていくことを決意。

宮本武蔵と再会を果たした千加だが、やはり武蔵は最終的には桂との決闘をしないわけにはいかなくなった。決闘はラッキーにも武蔵の勝ちに終わるが桂は死亡。武蔵は千加と一緒に生きていくことになる。千加&由加のそれぞれを見届けた三保は言葉を交わさず旅に出る。

<スタッフ>
制作:桜井洋三、栢原幹、中村敏夫
脚本:松山善三、梅谷卓司
監修・監督:松山善三
音楽:渡辺岳夫、杵屋花叟
撮影:石原興
美術:倉橋利韶
照明:中島利男
編集:園井弘一
録音:奥村泰三
助監督:中村和三
調音:本田文人
記録:大原順子
装飾:横田治久
殺陣:東悦次
進行:安達留雄
制作主任:渡辺寿男、大野保廣
結髪:八木和夫
衣装:塚本豊
現像:長瀬章造
装置:真城勇
時代考証:守屋多々志
振付:藤間勘五郎
監督:桜井秀雄、田中徳三
制作協力:松竹
制作:関西テレビ、松山プロダクション

<キャスト>
三保:八千草薫
宮本武蔵:栗塚旭
出雲阿国:扇千景
由加:城野ゆき
千加:東三千
吉乃:高杉早苗
稲:中村たつ
佐々木小次郎:北上弥太朗
山崎勘助:石濱朗
中条七郎左:菅貫太郎
徳川家康:永井智雄
本多正純:高野真二
弥助:小坂一也
豊田七九郎:山形勲
白井民部:神山繁
豊臣秀次:天田俊明
豊臣寧子:小柳久子
豊臣秀吉:大村崑
近衛信尹:江原真二郎
桂:藤田弓子
呂宋助左衛門:芦田伸介
服部半蔵:田村高廣
徳川家康:永井智雄
ほか

<放映リスト(話数・あらすじ)>

第一回

 九鬼の家臣・豊田七九郎の娘・三保は、生れ落ちる際母を亡くし父の慈しみを受け育つが、戦国の世の習いで身は人質として他国に運ばれる。その縁で嫁ぎ、折から天下統一成った束の間の泰平を夫と過ごすが、一人の赤子の誕生から急速に暗雲が湧き立ちはじめる。

第二回

 三保の自死を止める夫、妻の腹に関白・秀次の子がいると知ったあとは血筋を残そうとはかる。そんな夫から心が離れた三保は、故郷・志摩へ向かう。

第三回

 生まれたのが忌まれる双子だったことで、三保の苦悩はいや増す。母子は三方に引き裂かれ、それぞれの道を歩む。

第四回

 四郎左と勘介、二人の「夫」を持ち喜びの日々を送る三保だが、またぞろ戦の気配。九鬼家との戦いで男子を二人も失った豊田七九郎は、三保の生んだ孫・千加に婿をとらせ家を継がせようとはかるが、当の千加は宮本武蔵を慕って出奔。失意のうちに七九郎はもう一人の孫・由加の生存を知らされる。

第五回

 武蔵を追う千加、阿国に従いて京へ上る由加、一瞬互いを見つめあうも擦れ違う。また、祖父は去った千加の代わりに由加を求める。そして由加の持つ鈴に、五三の桐が見つかる。

第六回

 由加の存在は大御所の知るところとなり、監視が付く。一方、千加はなし崩しに武蔵についてゆき、ともに白刃の下をくぐることとなる。

第七回

 いよいよ大坂方への詰めをはかる大御所、そのことが人々に思わぬ出会いをもたらし悲喜こもごものドラマが展開される。

第八回

 やっと出会えた阿国と助左衛門だが、またすぐに悲しく空しい別れが待っている。そして民部は金と銀の鈴を見ることになる。

第九回

 民部が姉妹に近づくと知った三保は、砦を出て二人に会うため旅に。戦の気配に匪賊が跋扈、三保の危機を救った女武芸者は、千加が追う武蔵を一門の仇と付け狙う吉岡一門の娘だった。

第十回

 京に入った三保は、世のため人のため雨乞いの踊りをと願う由加を見る。雨を乞う民衆とシンクロした由加は昼夜舞い続け、忘我の果て降雨を見るが、舞を許さなかった阿国は由加に銃を向ける。

第十一回

 由加・千加二人の姉妹の恋が描かれる。千加は思慕を伝えた武蔵に去られ、由加は信尹と発展せぬまま横恋慕者の襲撃を受ける。

第十二回

 一旦は一座と去るも想い断ち切れず信尹のもとに戻る由加、だが徳川と大坂の間に立ち戦を止めようとした信尹は落命。この間、姉妹は急速に接近する。

第十三回

 遂に出会う姉妹だが、喜びの抱擁も束の間別れゆく。由加は高虎の言うまま伊勢へ、千加は戦場で武蔵に危ういところを救われ一夜をともにする。

第十四回

 何の奇縁か、偶然由加を助けた男のもとにも鈴。世を捨てて暮らす男と娘だが、鈴の因縁が服部半蔵と再会する運命を呼び寄せてしまう。

第十五回

 千加も参加しての大坂方との戦がはじまるが、和睦の知らせに沙汰やみ。また放浪に出ようとした千佳加のあとを「民部」と勘介がついてゆき、とある村で「七人の侍」ばりの展開となる。そして千加は、民部と勘介の会話から事実を覚ってしまう。

第十六回

 大御所が七九郎と九鬼守隆を二条城に呼んで和解させようとするが裏あり、三保をダシに暗殺がはかられる。

第十七回

 七九郎の死後すぐに九鬼の軍勢が襲い、砦は陥落・炎上。千加は母を責め死ねと迫るが、三保は仇を討つと拒否。四郎左の助けで砦を逃れた母子は、身を寄せた山寺で由加と合流、仇が現れるという京へ向かう。

第十八回

 四郎左の手配で、母子と勘介は仇を討つべく「雨乞い由加」の一座として九鬼守隆の宴席へ。しかしそれは陰陽師のはかりごとで、全員危地に追い込まれてしまう。

第十九回

 千加の危急を救いに現れる武蔵、互いの思いを確かめ合った二人は並みの恋人のように戯れる。しかし桂の存在が影を落とし、千加は嫉妬の果て二人の距離を近づけてしまう。

第二十回

 山への立ち入りをとりなした民部は、千加に家康襲撃計画への参加を持ちかける。しかし大御所の駕籠傍には服部半蔵が控え、しかも企みは全て把握されているのだった。

第二十一回

 毒にやられた武蔵を捨て身で看病する千加、癒えた武蔵は剣を捨て千加と暮らすと決心するが、鈴を求める者どもは容赦なく襲い来る。

第二十二回

 気を失った千加を乗せた馬は、世津のいる尼寺に辿り着く。鈴の奇縁か、残党狩りに追い立てられた三保と由加もその寺へ。そして、世津の運命の相手・半蔵が由加に消息を知らされやって来る。

第二十三回

 三保は望みどおり大御所に会見し宿意を果たすが、大事な人を失う。殺伐はそれにとどまらず、結ばれぬ定めの恋人たちをも襲う。

第二十四回

 千加の危難を救ったのは呂宋助左衛門、船が遅れ大坂への武器補給成らなかったことを悔やんでいた彼は、秀次の遺児たる姉妹に大御所暗殺を共にと持ちかける。祖父の仇、恋しい人の仇と二人は同調、家康の招きに応じるが、狸親爺は一筋縄では殺せない。

第二十五回

 大御所の意向で由加の愛は無惨に消え、漂泊の三保にも魔手が伸びる。その危難を救った武芸者は、武蔵を倒さんと燃える桂だった。

第二十六回

 桂と武蔵の対決が終わり、母と姉妹三人の運命の女たちは、それぞれの道へ散ってゆく。鈴は結局大御所の手には渡らず、水底にむなしく光を放つ。

女人武蔵〈上〉 (徳間文庫)

女人武蔵〈上〉 (徳間文庫)

  • 作者: 川口 松太郎
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 1989/01
  • メディア: 文庫



女人武蔵〈下〉 (徳間文庫)

女人武蔵〈下〉 (徳間文庫)

  • 作者: 川口 松太郎
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 1989/01
  • メディア: 文庫


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栗塚旭・われら九人の戦鬼第1話 [時代劇]


われら九人の戦鬼 OP 「新選組血風録」のスタッフ・キャストでドラマ化された作品。 


われら九人の戦鬼  Opening Mix エレキ・GS風な音楽が妙にかっこいい。


[われら九人の戦鬼(1966年:TVシリーズ:全26話:モノクロ)]

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<解説>
われら九人の戦鬼(われらくにんのせんき)とは、結束信二脚本・東映制作のTV時代劇。1966年1月7日~1966年7月5日にNET(現・テレビ朝日)系列で放映。全26話。

<概要>

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われら九人の戦鬼の主役:多門夜八郎(栗塚旭)

新選組血風録が好評だったため、栗塚旭が土方歳三役に引き続き、ニヒルで眉目秀麗な貴公子多門夜八郎で主役を務めた。

前作で新選組隊士を演じた俳優たちが、そのまま重要な位置を占めているのが特徴である。

沖田総司役で鮮烈なデビューを飾った島田順司が、今回は準主役で心優しく剣の達人である伊吹野領主の若君・奈良城義太郎役で出演する他に、妾腹の兄でありながら最大の強敵として登場する奈良城義晴と父・義胤というキャラクターがまったく相反する難しい三役を演じている。

ちなみに本作は、第2話以降のネガフィルムが行方不明となっており、現存する第1話のみが、東映チャンネルと時代劇専門チャンネルで放送された。
なんと現存するのはこの第1話のみというレアさ!
1966年製作、もちろんモノクロです。

時は足利幕府の権威が衰退し、戦国の世を迎えようとしていた頃。
京の都。関白太政大臣邸に押し入る一人の若武者(栗塚 旭)が。
若武者は、翌日太政大臣の息子に嫁入りする小夜姫をさらっていく。

それから7年後、時は戦国へと移り、
戦場では敗軍の将が足軽を従え、敵方の娘をさらっていた。
娘が陵辱されようとしたそのとき、現れたのはかつての若武者。
名を「多門夜八郎」と名乗る。

多門と足軽の生き残り・柿丸(北村英三)、
助けられた娘・梨花(高石かつ枝)の3人は行動を共にすることになるが
その道中、伊吹野の地で一揆を起こそうとして討ち取られた農民たちを見る。

多門の剣の腕を見込んだ地元豪族・泰国氏に
決起する農民の指導者になってくれと頼まれる多門。
一方、多門の留守に柿丸と梨花が賊に襲われていた。

<スタッフ >
原作: 柴田錬三郎
プロデューサー: 上月信二、田村嘉
脚本:結束信二
監督: 河野寿一
ナレーター: 泉田行夫
<キャスト>
(九人の戦鬼たち)
多門夜八郎…栗塚旭
七位の大乗…舟橋元
泰国太郎…坂口祐三郎
奈良城義太郎など三役…島田順司
盗賊・百平太…市村昌治
云わずの黙兵衛…左右田一平
柿丸…北村英三
雲切強右エ門…有川正治
悪僧・勘念…玉生司郎

梨花…高石かつ枝
美夜…波野久里子
小幸…鈴村由美
いち…池田和歌子
美夜奈…土田早苗

軍師・天満坊…曽我廼家明蝶
日本健康斉…原健策
九十九谷左近…里見浩太郎
名僧・天心…嵐寛寿郎
他多数

<放映リスト(サブタイトル) >
1無題
2同上
3同上
4同上
5同上
6同上
7同上
8同上
9同上
10同上
11命あるかぎり
12闇の中の叫び
13反乱
14炎の城
15さすらい雲
16修羅の巷
17花の命
18その日遙か
19運命の剣
20怒りの谷
21恐怖の襲撃
22闇の底
23闇の底
24呪いの城
25もののふの叫び
26奔流

われら九人の戦鬼(上) (集英社文庫)

われら九人の戦鬼(上) (集英社文庫)

  • 作者: 柴田 錬三郎
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2005/07/20
  • メディア: 文庫



われら九人の戦鬼 (下) (集英社文庫)

われら九人の戦鬼 (下) (集英社文庫)

  • 作者: 柴田 錬三郎
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2005/07/20
  • メディア: 文庫


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栗塚旭・新選組(鶴田浩二主演 1973年) [時代劇]


新選組 たたかい 鶴田浩二 1973年作品


新選組


土方歳三(栗塚旭)回想録


T『新選組』第12話


土方メモ


T『新選組』第14話(前編)


T『新選組』第14話(後編)


T『新選組』第15話(油小路の闘い)省略編

[新選組・鶴田浩二主演(1973年:TVシリーズ:全19話:カラー)] )

<解説>
フジテレビ系・東映京都で1973年4月-9月放送。
「新選組血風録」の結束信二さんのオリジナル脚本。
昭和48年に19回に渡り、放映されていました。
この作品は、鶴田浩二を全面的に押し出した作品のように思えます。
土方ファンにはブーイング作品かもしれませんね。
有川さんの総司は健康的で明るくて、近藤先生一途な青年でした。
それだけに最終話の総司の慟哭場面は印象的です。
隊士たちのわいわい言ってるやりとりが楽しいです。
主役の鶴田浩二がむちゃくちゃ格好いい。この人を見ていると古き良き時代の戦前の海軍軍人を連想してしまいます。物静かで争いを好まず、でも最後には悪者をばっさり切り捨てる。
そして、名もないその他大勢の隊士たちの日常が、しっかりと書き込まれていることもよい。
ストーリー展開も起承転結がはっきりして、ハッピーエンドあり、悲しい結末あり。
これぞ脚本の王道というべき作品です。

<概要>
 土方歳三にスポットを当てた、同じ結束脚本の「新選組血風録」や「燃えよ剣」とは異なり、この作品は近藤勇が主人公。演じているのが鶴田浩二なもんだから、そのマインドは武士道というより任侠路線、終わり際などはほぼ特攻隊のノリで、BGMに「同期の桜」が聞こえてきてもなんら違和感がないほどなのである。
栗塚旭の土方は、主役じゃないのでキャラクターの掘り下げ等は目立たないが、処々に司馬遼版土方ふうの言動が垣間見えて趣き深い。また、沖田役者として名を馳せた島田順司が別の役で出ていて、「沖田」と絡む場面が設けられているのも一興。沖田を演じた有川博の殺陣が、島田沖田の所作に似るところも面白い。
隊士では、伊吹吾郎の永倉、左右田一平の斎藤、河原崎長一郎の「ぞなもし」原田が、目立って活躍する。監察方の面々も、なかなかに見応えがある。
前には井上の源さんを演じた北村英三が饂飩屋の大将で出てきて、同じようなぼやきキャラなのも笑える。
会津公用方で出てくる高廣さんが渋くて良いのだが、この鶴田版に合わせての設定か、「華と散る」趣向がなかなかの見もの。

<概略>
近藤勇が主役になっていたせいか、この作品では栗塚旭さんの土方歳三はあまり生かされていなかったように思いました。(別の人でもよかったかも)どの新選組作品も、時代の流れに飲み込まれる、取り残される新選組の悲劇的な部分は描かれているのだけれど、この作品はそれが特に強かったように思います。なんでしょう・・・悲壮感というか、何か温度が高かったような気がします。近藤勇役が鶴田浩二さんだったからでしょうか。実際の近藤勇のイメージとは少し離れてるかもしれません。静かな・・・でも、存在感のある近藤勇でした。

ちなみに、この作品の面白いところは、最終回、鳥羽伏見の戦いに出動する時に負傷して戦線離脱していた近藤局長が何故か復帰して隊士の前に姿を現すこと!かなり劇的な登場の仕方だった。

「諸君!明日はみごとに散ってみせようではないか。」

まるで、特攻隊の隊員みたいなことを言っていました。史実無視でいいのかな?とは思いますが(笑)これって、鶴田さんの意向なんでしょうか?鶴田さんは元海軍軍人で、特攻隊とも関係あるそうですから。特攻隊の隊員と新選組の隊士達を重ねて見たのかもしれません。(ちなみに近藤局長は「鳥羽伏見の戦い」不参加。史実と大きく違ってしまっています。)

伏見奉行所での近藤局長以下幹部と隊士達とのやり取りは、特攻隊の出陣前夜のようでした・・・というか、そのものだったのでは、と思いました。賄いのおばさんに総司が綿入り胴着をあげたり、源さんがみんなからの餞別渡したりしている場面は涙無しには見られません。

脚本の結束信二さんは戦闘機の搭乗員だったそうだし、鶴田さんも搭乗員ではなかったけれど(整備だったかな)、海軍航空隊に所属していたということから戦没者の遺骨収集活動に尽力されていました。

鳥羽伏見の戦いに行く前に、屯所の賄いのお婆さんに隊士達が世話になったお礼と別れを告げて次々と出て行く・・・その隊士達にお婆さんが、「無事に帰ってきなさいよ…」の思いを込めて手を合わせながら唄をうたいます。

勝ち戦・・・花咲かしょ・・・ 勝ち戦・・・花咲かしょ・・・

その隊士達は銃弾の雨の中に突入していく場面があったので、このお婆さんの唄が物凄く哀しかった。

<スタッフ>
監督/小沢茂弘
脚本/結束信二
音楽/渡辺岳夫

<キャスト>
(隊士)
近藤勇/鶴田浩二 土方歳三/栗塚旭 沖田総司/有川博 井上源三郎/田崎潤 山南敬助/日下武史 原田左之助/河原崎長一郎 斎藤一/左右田一平 藤堂平助/中山克巳 永倉新八/伊吹吾郎 山崎蒸/山城新伍 藤田精一郎/藤岡弘 大石鍬次郎/待田京介 島田魁/楠本健二 川島勝司/北十学 河合耆三郎/北野拓也 北原健介/石田信之 柴田直人/太田博之

野村佐兵衛(会津藩公用方)/田村高廣 中村半三郎(会津藩目付役)/島田順司 浅井又兵衛(所司代与力)/小田部通麿 小山田千蔵(京都町奉行所同心)/田中弘史 富五郎(目明し)/西田良 佐々木唯三郎(見廻組)/中丸忠雄
源助(屯所向い饂飩屋主)/北村英三 おみよ(源助の娘)/大川栄子 勘吉(屯所小者)/田渕岩夫
幾松/中村英子 桂小五郎/菅原文太

<放映リスト(話数・サブタイトル・あらすじ)>
第一話 「芹沢鴨死す 豪雨止まず」
 日々隊士増えゆく勃興期の新選組、創始に功あった芹沢だが放埓つのり駆逐される。鴨一派の言動に激昂する土方や山崎を宥めていた近藤だが、罪もない女の哀れな死にざまを見て刃をかざす。

第二話 「池田屋にきらめく白刃」
 諸方に侮りを受けるなか、新選組に面目を施させた池田屋事件。粛々と己がつとめを果たす近藤だが、事件当日最後に斬った若侍の正体を後日聞かされ忸怩。

第三話 「沖田総司を狙う刺客たち」
 池田屋このかた、過激派の憎悪の的となる新選組。新入りを装った間者が入り込むが、平隊士の自分に頭を下げて総司の護衛を頼む近藤を見て、倒幕浪士は惑う。

第四話 「千本通りに消えた銃声」
 年を偽って入隊した少年の哀話。皆の気遣いも空回り、稚気は彼を黄泉路へ引きずり込む。

第五話 「桂小五郎襲撃の夜」
 時勢にも我欲にも流されず、己が「漢」を貫く近藤局長。桂を匿う幾松を見逃し、僻目から嫌味垂れるライバルの危機にも毅然、しかしその美学には滅びの予兆。

第六話 「三条大橋に黒い人影」
 子が願うままの強い男たろうとした父は、恐怖を抑え蛮勇をふるう。しかし、生来温和な元坊官に新選組隊士がそもそも似つかわしくないのだった。

第七話 「祇園小路の人質」
 新入隊士の浮沈を描く一話。身の程知らずの増上漫は自ら破滅を招き、監察が太鼓判を押した青年の汚名は雪がれて「いい若い人」が仲間に。

第八話 「浪士糺の森に集結す」
 市民に対する新選組の心遣いは、市井に紛れた不穏分子の邪推により悲劇に発展。殺伐が支配するなか、任務が粛々と遂行されてゆく。

第九話 「土方歳三清水坂に斬り込む」
 か弱き者には、とても優しい漢たち。今回は、「鬼」も朋輩を気遣うわ食い詰め浪人に情けをかけるわの大盤振る舞い。

第十話 「大坂天満宮の襲撃」
 刀を求める者と金を入用な者と、幸運な邂逅に思えた取引。知らずに作州浪人の刀を手に入れた新選組隊士は、やがて任務のなかでその青年と皮肉で無惨な出会いを果たす。

第十一話 「士道に背く事を許さず」
 驕り高ぶりトラブルを起こし、糊塗するために非道をはたらく上司に耐えかねた青年は、己の誠を貫くため「真剣での稽古」の許可を願い出る。

第十二回 「近藤勇に危機迫る」
 屯所は不動堂村に移り、近藤土方は旗本格。薩長が接近との噂が公然と囁かれるなかでの局長襲撃には、武士の風上にもおけぬ獅子身中の虫が絡んでいた。

第十三話 「決死隊京に突入す」
 勤皇の心篤い山出しの青年は、口舌の徒に利用され命を散らす。純朴な若者を救いたくて動いた近藤の心も届かず、「姉の心」も間に合わない。

第十四話 「奈良尼寺の急襲」
 天誅組の記憶未だ生々しい古都で起こる惨劇、心に傷を残した人々は、さらなる流血を望まず「敵」に危険を知らせてやる。

第十五話 「油小路の闘いをこえて」
 急速に変わりゆく時勢、沖田が病臥するなか又ひとり若者を送った近藤は、己に言い聞かせるように戦いはこれからと隊士に説く。

第十六話 「誠の旗伏見へ」
 将軍が大坂に去ったあとも残った新選組だが、彼らもやがて京を離れゆく。そのまさに前日、永倉新八と馴染みの仲居が、ままごとのような盃事をして哀しみを縁取る。

第十七話 「京竹田街道の待ち伏せ」
 一触即発の情勢下、孤立無援の二条城を見舞った近藤の身に魔手が迫る。負傷の報に、大坂へ退去せよとの勧告が来るが、侠気はそれを拒む。

第十八話 「鳥羽伏見の戦い(前編)」
 喀血した沖田のため、大坂へ「退く」近藤。そこで知らされる「大公儀」の態度は、新選組にとって酷い仕打ち。草創期より彼らを見てきた会津の漢は、命を以って筋を通す。

第十九話 「鳥羽伏見の戦い(後編)」
 新選組の最期、わけても近藤勇と沖田総司について、壮大に夢をブチ上げたファンタジー。「母」の、古怪な呪謡にも似た言祝に送られた隊士たちは、敵わぬことを識りつつ砲煙めがけて吶喊してゆく。

慶応四年新選組

慶応四年新選組

  • 作者: 結束 信二
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2003/10
  • メディア: 単行本



新選組&幕末ヒーローSONGS

新選組&幕末ヒーローSONGS

  • アーティスト: 渡辺岳夫とチェンバリカ・アンサンブル
  • 出版社/メーカー: テイチク
  • 発売日: 2004/07/22
  • メディア: CD


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栗塚旭・燃えよ剣 [時代劇]

[燃えよ剣]

[燃えよ剣:1966年:映画:モノクロ:92分]
1966年11月12日、松竹系にて公開された。

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<解説>
司馬遼太郎の同名小説を「阿片台地 地獄部隊突撃せよ」の加藤泰が脚色、「坊っちゃん(1966)」の市村泰一が監督した時代劇。撮影は「天下の快男児」の酒井忠。

<概要>
土方歳三の義兄は日野宿で町道場を開いているが、そこには天然理心流の近藤勇が出稽古に来る。歳三は女には手の早い青年だが剣も強い。それは、喧嘩剣法とも言うべき実戦向きのものだったが、たまたま、甲源一刀流の比留間半造、六車宗伯、七里研之助が道場破りに来た時七里と相対しこの相手に宿命的なつながりを予感した。世が騒然としている中で、近藤は時流を見つめて読書に耽っていた。一方、歳三は、六所明神の神官下猿渡佐渡守の妹で、夫に死別した佐絵という高貴な女性と知り合い、深い仲になっていった。だが、彼は乱世においては剣だけが頼りであることを知っている。ある日、歳三が無法にも闇討ちをかけてきた六車を斬ったことから、七里は彼に勝負を申し込んできた。二人の勝負は結着がつかず、ついに、比留間一門と近藤一門の者たちが、河原で激突することになった。この争いで近藤一門は勝ったが、今度も七里と歳三の勝負はつかなかった。それから五年後--清川八郎が浪士隊を率いて京都に上り、尊王派に寝返ったりして動乱が京洛に渦巻く頃、左絵と別れた歳三は近藤を押し立て、新選組を組織して活躍を始めた。やがて、沖田総司からの情報で佐絵が勤王派に属していることを知った歳三は佐絵と再会した。しかし、その時現われたのが七里研之助。再三相対した二人は、またもや結着のつかぬまま別れた。やがて、勤王派の動きが激しくなってくると、新選組は彼らの謀議の場所と時刻をつきとめようとし、佐絵を捕えた。歳三は複雑な想いだったが、佐絵の望みで、二人だけで会った。その時の佐絵の情報は、「今夜五ツ、池田屋」というものだったが、もう一つの情報では、場所が“丹虎"だった。新選組は迷い二手に分かれて、それぞれ目的の場所に向ったが、結局、佐絵の言葉の正しいことが分った。そこで歳三は七里と相対した。それは最後の勝負とは思えない程あっけなく、七里は歳三の前に敗れ去った。やがて池田屋騒動も終り、歳三は佐絵の許に駆けつけたが、佐絵は自害して果てていた。

<スタッフ>
監督:市村泰一 イチムラヒロカズ
製作:小角恒雄
原作:司馬遼太郎 シバリョウタロウ
脚色:加藤泰 カトウタイ
撮影:酒井忠
音楽:渡辺岳夫 ワタナベタケオ
美術:芳野尹孝 ヨシノノブタカ
編集:木村幸雄 キムラユキオ
録音:高橋太朗 タカハシタロウ
スチール:佐々木千栄治
照明:寺田重雄 テラダシゲオ

<キャスト>
土方歳三:栗塚旭クリヅカアサヒ
近藤勇:和崎俊哉ワザキシュンヤ
沖田総司:石倉英彦 イシクラヒデヒコ
七里研之助:内田良平ウチダリョウヘイ
津川八郎:天津敏 アマツビン
芹沢鴨:戸上城太郎 トガミジョウタロウ
六車宗伯:上杉高也
比留間半造:新宮寺寛
佐絵:小林哲子 コバヤシテツコ
歳三の義兄:北村英三 キタムラエイゾウ

燃えよ剣(1)

燃えよ剣


燃えよ剣 OP


燃えよ剣「土方歳三 和泉守兼定との出会い」


土方歳三、雪との出会い(1)


土方歳三、雪との出会い(2)


燃えよ剣「沖田総司と山南敬助」


伊東甲子太郎暗殺


燃えよ剣「新選組副長土方歳三」

[燃えよ剣:1970年:TVシリーズ:全26話:カラー]

<解説>
40年程前、司馬遼太郎先生原作の「燃えよ剣」がテレビドラマ化されました。
脚本家の結束信二先生と河野寿一監督の名コンビで始まったこの作品は、40年近く経った今でも多くのファンに愛し続けられています。
この「燃えよ剣」という話は、今まで幾度となく映像化されてきました。しかし、このドラマほど原作を理解し、しかもオリジナリティに優れた作品はないとされています。また、この作品は登場人物一人一人の個性、並びに人生を感じさせるものでした。
低予算で、駆け出しの俳優を起用し始まったこの作品は、決して派手ではないけれど、いつまでも観た者の心に残る作品なのです。
私がこの作品に出会ったのはつい最近のことです。新選組を既にご存じの方には一部史実と違った脚色もあり違和感を覚えることもあろうかと思いますが、新選組幹部だけでなく隊士それぞれの生きざま、そして長州・薩摩・土佐など幕末に関わった人々の息遣いが伝わってきます。
40年程前に作られたドラマが、何故現代の人々をも魅了するのか。ビデオ化され、ますますその年齢層は拡がっています。中には、親子でファンだという方もいらっしゃいます。
是非一度は観ていただきたい作品です。

<概要>
多摩時代から新選組結成、各地での戦闘、そして箱館戦争において土方歳三が戦死するまでが描かれている。

冒頭では土方が多摩で女が原因のトラブルから人を斬ってしまい、相手方の関係者と斬り合いになったりする。しかし、新選組の副長になってからは局長の近藤勇を影からバックアップし、組織作りに才能を発揮し鉄の掟を持つ新選組を作った。

後半、近藤勇が負傷し動作に支障が出る状態となり、沖田総司は病に冒され、永倉新八や斎藤一などの主要メンバーが脱退し、近藤が捕われて実質上新選組が崩壊し、土方が宇都宮、会津、箱館と転戦して旧幕府軍として戦うさまが描かれている。

<放送・制作>
放送系列: NET(現 テレビ朝日)
放送年月日: 1970年4月1日〜9月23日(全26回)
放送日時: 毎週水曜日 21時〜21時56分
制作; NET、東映京都テレビプロダクション

<スタッフ >
原作: 司馬遼太郎
脚本: 結束信二
監督: 河野寿一、松尾正武
音楽: 渡辺岳夫

<キャスト>

土方歳三: 栗塚旭
近藤勇: 舟橋元
沖田総司: 島田順司
永倉新八: 黒部進
原田左之助:西田良
斉藤一: 玉生司郎
山崎烝: 中野誠也
藤堂平助: 平沢彰
井上源三郎: 北村英三
河合耆三郎: 香月凉二
島田魁: 波多野博
山南敬助: 河上一夫
松原忠司: 小山田良樹
七里研之助: 亀石征一郎
芹沢鴨: 名和宏
伊東甲子太郎: 外山高士
新見錦: 飯沼慧
篠原泰之進: 高角宏暁
野口健司: 末田明
服部武雄: 芦田鉄雄
平山五郎: 出水憲司
清河八郎: 御木本伸介
平間重助: 森章二
榎本武揚: 横森久
大鳥圭介: 長谷川明夫
松平太郎: 中田博久
吉田稔麿: 楠年明
北添佶麿: 川谷拓三
佐絵: 赤座美代子
裏通り先生(町医者): 左右田一平
伝蔵(八木家の下男): 小田部通麿
お雪(土方の愛人): 磯部玉枝
桝屋喜右ヱ門: 幸田宗丸
お光: 葉山葉子
松本捨助(※その他多数): 井上茂


<放映リスト(話数・サブタイトル・放送日・あらすじ)>
第1話「新選組前夜」 1970.4.1

 疫病の流行で二進も三進も行かなくなった町道場は、降って湧いた浪士隊結成話に乗り道場主以下全員大挙して京へ。金策に走る歳三の段で、彼の周囲と行く手に待つ因縁を語る。


第2話「春の月かげ」 1970.4.8

 清河八郎を「勘」で悪人とした歳三に近藤も同調、新党を樹てる方向で進み、会津への伝手のため嫌々芹沢を引き入れる。清河が去った京で近藤派は隊士徴募をはじめるが、刺激された芹沢派がまず着手するのは押し借りだったりして、齟齬は隠しきれない。

第3話「三条木屋町 紅屋」 1970.4.15

 続々と増える隊士、着々と整えられる体制。そして勇猛果敢な土方・沖田の活躍で会津中将からは褒賞金が下されるが、事件の裏に哀しい女がいることも気にかける、「男の中の男」たちなのだった。


第4話「里御坊の女」 1970.4.22

 隊旗が出来上がり、粘り勝ちで大砲も貰い隊士も益々増えて順風満帆の日々。しかし浪士狩りを進めるうち引っ掛かってきた怪しのアジトに巣食っていたのは、多摩のしがらみだった。


第5話「祇園 島原」 1970.4.29

 洛中の商家に白昼大砲を放つという挙に出る芹沢、遂に会津から粛清の内意。軍師の新見を失った芹沢は荒れるばかり、雷鳴凄まじい夜に消える。

第6話「残陽 奈良街道」 1970.5.6

 不逞浪士の的にされる新選組、後詰の隊士が斬られた事件の裏には内通者。卑劣な者たちにも相応の理由、それを沖田が病を自覚する経緯にからめてある。

第7話「鬼の通る町」 1970.5.13

 気さくな源さんや穏やかな沖田を見て、新選組を鬼という町の噂は嘘と、夫の入隊を寿ぐ女。しかし峻烈な隊規を持つ集団は、やはり鬼でしかなかった。

第8話「月明無名小路」 1970.5.20

 プレ池田屋、枡屋に一話を割く。監察が目をつけ近藤土方が乗り出して、というメインの筋に、枡屋従業員の男女の哀話を挿入。布石としては、新選組の仕事にすると意気込む土方が目立つ。


第9話「京三条池田屋」 1970.5.27

 池田屋本編、当の旅籠へ潜入する山崎にウェイトが置かれ、気に掛けてやった女中の亭主が一味の浪士という悲話を入れてある。方針決定に際し、大博打だ俺の勘だとギョロ目をむく歳さんがなかなか。


第10話「堀川の夜雨」 1970.6.3

 運命の女・お雪と出会う歳三。長州の進軍で情勢緊迫する戦いの前夜、堀川沿いの家で二人だけの静かな時を持つ。


第11話「眞葛ヶ原の朝霧」 1970.6.10

 谷三十郎の話、禁門ノ変で戦いの場に出られず苛つく土方のくだりからもう、谷のイヤげな振る舞いが描かれている。大恥をかくところだった谷を助けて重傷を負った若き隊士は、非難めいたことを一切口にしないが、他ならぬ祇園の芸妓の口から漏れる、京らしい逸話。


第12話「策士」 1970.6.17

 入隊前から乗っ取り策を講じていた伊東甲子太郎だが、嗅ぎつけられたと知るや尽くしてくれた門下生夫婦に刺客を送る。腹を読んだ土方の視線が伊東に突き刺さる。

第13話「近江の宿」 1970.6.24

 山南脱走・切腹の話。沖田と土方の会話で「嫌われ者を引き受ける副長」が語られ、その役割のまま「蛇蝎」は皆の嘆願をはねつけて軍規を守る。


第14話「壬生 星あかり」 1970.7.1

 壬生からお西さんへ引越し、この際発覚する間者。彼が隊士になりおおせるために消された男の消息は知りようもなく、深い喪失感が残される。


第15話「わかれ雲」 1970.7.8

 伊東甲子太郎分派の流れを、藤堂平助を芯に据えて描く。狡猾な伊東の計略に加え、山南の言葉ともう一つ、図らずも斬ってしまった哀しい縁が彼の背を押す。


第16話「残月油小路」 1970.7.15

 かつて腹心に評された通り、才子は才に溺れ横死する。来なければいいのにと皆案じていた男はきっちり油小路に駆けつけてきて、節義に殉じると誓った男の刃にかかる。


第17話「落日の町」 1970.7.22

 大政奉還に続き王政復古の大号令、新選組が活動を自粛するや跋扈する天誅浪士たち。憂色濃く皆頭を垂れるなか、「逆境に強い」男は一人気炎を吐く。


第18話「京の町の夜」 1970.7.29

 新選組は伏見に布陣と決まり明日は出発の夜、隊士たちに朝までの暇が出される。青春を埋めた町に思い思いに散ってゆく男たち、新選組最後の「京の町の夜」。

第19話「砲声」 1970.8.5

 伏見奉行所に陣を構える新選組、憂色益々濃く垂れ込めるなか、狙撃された近藤が離脱。戦国武将のような会津の爺さまが兵を率いて合流、年明けてまもなく戦端は開かれる。


第20話「炎の戦陣」 1970.8.12

 白兵の突撃に降る砲弾の雨嵐、次々と斃れゆく隊士たち。劣勢目を蔽うばかりの戦況のなか、か弱き者を捨て置けぬ侍がいた。


第21話「波の入り日」 1970.8.19

 潰走のさなか一人またひとり斃れゆく隊士たち、やっと辿り着いた大坂城には将軍の姿無く、再戦の機会は失われる。その大坂でお雪を見た歳三は、照れながらも悪びれず、女がいると皆に打ち明ける。


第22話「流離の日」 1970.8.26

 甲陽鎮撫隊壊滅後、原田・永倉と袂を分かち流山に布陣する近藤たち。官軍に包囲され戦が迫るが、近藤は狩り集めた若者たちの家族の嘆きを聞いてしまう。

第23話「沖田総司」 1970.9.2

 病いよいよ篤い沖田が暮らす離れを、懐かしい人が訪れ、去ってゆく。官軍は遂に江戸入り、彰義隊は破れ、土方は脱走軍に身を寄せ北関東に勇名を馳せる。

第24話「北へ」 1970.9.9

 脱走軍の拠点となりつつあった仙台だが、執政が代わった途端旧幕府勢は追われる。蝦夷に独立国をと夢を語る榎本武揚に従い、土方は軍艦で北へ。

第25話「シノビリカ」 1970.9.16

 鮮やかに松前城を陥し、戦場にいた藩主の正室には紳士的な態度を示し、兵士たちのみならず榎本にも大いに感心される土方だが、京を去ってのちの彼には「余分」な日々。そして官軍の攻撃が迫る日、追憶の彼方から愛しいひとがやって来る。


第26話「新選組副長 土方歳三」 1970.9.23

 「軍神」は勝ち続けるものの他は総崩れ、益体もない軍議が開かれるが、最早無意味と列席しても黙す土方。総攻撃前夜、懐かしい仲間が夢に現れ、土方は伝蔵が守り抜いてくれた誠の旗を身に着けて単騎官軍の陣地へ。

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栗塚旭・天を斬る [時代劇]


天を斬る!


天を斬る オープニング


天を斬る 番組予告

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[天を斬る(1969年:TVシリーズ:全26話:カラー)]

<解説>
天を斬る(てんをきる)とは、結束信二原作・東映制作のTV時代劇。1969年10月6日~1970年3月30日にNET(現・テレビ朝日)系列で放映。全26話。

<概要>
1859(安政6)年、幕末動乱期の京の都。「過激派の不逞浪士を取り締まれ」という幕府の密命を受けた3人の侍、元・江戸講武所頭取の牟礼重蔵(栗塚旭)、元・京都東町奉行所与力の桜井四郎(島田順司)、元・京都西町奉行所与力の権田半兵衛(左右田一平)たちが浪人の姿に身をやつし、「事(こと)、非常火急の場合は己の判断によって処理すべし。」を合言葉に悪人たちを成敗していく。他に、大工の棟梁・万五郎に小田部通麿、女好きで、御役差し止め謹慎中の奉行所同心・大沢孫兵衛に香月凉二、亀の子を肌身離さず可愛がり、ひょうきんな味わいを持つ百太郎を西田良が演じている。開始当初は京都が舞台だったが途中から道中物となった。

<概略>
幕末ものではあるけど新選組ではない。それよりも少し前の時代。第1話で「安政6年」と言ってる。
なにかやらかして講武所頭取をクビになった大身の旗本の牟礼重蔵(栗塚)、都の治安悪化に苛立つ京都東町奉行所与力桜井四郎(島田順司)、茫洋とした西町奉行所与力権田半兵衛(左右田一平)が、隠密として不逞浪士の取り締まりを命じられる。前半は京都で、後半は各地を転々としながら任務遂行。
 (森川久美の昔の名作『南京路に花吹雪』の前編『蘇州夜曲』と設定に共通点がある。本来エリートだったヤツが反抗して、物騒な時代で特に物騒な町にやられて危険な任務、という点で。)
 ゲストキャラの人々が、時代のうねりに翻弄される庶民の哀歓、という結束信二ドラマのいつものテーマを感じさせるしくみになっている。
 悪者退治と人助けという点では『水戸黄門』なんぞと共通なんだが、この旦那がたはさほど面倒見が徹底していない。そのせいなのか作者の主張なのか、ハッピーエンドにはめったにならない。
 3人の旦那がたに使われている(雇ったわけでもないのに)メンバーは、大工の棟梁の万五郎(小田部通麿=『燃えよ剣』伝蔵)、江戸っ子無宿者の百太郎(西田良=『燃えよ剣』原田)、西の与力大沢孫兵衛(香月涼二=『燃えよ剣』の河合ーただしこれはオリジナルキャラと思ってもらいたい)。

<スタッフ >
原作: 結束信二
プロデューサー: 上月信二、田村嘉
監督: 河野寿一

< キャスト>
牟礼重蔵…栗塚旭
権田半兵衛…左右田一平
桜井四郎…島田順司
万五郎…小田部通麿
大沢孫兵衛…香月凉二
百太郎…西田良

<放映リスト(話数・サブタイトル・放送日・あらすじ)>
1「血の色の町」 1969.10.6

 不逞浪士跋扈する京の町に、密命を帯びた三人の男たちが放たれる。手始めに西町で追っていた御用盗にかかるが、出向いた先では役人を恨む哀しい女も見る。

2「誰も知らない朝」 1969.10.13

 名を上げたいチンピラ浪士が役人を襲う。共にいたまだ前髪の少年の首級もとる無惨、牟礼たちが踏み込んだ旅籠では奇縁による悲劇が一つ上乗せされる。
 
3「待ち伏せ」 1969.10.20

 奉行所同心の悲劇がふたつ。実直な好青年は牟礼の気遣い空しく凶刃に斃れ、内通者は桜井の判断で切腹は免れるものの武士を捨て京を去ることになる。

4「紫の袱紗」 1969.10.27

 相次ぐ商人の死、遺品には悉く紫の袱紗に包まれた天上人の短冊。集金システムの裏には、札付きの悪党が隠れていた。


5「祝いの夜」 1969.11.3

 商売で長く家を空けている亭主を迎えるため心を砕く女房、いじらしいその気遣いが惨劇を呼ぶ。高飛車で手前勝手な、体面のみ気にする愚か者どもに鉄槌が下る。

6「桐の梢に」 1969.11.10

 国事に奔走する兄、世人と交わらず荒野に苗木を植え続ける弟。兄の身に変事が起き、託された書付を巡り弟の身辺が怪しくなるが、牟礼たちは過激派・町方双方の手から彼を守り落としてやる。


7「金色の湖」 1969.11.17

 店の主の理不尽に傷ついた青年は自棄となり、勤皇の志士という幼馴染の言に同調、悪しき世終われかしと協力を諾う。しかし友の一味は右左構わず伝手を頼る思想無き浮浪、青年と恋人の上に更なる理不尽が落ちてくる。


8「旅先の女」 1969.11.24

 闇雲に京へやって来ては志挫け、良からぬ行為に走る郷士たち。牟礼と桜井は不逞と化した者を斬り、権田は未然に防ごうと地道な活動を続ける。救いの手届かずあたら命を散らす真面目な青年哀れ、弟の死を知らされず故郷へ帰る姉また哀れの、苦い一話。


9「しぐれの町」 1969.12.1

 己の人生を犠牲にして女手一つで姉が育てた弟は、まだ一人前にもならぬ身で「国事」や「志士」にかぶれ、中途半端なまま死んでゆく。視野狭窄に陥った弟を掻きくどく姉の姿が哀しい。


10「間者の来る朝」 1969.12.8

 二重スパイだった商家の大番頭、行為が露見し斬られるが、彼を手伝っていた手代も裏切者として狙われる。牟礼たちは彼を保護するが、気遣い空しく青年は我から闇に落ちてしまう。


11「倅は武士」  京で強盗をはたらいた自称「国士」が丹波へ逃走。追ってゆく牟礼たちだが、藩領ゆえ立会いを求めた目付方の若者を殺伐に引き込んでしまう。


12「襲撃札の辻」 1969.12.22

 国士気取りの侍が馬鹿な経緯で破滅に至るいつもの流れに、百姓あがりの若党の、遭わずに済んだかも知れぬ悲劇を上乗せ。無惨を見るメンバーの顔は常に増して暗い。


13「魔性の鐘」 1969.12.29

 頻発する銃撃事件、得物は新式銃、出所を追って一同は兵庫へ。取引をしていた浪士に化け怪しの回船問屋へ乗り込む牟礼だが、当の浪士の女がやって来てしまう。


14「暗殺者の指示」 1970.1.5

 飛脚が運ぶ状箱には物騒な指令の文、金に困ったゴロツキがこれを盗んだことで事態は変わり、牟礼たちが保護していたターゲットは命拾い。暗殺団とヤクザは殲滅されるが、飛脚は失職するものの身は損なわず大団円の珍しい展開。

15「旅の終りの女」 1970.1.12

 公儀の使者がよく「消える」ポイント、そこには殺し屋を差し向ける政商。手先に使われていた浪士はこれを限りと刀を捨てるつもりでいたが、待たせていた女と見えることはなかった。


16「氷雨の宿」 1970.1.19

 藩から追っ手をかけられる武士、成り行きで彼を守る立場になる三人衆。彼の口からは法に触れる目的が語られるが、それ以上の手助けはしない代わり追及もしない判断がなされ「勝手に行きなさい」。


17「通夜の酒」 1970.1.26

 代官所が襲われ、サボりの二人以外皆殺しに。検棹に不正をはたらく代官を斬った渡世人たちを見つける三人衆だが、はじめから見逃す気満々。詰め寄る土地の目明しらを威嚇し、病没した渡世人の片割れのため酒を酌み交わす。

18「暁の脱出」 1970.2.2

 公儀の使者が消える理由を知るため、ヤクザの用心棒になる牟礼たち。果たして勘は当り、「倒幕ヤクザ」は会津藩士を消そうとしていた。


19「幽鬼」 1970.2.9

 倒幕思想を説く「言うだけ先生」に踊らされる若者たち、或る者は天誅を企て打ち懲らされ、或る者は師に付き従っての旅に斃死。そして口舌の徒も厄介者に成り果てたイヌも共倒れ、風雲急を告げる時勢に呑み込まれてゆく。


20「雪割人形」 1970.2.16

 世を憂え諫言を企てる若侍たち、友人面でそれを裏切る狡猾な男。裏切者の伝言を若様に取り次いだことを責められ嘆く女中に手を貸す牟礼、しかし仇を討ってやっても、若様の家も女中の人生も元には戻らず、潰れたお店が復することもない。


21「遠い足音」 1970.2.23

 様々な人々が行き交う「要所」の宿場町、牟礼たちが出会った新米の酌婦は不吉な文を運ばされる。公金を掠めた悪党たちは欲をかいて滅び、空しさだけが残る。

22「春の祈り」 1970.3.2

 山里の小藩で起こる悲劇、許婚者を寝取られた青年が斬った相手は殿様のお血筋。青年の周囲のほか、若様の守役たちも死ぬよりほか道はなく、仄かな恋を喪った大工の若者も悲しみの地を去る。


23「石に咲く花」 1970.3.9

 京へ行く武士が斬られるポイントでの裏話は悲話、待っても還らぬ者を待ち続ける哀れな主従を支えていたのは、その因を作った若者。己の行為に心苛まれていた男は再度の殺戮を拒否し落命、宿場口で売れもせぬ造花を並べて来ぬ人を待ち続ける二人に事実は知らされず、その姿は伝説となる。


24「使命は間者」 1970.3.16

 長州の動きを探ろうと武芸に秀でた者を選抜したさる藩だが、この人選が大ハズレ。武門の誉れ高き家に生まれた堅物は、母親が危ぶんだとおりガチガチに緊張し、敵の偵察部隊に易々と正体を覚られてしまう。


25「春雷の中の女」 1970.3.23

 人っ子一人おらぬゴーストタウンの宿場町、世話役父子はそれぞれの理由で居残り。牟礼たちの力押しで悪代官は家老に引き渡され大団円、しかし自棄になった男の一言が事態を最悪の方向へ持ってゆく。


26「血斗暁七ツ」 1970.3.30

 続々と京へ向う長州勢、怪しまれ捕まった見知りの密偵を救うため人質をとるなど無茶をするダンナ方、しかし助けた男の口から知れるのは三人に下されていた公儀の冷酷な処置。殺到する長州勢を斬り伏せた後、三人はそれぞれの道へ散ってゆく。
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栗塚旭・俺は用心棒 [時代劇]

俺は用心棒(1)
帰ってきた用心棒(1)

俺は用心棒 OP
Youtubeで見る↓
http://www.youtube.com/watch?v=U0ioF7R_TJo


俺は用心棒 オープニング


俺は用心棒 番組宣伝


帰って来た用心棒OP


帰って来た用心棒・待っていた用心棒 番組宣伝

otokohitori
norainu
kurizuka1
shimada
souda
[俺は用心棒(1966年:TVシリーズ:全26話:モノクロ)]

<解説>
俺は用心棒(おれはようじんぼう)とは、結束信二原作・東映制作のTV時代劇。1967年4月3日~1967年9月25日にNET(現・テレビ朝日)系列で放映。全26話。

また、 『待っていた用心棒』、『帰って来た用心棒』に続く用心棒シリーズの第4作目が1969年4月7日~1969年9月29日にNET系列で『用心棒シリーズ 俺は用心棒』というタイトルで放映された(全26話)。

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<概要 >
結束信二による用心棒シリーズの第1弾であるが、この時はまだ"用心棒シリーズ"と銘打たれてはおらず、単に『俺は用心棒』というタイトルであった。テレビで実際にこの銘が冠されたのは、次作『待っていた用心棒』から。そのためシリーズ第4弾の正式名称は『用心棒シリーズ 俺は用心棒』である。

また、シリーズ第1弾で沖田総司を演じた島田順司は、第4弾では田島次郎という別の役を演じており(このため第4弾はシリーズ第3弾『帰って来た用心棒』の続編にあたる作品と思われる)、同じ『俺は用心棒』でもそれぞれまったく独立した話であることが伺える。

栗塚旭にとっては土方歳三に次ぐ代表作のひとつとなった。

品田万平役の左右田一平は後の『用心棒シリーズ』でも品田万平を演じており、同一人物が全シリーズに連続で登場したのは、シリーズを通して彼だけである(『待っていた用心棒』に栗塚は出演していない)。

第1弾の特徴の一つとして、島田演じる沖田総司といった、幕末に活躍した実在の人物が登場する唯一のシリーズであり、他に芹沢鴨(遠藤辰雄、現・遠藤太津朗)、清河八郎(岡田英次)、高杉晋作(菅貫太郎)らが登場している。

< エピソード>
第3話に結束信二が牢屋にいる罪人の一人として出演している。
第19話「眞葛ヶ原にて待つ」は用心棒シリーズでは唯一のカラー作品である。

< スタッフ>
原作: 結束信二
プロデューサー: 上月信二、田村嘉
監督: 河野寿一

< キャスト>
※()内は登場シリーズ
野良犬…栗塚旭
品田万平…左右田一平
沖田総司(第1弾)、田島次郎(第4弾)…島田順司
長州の間者・新太(第1弾)…中野誠也

<第1弾の放映リスト(話数・サブタイトル・放送日・あらすじ) >
1「天を斬る」 - 近衛十四郎がゲスト出演。1967.4.3

 文久元年春、さる城下町で起こった騒動はお定まりの急進派摘発。かかる火の粉をうるさそうに払う野良犬だが、侍でもない若者の死にブチ切れ、掛け合いに行った先では血の雨を降らす。


2「剣には小判を」 - 岡田英次がゲスト出演。1967.4.10

 江戸へやって来た野良犬は文無し、チンピラに誘われるまま「仕事」をするが捕り方に追われるハメになり、とある未亡人の長屋に転がり込む。奇縁相巡るゆくたてのすえ、何やら人助けもしたり、また追われて逃げ回ったり。


3「昏い渦巻」 - 遠藤辰雄、成瀬昌彦がゲスト出演。また、結束信二がカメオ出演。1967.4.17

 浪士狩りに引っ掛かった野良犬は入牢、そこで見込まれスカウトされかかるが誘った浪人は頓死。死に際に仕事料の取り立てを頼まれた野良犬は、八丁堀と過激派を手玉にとり遺族に渡す金をゲット。


4「脱出」 - 菅貫太郎がゲスト出演。1967.4.24

 異人に雇われていた野良犬は浪士の襲撃を防ぐが、斬らずに散らす。浪士の一人は非道を嫌う妙に律儀な青年で、以降彼が仲間に売られ蒙る難儀を野良犬が大胆極まる手口で救うお話に。


5「紅さんご」1967.5.1

 泊り客に裏切者の密偵を取り次いでしまった下女は、激しく心痛め落ち込む。ダンナたちは彼女の心を安んじようと動くが、苦い結果が残る。


6「銃声」1967.5.8

 旗本の殿様が道楽で入手するピストル、試し撃ちで祝言を前にした一人息子を殺された老父はせめて恨みの一太刀を浴びせたいと願い、野良犬たちは同調する。


7「蒼い獸たち」1967.5.15

 とある城下町で起こる、お決まりの過激派摘発騒動。情勢が変わったことで有頂天になる「志士」たちを冷ややかな目で見る野良犬、巻き込まれた蕎麦屋の親子をひとり気に掛ける彼だが、「用心棒」としての役目は果たしきれず当地を去る。

8「赤い提灯の下」 - 高木均がゲスト出演。1967.5.22

 名ばかりの亭主に売られ、苦労を重ねて掴んだ平穏を破られかける女。居合わせた野良犬は血刀を振るい、女にかかる宿業を断ち切って消える。


9「同志の八人」1967.5.29

 とある藩で起こる、血気に逸った若者たちによる「君側の奸」暗殺事件。身分に関係なく集ったはずの「同志」だが、上士の地位にある者たちの因循は骨身に沁みたものだった。

10「祇園小路の刺客」 - 舟橋元が桂小五郎役でゲスト出演。1967.6.5

 共に宴席にいた朋輩を斬られ立場をまずくした京在番の旗本は、料亭に居合わせた野良犬を犯人に仕立てて事態を取り繕おうと画策。謀議の茶店を覗いた半玉を無惨に殺した怯懦なる侍の未来は、もちろん閉ざされていた。


11「襲撃前夜」 - 小池朝雄がゲスト出演。1967.6.12

 百姓上がりの婿養子が砂を噛むような日常に求めた安らぎは、こすからい勤皇志士に利用される。良心の痛みに耐えかねた男は新天地を求めるも、孤舟が空しく川を下る。


12「木屋町非情」1967.6.19

 町に身を潜めた高杉晋作を狙って、新選組が湧く。野良犬は金のためと称し高杉の逃走を助けるが、彼がために難儀を蒙る、か弱き者たちをこそ捨て置かない。


13「雷雨の日に」 - 里見浩太朗がゲスト出演。1967.6.26

 雨宿りした仕出屋に強引に入り込み時ならぬ宴を張る「浪士」たち、迷惑がるあるじ夫婦だが、気前よく小判を置き大量の注文をしてゆくのを天佑と喜ぶ。しかし届け先は壬生、やって来た浪士は芹沢鴨なのだった。


14「光った包丁」1967.7.3

 会津の公用方が利用する料亭に仕掛けられた奸計、密かに入洛した桑名の強硬派は店の板前の手引きで暗殺される。それを知らずに手伝ってしまった下働きの青年はいたたまれず、娘の仇討ちに同行し惨劇を演じることとなる。


15「だんだら染」 - 西田良が山崎蒸役でゲスト出演。1967.7.10

 人目をひく隊服は、新入り隊士の命取りに。深手を負うも助かりそうとみた沖田は、一太刀も敵に浴びせていない体たらくを誤魔化してやろうとするが容態が急変、野良犬が救った恋人のほうも世を儚み、全て空しく徒労に終る。


16「志士の写本」 - 瑳峨三智子がゲスト出演。1967.7.17

 見回組の襲撃は人違い、襲った駕籠には気まぐれを起こしてキャンセルを埋めてやった野良犬。仕方なく振るった刃は、彼の立ち寄り先に多大な迷惑をかけてしまう。


17「網の目の中」1967.7.24

 生活のため就職する浪人だが、仕えた主は急進派の大物。身辺には勤皇左幕双方の目が光っており、本人には右も左もないのにスパイ扱いされ、一旦は誤解も解けるが亭主を案じた哀れな女の「短慮」で水の泡。ドラマは、亭主の死後下品な酌婦に身を落とした女が、姉小路卿暗殺を聞いて発する高笑いで締めくくられる。


18「月明柳の馬場」 - 浜村純がゲスト出演。1967.7.31

 靡かぬフィクサーの富商を暗殺すべく動く長州は、搦め手から攻める。道具にされた男女の帰趨は野良犬の予想を超えて無惨、次第を見届けた野良犬は隠居の寮に乱入し鬼神のごとく血刀を振るう。


19「眞葛ヶ原にて待つ」 - 舟橋元が2回目のゲスト出演。1967.8.7

 やっと代官所手代の職を得、御用の旅の暇を見て妹に会いに来た男が京洛に散る。容貌が桂小五郎に酷似していた不運、しかし過って彼を斬った筋目の良い筈の侍たちは、卑怯にも言い逃れようとする。彼の妹の料理屋には、野良犬と万平ダンナが来合わせていた。


20「日照り雨」 - 土田早苗がゲスト出演。1967.8.14

 古都の片隅で縁談も退け弟の学費捻出のため働く女だが、突然帰った弟は物騒な連れを伴い、学業も放擲し「同志の方々と回天の国事をなす」という「熱病」に取り憑かれていた。その場に際会した男たちは稚気あふれる青年を助けようと動くが、権高な娘の一言が彼の運命を狂わせる。


21「おっかあの唄」1967.8.21

 獲物を待つ新太が吹く草笛に足を止めるお使い中の丁稚、それはなつかしい故郷の旋律、母に教わった歌。もう一度聞きたくてお使いの帰りにそこへ戻ってきた少年は、新太を囲む捕物に遭遇し、これが己だけでなく同郷の優しい父子の運命をも狂わせることになる。


22「見知らぬ旅の客」1967.8.28

 雪深い丹波路で起こる惨劇、出稼ぎ帰りの杜氏を殺し金を奪った「脱走隊士」は殺した男の家に出向き立て籠もる。さらなる犠牲を出さぬよう、追者の沖田を制し一人で現場に向かった野良犬は脱走者の心理を読み事をおさめる。しかし、野辺送りには早桶が一つ追加されているのだった。


23「闇に白い火」1967.9.4

 ヤクザに翻弄される旅籠の若夫婦、幸福な日々はいきなり断ち切られ嫁は拉致される。居合わせた万平ダンナと新太が取り返しに行き、そこの用心棒をしていた野良犬が裏切ってはもう終りなのだが、親分を斬り捨てたあと見えた壁には不気味に刃が突き立っているのだった。


24「拾った道」 - 寺田農、花園ひろみ、藤原釜足がゲスト出演。1967.9.11

 殿様の寵深い腰元と逃げた近習は、とある農家に逃げ込み。たちまち追手がやってくるが、居合わせた野良犬はその家の婆さんが気の毒がるのを見て二人を逃がす。もちろん碌な結果は待っていないが、老夫婦に危難は及ばず女は新しい命を拾う。


25「めおとの風」 - 織本順吉、菅井きんがゲスト出演。1967.9.18

 「ご時勢」で領民から金を用立てようと代官が派遣されてくるが、したたかな庄屋は抱き込んだ小役人と画策し「接待」で金高を抑えようとする。好き者の代官に宛がわれかける茶店の女、その店には野良犬が来合わせていた。


26「乱れ雲」 - 扇千景がゲスト出演。1967.9.25

 鳥羽伏見の戦い勃発、砲声の聞こえる酒肆で平然と酒を呷る野良犬。急速に変わりゆく時勢に、見知りの者たちは散り散りになり、救おうとした女も儚く消え、どこへ向かうのか野良犬も峠を越えてゆく。



<第4弾の放映リスト(話数・サブタイトル・放送日・あらすじ) >
1「竜神の明り」 1969.4.7

 お話の主軸は冤罪を晴らそうとする夫婦の哀話。そも彼らを不幸のどん底に叩き込んだ、手柄のために人を踏みつけて恬と恥じぬ役人の、とんだ火遊びも明らかとなるのが皮肉。


2「草笛の鳴る朝」 1969.4.14

 田島が見かけた、一対一の果し合いに臨むと言っていた侍は前後左右から斬り刻まれて果てる。ダンナ方が関わって真相は知れるが、仇討ちに出た妹と下僕はそれを知らず、もう真の仇がいないことも知らず、あてどない旅に出たままとなる。

3「陽炎の宿」 1969.4.21

 ヤクザに追われる男女を助けるダンナ方、文無しだけど義理堅く情が厚いので身動きとれぬさまが大笑い。追い払ったのに戻ってきて墓穴を掘るヤクザどもには、もちろん容赦なし。


4「街道口の女」 - 河原崎建三がゲスト出演。1969.4.28

 なにやら追われているらしい若侍たちへの言伝を託されるダンナ方、しかし侍たちは頼んだ女に心当たりがなく、謎めいた展開に。追っ手が現れて仔細が知れ、若侍たちの心底も判り、ダンナ方は彼らの代わりに荒事を引き受けてやる。


5「浪士狩りの夜」 1969.5.5

 お決まりの浪士狩りに激しく抵抗する男は訳あり、しかもその「訳」にさらに裏があり、矛盾に気付いた田島次郎はきつい目で彼を見つめる。

6「きぬたの音」 1969.5.12

 蔵奉行からの不正持ちかけを撥ねつけた主従が狙われるが、ダンナ方が居合わせ手荒く防御。しかし、侍たちに強要され口を噤んだ娘が、呵責に駆られ走った道は奈落に通じており、哀れな残留思念が怪談じみた説話となる。


7「江戸で知った女」 1969.5.19

 昔わりない仲だった男女の偶然の邂逅は、男の軽はずみにして卑怯な行動により、数多の人々の運命を狂わせる悲惨な事態を招く。


8「宿場からは遠く」 - 梅津栄、柳生博がゲスト出演。1969.5.26

 主義主張関係で追われる侍と武家娘は、ダンナ方の前で恋愛関係の喧嘩沙汰。娘を無事思う相手のもとへ届け、横恋慕男を斬って逃げ方指南までしてやったのに、用心棒のダンナの気遣いは見事に無駄に終り、唐丸を三つ見ることになる。

9「折れた剣」 - 亀石征一郎がゲスト出演。1969.6.2

 据物斬りの達人の隠居は、殿様のご落胤に負ける芝居を断り密殺される。達人は刺客に刀を折られむざと斬られるが、その刀を損じた若き弟子の後悔を払ってやりたい用心棒のダンナが泣かせる。


10「噂の中の女」 1969.6.9

 ひとりの女の動向を、トリッキーな演出で見せるお話。供もつけず旅をする筈がない富商の若い後添を見た男たちは、それぞれの立場で欲をかき墓穴を掘る。しかし最も深い闇に落ちたのは、衆目を集めたその女自身だった。


11「枇杷の実る宿」 1969.6.16

 仲間を裏切り出世の糸口を掴んだ男は自分の女も裏切り、その行為により命を落とす。男のために取り置かれていた枇杷の実が散乱する庭で、女の家族はただ嘆くばかり。

12「暁に染まるころ」 1969.6.23

 旱魃の村では水論が起こり、暴発寸前。そこへ代官に放逐された男が帰り、過去に試みて失敗した禁断の水門開放を行おうとするが、彼は密告者への復讐も期していた。


13「刺客のひそむ夜」 1969.6.30

 狙われていた新任の船奉行はダンナたちの働きで難を逃れ、殊勝な若き中間はよく主人を助け果敢に立ち回る。しかし若者との生活を夢見て頬を染める娘のもとへは、万平ダンナが消息を告げに現れるのだった。


14「青葉の中の娘」 - 石橋蓮司がゲスト出演。 1969.7.7

 追われる主従に引っかかったダンナ方は、事情を聞いて頭に血がのぼった暴走気味の田島に引きずられ、因循者をこてんぱんにやっつける。仲間うちの与太話もテンション高め。


15「夕顔の咲く宿」 - 村井国夫がゲスト出演。 1969.7.14

 父の遺志を継ぎ江戸で修行に励んでいるはずの弟が、ヤクザの女と逃げているうえ金のために遺品の銘刀を欲し、追ってきたヤクザに土下座し無様に命乞い。彼に期待し、つましく暮らしていた姉は絶望する。


16「迎えにくる武士」 - 鷲尾真知子がゲスト出演。 1969.7.21

 ダンナ方が投宿する旅籠に、巡礼に身をやつしたお姫様。こんなご時勢にお家騒動をやらかしているだけあって、お迎えはすんなりとはやって来ないし、姫様自身も無意味に権高な態度でダンナ方の不興を買う。


17「夏の夜と朝に」 - 森次晃嗣がゲスト出演。 1969.7.28

 朋輩を斬った城侍は、強盗の態をつくろい目撃者の女を脅す。はじめ黙す気でいた女、捕まった者が明らかに違うと知り惑うところへ当の「犯人」が立ち現れるが、女の家の裏の空き家にはダンナ方が雨露をしのいでいた。


18「稲妻の中に」 1969.8.4

 奇妙なゆくたてでヤクザと事を構えるダンナ方、女を守ってやるも結果は空しく、因となった屍は葬る者もなく雨に打たれる。


19「消えた銃声」 1969.8.11

 新式銃の誤射による老爺の死、逃げた者どもにかんかんに怒った田島の行為はおおごとを出来するが、長年連れ添った亭主を亡くした老婆の心は既に現世になく、全ては空しい。


20「廻り灯籠」 1969.8.18

 縁付いた経緯から下女にすら侮られ、内緒の苦しいのもよそに過去の栄光を忘れぬ見栄っ張りな隠居の世話をして過ごす旅籠の女将。ここへ、上方で板前修業をしているはずの亭主がヤクザを伴って現れ、金策を持ちかける。用心棒のダンナの刃は全てを撫で斬り、灯籠に残された万平ダンナのエールどおりに新しい運命は選び取られる。

21「決起の時九人」 1969.8.25

 身勝手な侍のため贄にされかける郎党たち、殿様の意向に右往左往する者どもを皮肉たっぷりに描く、結束節炸裂の一話。


22「ひぐらしの鳴く町」 1969.9.1

 好いた女と、己の胤でもないその女の子供を守るため、濡れ衣を晴らそうとしない男。事情を察したダンナ方がもちろん放っておく筈もなく、てきぱきと荒っぽく動く。

23「亡き父の怒り」 - 浜田寅彦、近藤正臣、鷲尾真知子がゲスト出演。 1969.9.8

 旅籠の下男に託された品は、作事奉行の作った二重帳簿。不正を糺し浪人して死んだ父を重ね合わせ、ぼうぼうと正義感に燃える青年だが、帳簿を取り返しに来た藩士たちと、帳簿をダンナ方に託して死んだ侍らしからぬ男と、何やら立場が微妙なのだった。


24「掟」 1969.9.15

 渡世人の抗争に関わるダンナ方、基本的に別世界というスタンスで関わりは避けるのだが、傷ついた者を放っておけないし、茶店の親爺が連れて行かれているので遠征もするし、死んだ者は葬ってもやる。


25「幽明の町」 1969.9.22

 故郷の父に嫁を見せに帰った息子が叩き込まれる過酷な運命、己をたばかった幼馴染を追い求める男は、憎い仇がもはやこの世の者でないことを知る由もなく彷徨い続ける。


26「暁雲」 1969.9.29

 奇妙なお薦さんに泊り客への文を頼まれた下働きの娘は、渡せなかったことに煩悶。泊りあわせた田島に相談して追ってゆくが、受け取り手の若者はお家騒動の度に駆り出され続けていた「若様」で、とんだ「お家の事情」に巻き込まれてしまう。


[待っていた用心棒(1968年:TVシリーズ:全26話:モノクロ)]

<解説>
待っていた用心棒(まっていたようじんぼう)とは、結束信二原作・脚本のTVドラマ。1968年1月29日~1968年7月22日(全26話)にNETテレビ(現・テレビ朝日)系列で放映。

<概要>
結束信二による『用心棒シリーズ』の第2弾。主演の野良犬役には、昭和の怪優として有名な伊藤雄之助。前作『俺は用心棒』の主役を務めた栗塚旭が松竹との仕事の兼ね合いで出られなくなったこともあり、結束作品の主演を飾らなかったのは今作のみである。その他の出演者は、結束作品の常連である島田順司(捨て犬)、左右田一平(品田万平)に加え、高橋俊行(高森玄)が狂犬と名乗る浪人役で登場する。

結束作品では比較的、好青年な役を演じてきた島田順司には珍しい、用心棒といういつもとは違った、しかも少々悪びれたキャラクターを演じている。

野良犬の性格設定は、第1話と第2話で異なっている。それ以降の話数でも、性格が違う事が多い。近藤ゆたか編「蔵出し 絶品時代劇」にある坂井由人の筆によれば、スポンサーサイドからの「気が弱くて優しい主人公では、シリーズのイメージが狂う」とのクレームにより、当初撮影された第2話を後に放送し、第1話を急遽制作したとの事である(坂井は第1・2話を急遽作ったと記しているが、実際の当作品を観る限り、第2話の野良犬は弱々しくやや頼りない性格になっている)。そしてクレーム後の野良犬は、歯をむき出しにし、荒々しい言動を見せる事が多くなった。伊藤はこのクレームに憤慨し、番組の早期の終了を望んだという。

伊藤降板後の第19・26話には、若山富三郎が夏山大吉郎という浪人役で出演。容姿は顔に傷のある、目が見える座頭市といった風情で、事実上、野良犬の代理であった。最終回となる第26話では、洒落の利いた台詞を言っている。

数回登場した青木与兵ヱ(香月涼二)と十吉(西田良)は、次作『帰って来た用心棒』にも引き続き登場している。ここから今作と次作は登場人物に違いはあれど、繋がりがあるとみる事もできるが、真偽は定かではない。

ちなみにタイトルに"用心棒シリーズ"と銘打たれるのは今作からである。


<概略>
時は動乱渦巻く、幕末。時世の流れに翻弄され、虐げられた弱者のために、四人の浪人が悪を討つ。


<スタッフ>
原作・脚本: 結束信二
プロデューサー: 上月信二、田村嘉
監督: 河野寿一

<キャスト>
野良犬 …伊藤雄之助(1~18話)
品田万平…左右田一平
捨て犬…島田順司
狂犬…高橋俊行(高森玄)
夏山大吉郎…若山富三郎(19、25、26話)
作次郎…小田部通麿
十吉…西田良
青木与兵ヱ…香月涼二

<放映リスト(話数・サブタイトル・放送日・あらすじ)>
1「剣を抱いた十人の客」 1968.1.29

 とある城下町、策謀のためにスカウトされた浪人たちは旅籠に集まってくるが、指令の来る気配がないどころか、唯一名が知れていた藩士は上意討ちに遭い死亡。解散せよとの知らせは来るが、志士気取りで気炎を上げていた浪人どもは小グループごとにわるさをはじめ、悉く野良犬ダンナたちに打ち懲らされる。お話をひとことで言うと「旅籠の難儀」。


2「町の中の野火」 1968.2.5

 とある城下町、横車を押す二足の草鞋に苦しめられる男女の哀話。捨て犬の儲け話に乗り目明しを黙らせるための金を稼ぎに出る野良犬だが、駕籠に乗っていたのは目指す大物ではなく、身代りをつとめた狂犬だった。


3「吹きだまりの月」 1968.2.12

 武士を捨て市井に生きようとしていた男が、時勢に乗った企みの果て虫けらのように始末される。密談を隣の座敷で聞いていて黙過した野良犬だが、残された健気な娘の用心棒として彼女に降りかかる火の粉を払い去ってゆく。


4「暗殺」 1968.2.19

 イデオロギーを主張したため消される旗本、その暗殺をめぐり多数の人々が巻き込まれ運命を狂わされる。


5「湯島裏の女」 1968.2.26

 苦界に身を落とした元同心の妻の代人として、かつ「仲間のようなもの」を助けるため、野良犬は南町与力のもとへ乗り込む。三様に弱い女に優しい名無し犬たちだが、女は身を隠し金を届けることもできない。


6「冷えた燗酒」 1968.3.4

 野良犬が危機を教え逃がしてやった若侍たちの件は後をひき、殺到した追っ手により元からボロい玄妙館はさんざんに破壊される。混乱の中に無辜の命も失われ、塒をなくしたダンナたちは江戸を去ってゆく。


7「志士になる日」 1968.3.11

 親戚宅でこき使われる兄妹、ある日会いにやって来た幼馴染は志士になりおおせていて、武士になれると誘う。しかし志士たちには既に手が回っており、青年が町方に売ったと誤解した幼馴染は彼を斬りにくる。割って入り、心ならずも斬ってしまった野良犬の表情が凄絶。


8「雪あかり」 1968.3.18

 実家の父に無理を言い貰い受けてきた盆梅、雪道を難儀して運んできた妻女を待っていたのは、寄りかかっていた大樹が失脚しうろたえる無様な夫。そして不実な裏切りのすえ、無駄な屍が重なってゆく。


9「関所越え」 1968.3.25

 大黒柱は出稼ぎにゆく雪の寒村で起きる事件、百姓の女房を関所越えの小道具に使おうとした男も、袖の下を貰って通しかけた役人も野良犬たちの介在でおじゃん。難儀を強いられた嫁と、その安否を気遣い駆けてきた亭主、助かるはずの二人の前に暗黒がぱっくりと口を開けて待っていた。


10「天神さまの細道」 1968.4.1

 酒肆の女を娶る浪人だが、暮らしは立ち行かない。窮したうえ引き受けた汚れ仕事では道場剣法が通じず、せっかく得た金も逃す体たらくに女房は別の男のもとへ走り、惨劇となる。


11「襲撃七条河原」 1968.4.8

 役人狩りの現場に居合わせ、浪士たちに狙われる老いた元目明し。老人は難を逃れるが、彼の家で刺客を待ち構えたお町のダンナは凶刃に斃れ、その死はもうひとつの棺を追加する。


12「西から来た侍」 1968.4.15

 地下活動の密書を運ばされた野良犬と小料理屋の小女は、役人に追われる羽目に。きっと大事なものと心を痛める健気な娘だが、頼んだ侍も親切ごかしの夫婦も、彼女の好意に値せぬ下衆だった。


13「祇園に斬る」 1968.4.22

 祇園に遊ぶ富商を、長州の使嗾を受けた浪士たちが狙う。ダンナたちがガードする相手は斬られたり卒中で頓死したり、痴情のもつれで心中などいつもの事だが、言われるままお使いをしていただけのおちょぼさんが失職してしまうのが、どうにも哀れなのだった。


14「仇の名は」 1968.4.29

 万平ダンナがミクロコスモスを感じた庭のある静かな寺で、俗塵にまみれた馬鹿者が仕出かす殺人。許せぬ悪を斬る狂犬だが、仇が誰であるか知らぬほうがよい者に酷い真実を覚らせてしまうことになり、卒塔婆がひとつ追加される。


15「糺の森 七ツ半」 1968.5.6

 己を大物と自負する長州侍は、世話をしてくれた者にかかる迷惑を斟酌しない。元よりカチンときていた捨て犬をはじめ、ダンナ方は庇いあう家族のほうに肩入れ。

16「刺客の条件」 1968.5.13

 命知らずの無鉄砲さは確かに刺客の必要条件、しかし生き残るためにはまた別の要諦。功名心や使命感からの無茶は、確実に命取りなのだった。


17「淀の川風」 1968.5.20

 過激派に染まった倅の藩主を叱りにやって来る「御隠居」だが、京屋敷の藩士らは当然京入りを阻止の構え。御隠居の手引きをした商人の定宿では、何も知らず使いをつとめた女中がむごい目をみる。


18「潮騒の彼方から」 1968.5.27

 大坂へ来ても相変わらずのダンナたちだが、旅籠を襲われた娘の線から野良犬ダンナの前歴が出てきて、彼は友のため白刃をふるったあと姿を消す。


19「同志たちの夜」 1968.6.3

 藩を追われた「志士」たちの逃避行は、夜明けを待たずして終る。高邁な言説の裏が獣の男、手前勝手な群れる者たち、そして純粋な若者は現実に耐えられない。

20「遠い国からの客」 1968.6.10

 幕末の喧噪も届かぬ静かな里に、物騒なよそ者。旧家に上がりこんだそやつらははじめ国士の何のとほざき、真面目な当主を悪し様に罵るのだった。

21「宿場の夜露」 1968.6.17

 功に逸り好きな娘の危機に焦り、若い目明しは蛮勇を奮う。なんとか局面を切り抜け、陣屋へ報告に向かう夜道にぽっかり口を開けていた危険、凶報に誰も語る言葉を持たない。

22「紅殻格子」 1968.6.24

 倒幕浪士が捕まり際、屋台の親爺に預けた金は一人の女を苦界から救う。金を届ける気のいい親爺やダンナ方の働きで解放された女は、犠牲の大きさにさめざめと泣くのだった。


23「花嫁御寮の夢」 1968.7.1

 悪どい女衒によって約束と違う家に奉公させられた娘を、兄の丁稚に代わり取り戻してやる万平ダンナ。奉公先の雑掌の妾宅では、物騒な客による殺伐も。

24「狙撃者たち」 1968.7.8

 一徹な老職人が「志士」に煽られて仕上げてしまった新式銃は、家族のみならず里人に多大な難儀をもたらす。騒ぎはダンナ方が居合わせたことで収束するが、あたら楽隠居を決め込んでいた老人の暮らしは一変してしまう。

25「ただ一人の女」 1968.7.15

 有為の士が因循家老を斬るが、家中の者が犯人では困る目付役は流れ者の仕業として片付けようとはかる。そのために出る犠牲者を慮ってダンナ方が出張るが、事は既に進められていた。


26「山なみの彼方へ」 1968.7.22

 追われる女を中心に、誰が悪者か判然とせぬ騒動が巻き起こる。商売で関わったダンナ方は結局ロハで女を守ってやることになり、一同の道はひとまず別れゆく。


[帰って来た用心棒(1968年:TVシリーズ:全36話:モノクロ)]

<解説>
帰って来た用心棒(かえってきたようじんぼう)とは、結束信二原作のTVドラマ。1968年7月29日~1969年3月31日(全36話)にNETテレビ(現・テレビ朝日)系列で放映。

<概要>
結束信二による『用心棒シリーズ』の第3弾。

シリーズ第1弾『俺は用心棒』で栗塚旭が演じた野良犬という役から、今作では謎の浪人という役名に変わっているが、同一人物か否かは定かでない。

また前作『待っていた用心棒』で悪びれた浪人、捨て犬を演じた島田順司は、一転して昔、島田自らが演じた沖田総司そのままといえる姿をした好青年な剣士、田島次郎を演じ、軽快にジャンプしつつ斬る独自の立ち回りを見せている。

一方、左右田一平演じる品田万平は今作にも健在で、作品を見てきた視聴者にはお馴染みとなった飄々とした姿にますます磨きがかかり、シリーズには欠かす事の出来ない名キャラクターである。

シリーズ第2弾『待っていた用心棒』で数回登場した同心の青木与兵ヱ(香月涼二)と岡っ引きの十吉(西田良)が今作にも引き続き登場。これに同じく前作で飲み屋の店主、作次郎役で数回出演した小田部通麿が、岡っ引きの千造役で加わり、今作の名物トリオとなった。

<スタッフ>
原作・脚本: 結束信二
プロデューサー: 上月信二、田村嘉
監督: 河野寿一、佐々木康、松尾正武

<キャスト>
謎の浪人 …栗塚旭
品田万平…左右田一平
田島次郎…島田順司
千造   …小田部通麿
十吉    …西田良
青木与兵ヱ…香月涼二

<放映リスト(話数・サブタイトル・放送日・あらすじ)>
1「道を教えた娘」 1968.7.29

 武芸者の若者・田島次郎は、はるばる京へ小太刀の名手を訪ね教えを乞おうとするが、当の「師匠」は老いさらばえているうえ酒浸り、挙句の果て会ったその夜に借金返済の算段に暗殺仕事を引き受けて頓死。この件に巻き込まれるかたちで、三人の男が出会う。


2「赫い月の夜」 1968.8.5

 田島の下宿先で起こる「ご時勢」の騒動は「しんどい仕掛け」になっていて、益体もない屍が積み重なるのみ。叔父を訪ねてきた白川女と田島が再び顔を合わせることもなく、一見平穏な京の日常が続いてゆく。


3「送り火が燃えるとき」 1968.8.12

 盂蘭盆の夜、寡婦のもとへ義理筋から預けられた客は倒幕浪士。たちまち降りかかる災難、町方に追われ家にも戻れぬ母子を優しく頼もしく保護する三人だが、彼らにかかる難儀を心苦しく思った寡婦は、娘を連れていずこともなくそっと消える。


4「祇園小路に死す」 1968.8.19

 病の父のため花街にいた女は、恋人の仕官のため客の公儀役人に身を任せるが、男が仰せつかった仕事も女の仕出かした不実もろくな結果を呼ばず、恋人たちは空しく石畳に骸を晒す。


5「地蔵盆の灯り」 1968.8.26

 地蔵盆の宵、万平ダンナが拾った迷子は野心を抱く倒幕浪士によって人質にされてしまう。子を送っていった手習いの師匠が巻き込まれ危機に遭遇するとき、夜の路地にうっそりと野良犬が現れる。


6「粟田口の迎撃」 1968.9.2

 訳ありげな「志士の妻女」を助けて動くダンナたちは、京と大津を行ったり来たり。夫婦も庇護者もやられてしまうが、「密書」は不思議な男の手によりいずこかへ届く。


7「六角の闇から闇に」 1968.9.9

 六角の獄に囚われていた浪人は、あまりの苦しさに耐えかね密偵を引き受けてしまう。しかし町雀でさえ怪しむ早すぎる出獄を、長州が疑わぬはずもなかった。夫婦の危機に現れるは、謎の筋から寄越された用心棒・野良犬。


8「野分の中」 1968.9.16

 京に遊学していた常陸の郷士は、才に溺れ志士気取りで動き虎の尾を踏む。田舎からやって来たその若者の老父のため動くダンナたちだが、青年と父が生きて会うことは遂に無く、また闇は深くフィクサーの実像も杳として知れない。

9「無惨の巻」 1968.9.23

 京の出店へやって来た大店の女将が襲われるが、野良犬のほか凄腕の浪人が関わって企みは頓挫、首謀者の「志士」は名を地に落し遺族は町衆の非難を浴びる。その男を斬った田島は、いきり立った遺児の怒りを受け止めてやるが、状況は変わらず残された者たちは京を去るしかなかった。


10「東の空が暗く」 1968.9.30

 嵐山の山水を愛でにいった先で物騒な事件に遭遇する万平ダンナと田島は、殺された男のお供をしてきた娘を拾って帰る。娘が預かっていた秘密文書も、それを狙った侍を野良犬が斬った件も、しんどい仕掛けは全て済み、娘は万平ダンナが紹介した店で働き始め重宝がられ、そこの板前と何やらよい雰囲気。皆温かく彼女を気遣い、なんと野良犬ダンナまで娘に物を贈るが、悪い因縁が店にやって来てしまう。


11「弦月の下」 1968.10.7

 勤勉なため激しく浪士の恨みを買った奉行所の役人が、上の方針で配置転換に。前例あることとて彼の移動には慎重に配慮がなされるが、情報ダダ漏れでワヤな事態が橋本宿を舞台に展開される。上つ方の遣わした用心棒である野良犬の働きもあり、当の本人は無事東帰を果たすも、病の亭主に人参を買うため命がけで使い走りをつとめた旅籠の女が、とんだ貧乏籤を引き当てる。


12「あの竹薮をぬけて」 1968.10.14

 老ノ坂の往還を分け入った竹藪に埋もれてある旧家、そこへ国事に奔走する志士が怪我人として運び込まれ、血腥い一陣の風が吹き荒れて去ってゆく。繰言を呟き続ける老爺と、黙って世話を続ける嫁は、志を抱き出て行った当主の帰趨を知らされない。

13「風の泣く里」 1968.10.21

 木津川のほとりの鄙びた里に暮らす女たちのもとに、その家の倅の勤め先から女がやって来る。主人と称する奈良町奉行所与力は、国士を気取るもののただの追われ者で、女たちに不幸をもたらし消えてゆく。


14「仕官の日」 1968.10.28

 浪人と京在番の旗本の喧嘩が、更なる悲劇を出来する。物のわかった旗本の上司は辞を低くして事を穏便に済まそうとはかるが、斬られた浪人のほうの係累に軽率にして野心家のおっさんがいて、最高にマズいタイミングで交渉の場にやって来てしまう。


15「暁に待つ」 1968.11.4

 物慣れぬ新任の某藩留守居役は、出入りの商家に私的外出をするものの天誅浪士に狙われて足止め。会うはずだった女のもとへその家の手代を使いにやるが、危険が迫っているなかでは無謀極まりない行為なのであった。

16「夜に消えた」 1968.11.11

 発作に苦しむ侍の爺さまを助けた田島は、そのまま荷物を持って送ってやり事件に巻き込まれる。事は野良犬のダンナが出張るほどの血腥い一件で、思いきり時間をとられた田島はお目当ての書物を買いそこねる。


17「川の流れに」 1968.11.18

 青臭い気炎を吐く者どもに巻き込まれ、難儀を蒙る「市民」を描く。捕まえる側にも余裕のない堅物がいて、獄につながれる者や京の町を出てゆかざるを得ぬ者も出る。

18「逃げて来た女」 1968.11.25

 風邪に罹った千造を気遣って一人で夜回りに出た十吉は、たちまち襲われ御用提灯と十手を奪われてしまう。このアクシデントをフレームに、曰くありげな男女とそれを追うさる藩の侍たち、十手を奪い悪事に使うゴロツキどもの話を収めてある。


19「半鐘は二度鳴る」 1968.12.2

 一晩に二件続けて起こる放火騒ぎは、幕末の京にも似合わぬヤクザの抗争がらみ。用心棒に来ていた野良犬は、奇妙なゆくたてにも動じず護衛相手のヤクザを守り抜く。


20「白い目じるしの宿」 1968.12.9

 脱藩し追われている浪士は、先行した妻女が宿につけているはずの布切れを目当てにやって来る。行き違い会えぬ夫婦、殺到する追っ手、しかしその宿には野良犬ダンナが居合わせ、逃げるため用意した小船には万平ダンナがのんびり釣りをしていて、竿を損じた追っ手に大いに怒る。


21「月夜の湯けむり」 1968.12.16

 湯も涸れかけている山深い湯治場に、時ならぬ多数の客。野良犬ダンナが保護し連れて来てやった「無実」の青年は、待っていた娘に会い己を陥れた者を打擲したあと、ダンナに厚意を謝し役人に連れられて去る。


22「地獄極楽わかれ道」 1968.12.23

 迷惑極まりない珍客に、大勢が難儀を蒙る話。アブないごっさんがヤバい連中の手に渡る事態は避けられるが、哀れな病人の死期を早めてしまう。


23「おことうさん」 1968.12.30

 晦日の京、掛け取り先でとんだ難儀を押し付けられた手代は、足を痛めた妹を世話してくれた親切なご浪士との奇縁により凶刃から救われたほか、望外のギフトを贈られる。

24「春のともしび」 1969.1.6

 年寄に無体をはたらく浪士を見た菓子職人の青年は、朋輩が止めるのも聞かず介入。これが手前勝手な憂国の志士の目にとまり、青年の運命を狂わせてしまう。

25「月下の顔」 1969.1.13

 暗殺現場に入り込んだ前髪の少年は足止めを食い、さらに出自を知られ「的」を誘い出す人質に。脅迫状を見た少年の姉はすげない夫を見て自ら乗り込もうとするが、時勢は女子供の甘さを容れぬほど切迫しているのだった。


26「狂気の夜」 1969.1.20

 様々な人々に毒を仕込み、デモンストレーションを行う抜け荷商人。青木さまたち町方トリオもやられてしまうが、万平ダンナの働きでからくも助かり、一味も毒を贖おうとしていた大名筋もダンナ方の鉄槌を浴びる。この間、町方トリオの女房たちのお下品な宴会が張られている運び。


27「都に来た娘」 1969.1.27

 兄を訪ね京へやって来た、身寄りのない娘。田島も町方のダンナ方も彼女に優しく、世話された奉公先も暖かいが、兄は千造が憤慨していた外道どもの中に身を投じていた。娘が悲惨な事実を知ることはなく田島の胸に収められ、彼は飲めぬ酒を欲する。


28「福と鬼との巷」 1969.2.3

 節分の夜、京にやって来た訳あり女は、危ないところをダンナ方に救われ、また同じ経緯で消え、「女はお化け」の観念を残してゆく。


29「水ぬるむ頃」 1969.2.10

 鮒釣りで生計を助ける健気な少年とダンナ方の心温まる交流にも、ご時勢の翳。保身のため一家を消そうとしていた侍どもは野良犬ダンナが斬り捨てるが、侍の顔を見た病人は衝撃に命を縮めてしまう。


30「上意討ち」 1969.2.17

 「君側の奸」を斬って退転した若侍は、傷を手当てし追っ手を蹴散らしてくれたダンナ方により甘い考えを完膚なきまでに叩きのめされ、武士を捨て好いた女と逃げるのだが、ビバークした峠の小屋の外には不気味な雪崩の音が響いているのだった。


31「路地裏の宿」 1969.2.24

 浪人への詮議が厳しい城下、旅籠を悉く断られたダンナたちはもぐりの宿に。とんだ讒訴で宿は摘発を受け悲惨な結末を迎え、珍しく感情を露わにした野良犬ダンナが積極介入。お話はたつきのため恥を忍んで商売をする内儀と、彼女を支える奉公人との機微を描く。


32「失踪」 1969.3.3

 受けた仕事をあくまで遂行しようとする飛脚、しかし依頼主はその誠意に値せぬ卑劣漢で、早々と頓死。爆弾の如き「荷物」を託されてしまった飛脚は、果てしない迷路へ。


33「陰の女」 1969.3.10

 倅の悲報を受け京へやって来た老父は、その死が不名誉な横死と聞かされる。どうしても真実を知りたい父を助けて動くダンナ方だが、勤め先が密偵の巣ときては当然、ろくでもない結果が待っている。


34「京屋敷丁半」 1969.3.17

 京屋敷の動静を調べていた間者は斬られるが、見ていた少年は気の毒がって文を届けようとする。もちろんすんなり行かないが、文は万平ダンナに拾われ、追者は田島に阻まれ、届け先には野良犬ダンナが入っていた。


35「密会」 1969.3.24

 他藩の内情を探るため、女を利用した男。女の奉公するお屋敷の知るところとなり、討手が殺到するが、助けてくれという男の申し出を断った野良犬は言い放つ「ただの恋なら助けた」。


36「京洛慕情」 1969.3.31

 重大な使命を帯びて京入りの侍たちは、群がる追っ手から逃れ得ず空しく果てる。死んだ侍は会津者、守護職が置かれ大嵐が吹きそうな情勢を後目に、ダンナ方は京を去る。
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