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栗塚旭・新選組(鶴田浩二主演 1973年) [時代劇]


新選組 たたかい 鶴田浩二 1973年作品


新選組


土方歳三(栗塚旭)回想録


T『新選組』第12話


土方メモ


T『新選組』第14話(前編)


T『新選組』第14話(後編)


T『新選組』第15話(油小路の闘い)省略編

[新選組・鶴田浩二主演(1973年:TVシリーズ:全19話:カラー)] )

<解説>
フジテレビ系・東映京都で1973年4月-9月放送。
「新選組血風録」の結束信二さんのオリジナル脚本。
昭和48年に19回に渡り、放映されていました。
この作品は、鶴田浩二を全面的に押し出した作品のように思えます。
土方ファンにはブーイング作品かもしれませんね。
有川さんの総司は健康的で明るくて、近藤先生一途な青年でした。
それだけに最終話の総司の慟哭場面は印象的です。
隊士たちのわいわい言ってるやりとりが楽しいです。
主役の鶴田浩二がむちゃくちゃ格好いい。この人を見ていると古き良き時代の戦前の海軍軍人を連想してしまいます。物静かで争いを好まず、でも最後には悪者をばっさり切り捨てる。
そして、名もないその他大勢の隊士たちの日常が、しっかりと書き込まれていることもよい。
ストーリー展開も起承転結がはっきりして、ハッピーエンドあり、悲しい結末あり。
これぞ脚本の王道というべき作品です。

<概要>
 土方歳三にスポットを当てた、同じ結束脚本の「新選組血風録」や「燃えよ剣」とは異なり、この作品は近藤勇が主人公。演じているのが鶴田浩二なもんだから、そのマインドは武士道というより任侠路線、終わり際などはほぼ特攻隊のノリで、BGMに「同期の桜」が聞こえてきてもなんら違和感がないほどなのである。
栗塚旭の土方は、主役じゃないのでキャラクターの掘り下げ等は目立たないが、処々に司馬遼版土方ふうの言動が垣間見えて趣き深い。また、沖田役者として名を馳せた島田順司が別の役で出ていて、「沖田」と絡む場面が設けられているのも一興。沖田を演じた有川博の殺陣が、島田沖田の所作に似るところも面白い。
隊士では、伊吹吾郎の永倉、左右田一平の斎藤、河原崎長一郎の「ぞなもし」原田が、目立って活躍する。監察方の面々も、なかなかに見応えがある。
前には井上の源さんを演じた北村英三が饂飩屋の大将で出てきて、同じようなぼやきキャラなのも笑える。
会津公用方で出てくる高廣さんが渋くて良いのだが、この鶴田版に合わせての設定か、「華と散る」趣向がなかなかの見もの。

<概略>
近藤勇が主役になっていたせいか、この作品では栗塚旭さんの土方歳三はあまり生かされていなかったように思いました。(別の人でもよかったかも)どの新選組作品も、時代の流れに飲み込まれる、取り残される新選組の悲劇的な部分は描かれているのだけれど、この作品はそれが特に強かったように思います。なんでしょう・・・悲壮感というか、何か温度が高かったような気がします。近藤勇役が鶴田浩二さんだったからでしょうか。実際の近藤勇のイメージとは少し離れてるかもしれません。静かな・・・でも、存在感のある近藤勇でした。

ちなみに、この作品の面白いところは、最終回、鳥羽伏見の戦いに出動する時に負傷して戦線離脱していた近藤局長が何故か復帰して隊士の前に姿を現すこと!かなり劇的な登場の仕方だった。

「諸君!明日はみごとに散ってみせようではないか。」

まるで、特攻隊の隊員みたいなことを言っていました。史実無視でいいのかな?とは思いますが(笑)これって、鶴田さんの意向なんでしょうか?鶴田さんは元海軍軍人で、特攻隊とも関係あるそうですから。特攻隊の隊員と新選組の隊士達を重ねて見たのかもしれません。(ちなみに近藤局長は「鳥羽伏見の戦い」不参加。史実と大きく違ってしまっています。)

伏見奉行所での近藤局長以下幹部と隊士達とのやり取りは、特攻隊の出陣前夜のようでした・・・というか、そのものだったのでは、と思いました。賄いのおばさんに総司が綿入り胴着をあげたり、源さんがみんなからの餞別渡したりしている場面は涙無しには見られません。

脚本の結束信二さんは戦闘機の搭乗員だったそうだし、鶴田さんも搭乗員ではなかったけれど(整備だったかな)、海軍航空隊に所属していたということから戦没者の遺骨収集活動に尽力されていました。

鳥羽伏見の戦いに行く前に、屯所の賄いのお婆さんに隊士達が世話になったお礼と別れを告げて次々と出て行く・・・その隊士達にお婆さんが、「無事に帰ってきなさいよ…」の思いを込めて手を合わせながら唄をうたいます。

勝ち戦・・・花咲かしょ・・・ 勝ち戦・・・花咲かしょ・・・

その隊士達は銃弾の雨の中に突入していく場面があったので、このお婆さんの唄が物凄く哀しかった。

<スタッフ>
監督/小沢茂弘
脚本/結束信二
音楽/渡辺岳夫

<キャスト>
(隊士)
近藤勇/鶴田浩二 土方歳三/栗塚旭 沖田総司/有川博 井上源三郎/田崎潤 山南敬助/日下武史 原田左之助/河原崎長一郎 斎藤一/左右田一平 藤堂平助/中山克巳 永倉新八/伊吹吾郎 山崎蒸/山城新伍 藤田精一郎/藤岡弘 大石鍬次郎/待田京介 島田魁/楠本健二 川島勝司/北十学 河合耆三郎/北野拓也 北原健介/石田信之 柴田直人/太田博之

野村佐兵衛(会津藩公用方)/田村高廣 中村半三郎(会津藩目付役)/島田順司 浅井又兵衛(所司代与力)/小田部通麿 小山田千蔵(京都町奉行所同心)/田中弘史 富五郎(目明し)/西田良 佐々木唯三郎(見廻組)/中丸忠雄
源助(屯所向い饂飩屋主)/北村英三 おみよ(源助の娘)/大川栄子 勘吉(屯所小者)/田渕岩夫
幾松/中村英子 桂小五郎/菅原文太

<放映リスト(話数・サブタイトル・あらすじ)>
第一話 「芹沢鴨死す 豪雨止まず」
 日々隊士増えゆく勃興期の新選組、創始に功あった芹沢だが放埓つのり駆逐される。鴨一派の言動に激昂する土方や山崎を宥めていた近藤だが、罪もない女の哀れな死にざまを見て刃をかざす。

第二話 「池田屋にきらめく白刃」
 諸方に侮りを受けるなか、新選組に面目を施させた池田屋事件。粛々と己がつとめを果たす近藤だが、事件当日最後に斬った若侍の正体を後日聞かされ忸怩。

第三話 「沖田総司を狙う刺客たち」
 池田屋このかた、過激派の憎悪の的となる新選組。新入りを装った間者が入り込むが、平隊士の自分に頭を下げて総司の護衛を頼む近藤を見て、倒幕浪士は惑う。

第四話 「千本通りに消えた銃声」
 年を偽って入隊した少年の哀話。皆の気遣いも空回り、稚気は彼を黄泉路へ引きずり込む。

第五話 「桂小五郎襲撃の夜」
 時勢にも我欲にも流されず、己が「漢」を貫く近藤局長。桂を匿う幾松を見逃し、僻目から嫌味垂れるライバルの危機にも毅然、しかしその美学には滅びの予兆。

第六話 「三条大橋に黒い人影」
 子が願うままの強い男たろうとした父は、恐怖を抑え蛮勇をふるう。しかし、生来温和な元坊官に新選組隊士がそもそも似つかわしくないのだった。

第七話 「祇園小路の人質」
 新入隊士の浮沈を描く一話。身の程知らずの増上漫は自ら破滅を招き、監察が太鼓判を押した青年の汚名は雪がれて「いい若い人」が仲間に。

第八話 「浪士糺の森に集結す」
 市民に対する新選組の心遣いは、市井に紛れた不穏分子の邪推により悲劇に発展。殺伐が支配するなか、任務が粛々と遂行されてゆく。

第九話 「土方歳三清水坂に斬り込む」
 か弱き者には、とても優しい漢たち。今回は、「鬼」も朋輩を気遣うわ食い詰め浪人に情けをかけるわの大盤振る舞い。

第十話 「大坂天満宮の襲撃」
 刀を求める者と金を入用な者と、幸運な邂逅に思えた取引。知らずに作州浪人の刀を手に入れた新選組隊士は、やがて任務のなかでその青年と皮肉で無惨な出会いを果たす。

第十一話 「士道に背く事を許さず」
 驕り高ぶりトラブルを起こし、糊塗するために非道をはたらく上司に耐えかねた青年は、己の誠を貫くため「真剣での稽古」の許可を願い出る。

第十二回 「近藤勇に危機迫る」
 屯所は不動堂村に移り、近藤土方は旗本格。薩長が接近との噂が公然と囁かれるなかでの局長襲撃には、武士の風上にもおけぬ獅子身中の虫が絡んでいた。

第十三話 「決死隊京に突入す」
 勤皇の心篤い山出しの青年は、口舌の徒に利用され命を散らす。純朴な若者を救いたくて動いた近藤の心も届かず、「姉の心」も間に合わない。

第十四話 「奈良尼寺の急襲」
 天誅組の記憶未だ生々しい古都で起こる惨劇、心に傷を残した人々は、さらなる流血を望まず「敵」に危険を知らせてやる。

第十五話 「油小路の闘いをこえて」
 急速に変わりゆく時勢、沖田が病臥するなか又ひとり若者を送った近藤は、己に言い聞かせるように戦いはこれからと隊士に説く。

第十六話 「誠の旗伏見へ」
 将軍が大坂に去ったあとも残った新選組だが、彼らもやがて京を離れゆく。そのまさに前日、永倉新八と馴染みの仲居が、ままごとのような盃事をして哀しみを縁取る。

第十七話 「京竹田街道の待ち伏せ
 一触即発の情勢下、孤立無援の二条城を見舞った近藤の身に魔手が迫る。負傷の報に、大坂へ退去せよとの勧告が来るが、侠気はそれを拒む。

第十八話 「鳥羽伏見の戦い(前編)」
 喀血した沖田のため、大坂へ「退く」近藤。そこで知らされる「大公儀」の態度は、新選組にとって酷い仕打ち。草創期より彼らを見てきた会津の漢は、命を以って筋を通す。

第十九話 「鳥羽伏見の戦い(後編)」
 新選組の最期、わけても近藤勇と沖田総司について、壮大に夢をブチ上げたファンタジー。「母」の、古怪な呪謡にも似た言祝に送られた隊士たちは、敵わぬことを識りつつ砲煙めがけて吶喊してゆく。

慶応四年新選組

慶応四年新選組

  • 作者: 結束 信二
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2003/10
  • メディア: 単行本



新選組&幕末ヒーローSONGS

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  • アーティスト: 渡辺岳夫とチェンバリカ・アンサンブル
  • 出版社/メーカー: テイチク
  • 発売日: 2004/07/22
  • メディア: CD


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タグ:時代劇
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コメント 1

鶴田no

涙なくして笑えませんでした。鶴田局長の声が聞こえてきそうでした。「私はその必要を認めない」。「何故だ、何故だ近藤さん!?」「私はその必要を認めない」「何故だ、何故だ近藤さん!?」
 私はその必要を認めた~い!
by 鶴田no (2014-01-03 23:36) 

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